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キュリアと謙次 じゅうよんかいめ!

↓ 火・木・土・日更新は大変だけど、1回でもサボったら少なくとも1ヶ月以上は一切更新しない気がする ↓


「見えてきたよ、謙次。あれが私の家だよ」
 キュリアは周りにある木々のせいで少ししか見えない茶色い何かを指さして言いました。おそらく、キュリアの家の一部でしょうね。
 それは木造の家でした。さきほどキュリアが指さしたのは、この家の屋根のあたりだったみたいです。そして、この家の屋根の上にはなんと、木造の家に似合わない、発電によく使われる形の風車が付いています。
「へえ、結構高いね」
 謙次はそう言いましたが、キュリアが言うには、
「いや、そんなに高くないよ。普通の2階建てと同じぐらいだよ」
「まあ、周りが民家じゃないから、そう見えるのかもな」
 シーノがそう補足しました。実際、この家は謙次の元いた世界の家と比べても低い方の家になります。謙次がこの家を高いと錯覚したのは、おそらくシーノの言う通り、周りに一切家がなく、キュリアの家とだいたい同じぐらいの高さの木々に囲まれているからだと思います。
「さて、それじゃあ入ってよ」
 キュリアが家の扉を開けました。そして中をのぞいて謙次が言ったセリフがこちら、
「へえ、結構広いね」
 5つほど前のセリフとほぼ同じセリフですね。ということは、キュリアが次に言うセリフも想像できますね。
「いや、そんなに広くないよ。むしろ狭い方だと思うけど」
「なるほど、謙次の家は結構いろんなものが散らかっていたんだな」
 今シーノが言ったことから、謙次が見た部屋がどんな感じかを想像できますか? まあ、ようするに、がらんとしているわけです。壁の一角に金属製の箱と、その上に食器入れがあり、その隣には木製の引き出しが2つついている箱が置いてあり、部屋の中央にテーブルがあるだけです。キッチンとかもありません。1階の部屋はどうやらこの部屋と個室トイレぐらいみたいですね。
(作者:個室トイレは部屋なのか?)
「じゃあついでに2階も見てみようか!」
 キュリアは背負っていたマリエルを乱暴に放り投げ、階段をあがっていきました。
(……うわぁ)
 謙次はマリエルを不憫に思いながらも、2階にあがっていきました。シーノはいつも通りという感じで特に気にせずあがっていきました。
 2階は1階よりものが置いてありました。まず階段のすぐ右側の角には、なにやら台座の上に赤・橙・黄・緑・青・藍色の6つの色の透明な石が並べられてました。そして階段がある壁とは反対側の壁のそばに、テレビやテレビゲーム・トランプなどが置いてありました。また、階段を上がってすぐ左側をみると、4段の本棚があります。まあ、そのうちの1段目だけ本が埋まりそうで、あとの段には1冊も本が入っていないという状態ですが。
「さて、2階はこんな感じだけどどうかな、謙次?」
 キュリアはそう尋ねましたが、謙次は、
「え? ああ、いい部屋じゃないかな」
 などとテキトーなことを言います。どうやら感想がまったく浮かばなかったみたいですね。イノブンとしては、6色の石がのってる台座がすごく気になるんですけどねぇ。
「さて、じゃあ下で謙次のいた世界の話でも聞かせてもらおうか」
 シーノが言います。キュリアはテレビゲームの方をじぃーっと見ていますが、謙次は気付かないようで、
「ああ、いいよ。じゃあ俺にもこの世界のことをいろいろ聞かせてくれよ。まだこの世界についてよくわかっていないからな」
 珍しく謙次が長いセリフを言いました。シーノはキュリアがテレビゲームの方を見つめているのをあからさまに無視して、
「じゃあキュリア、そういうことで下に行こうか」
「え……、うん、分かった」
 そう言って3人は1階に下りていきます。でも先ほどのシーノの言動ですが、まるでテレビゲームをしたくないような感じでしたね。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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