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キュリアと謙次 にじゅうさんかいめ!

↓ 正直言って、この欄いりませんよね? 次からなくそうかな…… ↓


 約3時間後、ようやくキュリアは謙次を少女向けテレビゲームから解放してくれました。謙次はやけに疲れた表情をしていました。
「布団も一組しかなかったなあ。謙次の分はまた明日買いに行くから、悪いけど今日は私の使ってる布団でがまんしてくれる?」
 キュリアはこんなことを言い出しました。謙次はあまり良識がなっていないので、『しょうがないな。それでいいよ』的なことを言うかと思っていたら、
「え? いいのかキュリア。あまり俺に気を使わなくても……」
 そんな感じの、ある程度良識にかなったことを言いました。へえ、意外と謙次、こういうこと分かっているんですね。
(作者:ひでぇ言いようだ)
 謙次の気遣いに対し、キュリアは、
「いいよ。板の間も布団の上も、やわらかさが違うところを除けば変わらないし」
「いや、そのやわらかさこそが重要なんだろ!!」
「まあ、一般的見解にはそうみたいだね」
「……一般的見解には?」
「私にとってはどうでもいいことだから、気にせず使いなよ。……それとも、実は謙次、布団よりも床で寝る趣味があるとか?」
「どんな趣味だ、それ!!」
 こんな会話をしている間に、キュリアは1組分の布団を敷き終えました。
「じゃあそういうわけで、この布団は謙次が使っていいよ」
「……それならお言葉に甘えて」
「じゃあそろそろ電気消してもいい?」
「え? いいけどキュリア、お前まさか布団だけでなく、枕や掛け布団も使わないのか?」
 そう尋ねる謙次。見ると、謙次の分の枕、掛け布団は用意されていますが、キュリアの分はどこにもありません。
「そうだよ。私、氷の魔法を何度も喰らったことあるから、このぐらいの寒さは全然平気なんだよ。だから掛け布団はいらないし、それに枕は空気枕で十分」
「空気枕? ……なるほど、風の魔法で疑似的な枕を作るんだな」
 へえ、魔法ってやっぱ便利いいですね。
「え? 違うよ。自力で首をやや浮かせて寝るだけ」
「そっちかよ!!」
 まさかの空気椅子、枕バージョンですね。
「じゃあそんなわけで、そろそろ電気消すよ? 謙次」
「……ああ、分かった、おやすみ」
「おやすみ~」
 そう言ってキュリアは消灯しました。
 今日一日でかなりつかれたはずですが、謙次はなかなか眠れません。
(だって、ここキュリアの家なのに、やけに俺いい待遇うけてるからなあ。ちょっと罪悪感が……)
 その上、謙次はいつも誰もいないところで寝ていますが、今日はキュリアが横にいるというのも眠れない要因のひとつみたいです。
 そんな感じで眠れず、しばらくして
『ここは危険だ。逃げろ。今ならまだ間に合う』
 こんな声が謙次の耳に届きました。
 あわてて謙次は起き上がりました。しかし、謙次の周りにはキュリア以外誰もいませんでした。つまり、キュリアを除いて部屋の『中に誰もいませんよ』。
(作者:『中に誰もいませんよ』のネタが分からない人はスルーしてください)
 おそらく空耳だろう。そう思って謙次は再び布団に入ります。すると不思議とすぐに眠ることができました。
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趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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