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キュリアと謙次 さんじゅうさんかいめ!

 謙次の服と食品を買って、キュリアたちはトランズ島に戻ってきました。
 なお、この世界の服は、謙次の元いた世界の日本にある服とだいたい同じでした。ごく一般的な洋服です。
「さて、それじゃあ俺はそろそろ帰るかな」
 ガイが言いました。
「あれ? ガイ、もう帰っちゃうの?」
 そうキュリアが訊くと、
「ああ。今日はお前と戦うためにきただけだからな。どうせお前ら、今からそのゲームで遊ぶんだろ?」
 ガイは謙次が手に持っているゲームを指さして言いました。
 キュリアは、
「まあ、そうなるね」
 と答えます。するとガイはこう言いました。
「それならなおさら俺は帰るぜ。そろそろ『仕事場』で生活費を稼がないとな」
「『仕事場』?」
 謙次がガイに尋ねます。ガイは説明します。
「ああ。国際なんとかセンターとかいうのが正式名称だが、その通称が『仕事場』だ。いろいろな依頼を取り扱っている場所さ。その依頼を俺たちが受け、解決する。その代わりに俺たちは依頼報酬をもらえる、というところさ」
 なるほど。今大人気のゲームにある集会所みたいなところですね。それにしてもガイ、国際なんとかセンターって、正式名称言おうとするなら、ちゃんと覚えてなよ。
(作者:ちなみに『仕事場』の正式名称は、『国際依頼取扱センター』です。まあ、この話では出てきませんけどね)
 ……じゃあなぜ正式名称考えたし。
(作者:だって、『仕事場』って、なんの仕事をする場所なのか分かりにくくない?)
 じゃあ仕事場じゃなきゃいいじゃん。……まあいいか。
 キュリアは補足説明します。
「ちなみに、依頼を受ける人は、依頼内容に書かれた受理条件を満たせば誰でもいいよ。だから、ガイは依頼をよく受けるけど、『仕事場』の職員とかじゃないんだよ」
 ガイがさらに補足説明します。補足の補足ですね。
「『仕事場』の職員は、受付とか情報管理とかする人だからな。初めての人でも問題なく依頼を受けることはできるんだ。……もちろん、依頼の受理条件に当てはまればの話だが」
「へえ」
 いろいろと詳しく教えてくれたのに、その一言で謙次は済ませました。
 普通ならちょっとムカッと来るところでしょうが、ガイは気にしない様子で、
「じゃあそんなわけで、またなキュリア。そして謙次」
 ガイはそう言って、滞空魔法の『ホワールウィンド』で空中に浮きます。
「うん! またね、ガイ!」
 キュリアは手を振って言いました。謙次も手を振るぐらいはしました。
 ガイはそのままどこかに飛んで行きました。ガイが見えなくなってから、キュリアは言いました。
「それじゃあ謙次、さっそくさっき買ったゲームをやってみようか?」
「ああ、そうだな」
 謙次はそう答え、キュリアと一緒に家に入っていきました。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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