FC2ブログ

キュリアと謙次 さんじゅういっかいめ!

 キュリアは謙次を連れて、昨日訪れたスーパーにやってきました。
 ここに来た目的は2つあります。1つは謙次のごはんを作るのに使う食材を買うことです。もう1つは謙次の服を買うことです。
 謙次の着る服は、現代世界からこの異世界に来た時に着ていた1着だけですから替えが無いんですよ。キュリアのタンスにあった服も、キュリアがいつも着ている青いミニスカ着物か、キュリアのパジャマぐらいしかなかったですしね。
(作者:つまり、キュリアの私服はこの着物しかないということですね、分かります)
 まず、あれが着物かどうかもあやしいけどな。下部分はパンツが見える見えないのギリギリのところで隠れているほどの短さだし。上はちゃんと長袖になっているんですけどねえ。
「モンスター王国が見えてきたよ。謙次、ガイ」
 キュリアが言いました。今の発言から分かる通り、ガイもついてきています。
 キュリアにボロ雑巾にされたガイですが、キュリア達の買い物についていきたいと言ったところ、キュリアに回復魔法をかけてもらうことができました。それで、今ここにいるわけです。
 このときガイは、とっとと体力を回復してもらい、苦しみから解放されたいがために、買い物に行きたいと言ったわけなんですけどね。なんでも言ってみるものですね。
 そんなこんなでモンスター王国が目の前に見えてきたときでした。キュリアは突然高度を下げました。
「うわっ!! いきなり何だよ、キュリア!!」
 キュリアに抱えられている謙次が驚いて言いました。しかしこの後、謙次はキュリアから何も聞くことなく、その理由を理解します。
 なんと、先ほどまでキュリアたちが飛んでいたところに、直径1mほどの火球が飛んできたのでした。
「な、何だよ、アレは……!!」
 謙次は顔を真っ青にして言いました。すると、
「ジェノサイド、今日が貴様の命日だ!」
 誰かの声が聞こえました。その声を発したのは、赤髪のおっさんでした。
 いきなり出てきて何かよくわけのわからないことを言うおっさんですが、おそらくこのおっさんが先ほどの火球を放ったのでしょう。
「キュリア、ここは俺に任せろ」
 ガイがそんなことを言って、キュリアをかばうように前に出ました。キュリアは、
「分かった。じゃあ私たちは先にスーパーに行ってるね」
 そう明るく返答しました。
「え? 一体これはどういう状況なんだ?」
 当たり前のように混乱する謙次。まあ、何の説明もなしにこんな状況になったら、普通混乱しますよね。
 キュリアの言葉に対し、ガイはうなずきました。それを見るや否や、キュリアはさっきよりも速いスピードでモンスター王国に飛んで行きました。
「待て、逃げる気か、ジェノサイド!!」
 おっさんが言いました。
「ジェノサイド?」
 謙次が疑問に思って、そうつぶやきました。
「まあ、あの人は見た感じ弱そうだから、ガイならすぐ戻ってくると思うよ」
 キュリアが言いました。なんかいろいろと訳が分からなさすぎて、謙次は、
「へえ」
 と言って、この件について何も訊こうとしませんでした。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR