FC2ブログ

キュリアと謙次 じゅーはっかいめ!

↓ 勘違いされる方がいると困るので言っておきますが、イノブンは地の文担当なので、キュリアたちとは一切接触しません ↓


「よーし、そろそろいいかなー」
 火にかけられた鍋の中のカレーをかき混ぜながら、キュリアが言いました。
「こっちもそろそろ焼けたかなー」
 キュリアはカレー鍋の横にあるイノシシっぽいモンスターの丸焼きを見てそう言いました。
「……なあ、キュリア」
 謙次は呼びかけるように言いました。
「ん?」
「要するに、俺がそのカレーを食べて、キュリアがその丸焼きを食べる、というわけか?」
「うん、そうだよ。私はカレーよりもいつも食べてるモンスターの丸焼きの方が食べたいからね」
「そっか。……悪いな」
「え? 何が?」
「だって、俺のためだけにわざわざカレーを作ってくれているんだろ? なんか、悪いじゃないか」
 おお! 常識がなく自分勝手な謙次もさすがにこれについては申し訳ないと思ったか!
(作者:……ひどい言いようだな)
 え? イノブン何か間違ったこと言った?
(作者:いや、全然)
 ……お前も人のこと言えないじゃねえか。
 とりあえず、謙次が申し訳なさそうにそう言うと、キュリアは、
「あ、ごめん。それだったら私もカレーを食べた方がいい、かな?」
「いや、お前に謝られても。謝るべきはむしろ俺の方だと思うんだが」
「……そうなの? じゃあ私は普通に丸焼きの方を食べるよ。逆に謙次は丸焼きいらないんだね?」
 キュリアがそう尋ねると、謙次は冷めた顔で、
「ああ、絶対いらない」
 と答えました。
「だよね。あ、そろそろカレー出来たみたいだから、準備するよ」
「ああ、よろしく」
 そう言ってまったく手伝おうとしない謙次に対し、キュリアははんごうからご飯を取り出し皿に盛り、そこにカレーをかけて謙次に渡しましてあげました。ホント、異世界でこんなやさしい女の子に出会えるなんて、謙次は運がよかったんでしょうね。
(作者:え? 女の子? 誰のこと?)
 え……? あ、しまった、キュリアは女の子じゃない! BBA[ババア]だった!!
(作者:イノブンが聞こえないように小声で言っておきます。この段落が終わると、イノブンは読者様の目につかないところでキュリアにボコボコにされます)
 お? 作者、お前何か言った?
(作者:いや。イノブンはかっこいいな、って)
 は? 何をいまさら、そんなあたりまえなことを。
(作者:やっぱ俺が今すぐボッコボコにしてやろうか?)
 ん? 作者、お前何をそんなに怒って、……おや、謙次がカレーを食べ始めると、キュリアが何か話し出しましたよ。
「あのね謙次、今のうちに話しておこうと思うんだけど、……もしかして謙次の身に危険が迫っているかもしれないよ」
「……え?」
 スプーンを動かすのをやめ、謙次はキュリアの方を向きました。
「あくまで、もしかして、ということなんだけどね」
「それって、どういう……?」
「謙次、異世界から来たんだよね」
「ああ、よくわからないけど、おそらくな」
「まず聞いておくけど、謙次のいた世界には異世界という概念はあった?」
「ああ。アニメやゲームでよく異世界ものがあったな。だけど、実際に誰かが異世界に行ったという話はないよ。そんなのはアニメやゲームとかの中での話だ」
「そっか、じゃあこの世界にいる人のしわざだね」
「……まあ、俺のいた世界にない技術だから、当然そうなるよな」
「そしてこの世界で異世界に行く方法といえば、『時空系』の魔法を使う方法ぐらいしかないんだよ」
「時空系?」
 何それおいしいの?
「うん」
 どうやらおいしいようです。うそです。今のキュリアの『うん』は、さっきの謙次の質問に対する『うん』です。
(作者:なんか、前もそのネタ使ったよな、お前)
 だな。いっそイノブンの持ちネタにしようか。
(作者:やめてくれ)
「時空系っていうのは、時間と空間を操る魔法なんだよ」
「それって、かなりめちゃくちゃな魔法じゃないか?」
「うん。だからこの世界で時空系の魔法が使える人は両手の指で数えられるぐらいしかいないよ。ひょっとしたら、5本の指だけで数えられるかもね」
「そんなに強いんだ」
「うん。だけどそこに1つ問題があるんだよ。その問題は……」
「問題は……?」
 さてここで問題です。ビンの中に1匹、バクテリアを入れたとします。そのバクテリアは1分間で2倍に増殖していきます。つまり1分ごとに、1匹が2匹、2匹が4匹、4匹が8匹、という感じに増えていきます。そして1時間後にそのビンはバクテリアで埋め尽くされるとします。では、同じ条件でビンの中のバクテリアを増殖させるとき、そのビンの半分がバクテリアで埋まるのは何分後でしょうか? ちなみに、1時間の半分だから30分後、とかじゃありませんよ。
 え? キュリアの言う問題ってのはそういう意味じゃない? じゃあどういう意味なんですか?
「問題は、誰がどんな目的で謙次をこの世界に連れてきたか、ということなんだよ」


 さて、この段落は長いので途中で打ち切らせていただきます。続きはまた次回!
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR