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キュリアと謙次 よんかいめ!

↓こいつのせいで、最近プログラムとかプログラミング講座とか作ってる暇がなくなってきたorz ↓


 キュリアが空を飛びたってからしばらくの間、謙次はぎゃーぎゃーと叫び続けていました。当然ですね。高いビルの窓から下を見下ろしたときと、命綱がキュリアの両手である今とでは全然状況が違います。高所恐怖症なんて関係ないですね。
 謙次が叫んでいる間、キュリアは
(……なんでこんなに叫んでいるんだろ?)
 とか思いながら謙次を不思議そうに見ていました。やっぱり、世界が違うと常識とかもいろいろと違ってくるものなんですね。
 しばらくたって、ようやく謙次が落ち着き始めました。キュリアの両手で抱えられているだけとはいえ、意外と安定しているので、ある程度安心したのでしょうか。それともたんに疲れただけでしょうか。
「ようやく落ち着いた? 謙次の世界には空を飛ぶものはないの?」
「いや、あるけど……、でも、両腕でだっこされたまま海の上を飛ぶものはないなあ」
「そっか。私にとって魔法なしの世界なんか考えられないからよくわからないよ」
「俺も、魔法がある世界の常識は全く分からない……」
 ここで謙次はあることに気付きました。空を飛ぶためしかたないとはいえ、謙次は今10歳ぐらいの女の子にだっこされているということです。よく女子と接する男子はあまり理解できないかもしれませんが、女子と接する機会がほとんどない謙次にとって、これはかなり重要なことなのです。
「ん? どうしたの、謙次」
「いや、なんでも……」
 謙次は顔を赤くして言いました。なお、キュリアは謙次の背を自分の方に向けて謙次を抱えているので、謙次の顔は全く見れません。
 テキトーにごまかすため、謙次は何か話題を考えました。
「そういえばキュリア、お前がさっき俺を助けたとき、あの時も『魔法』をつかったのか?」
「うん、使ったよ。魔法で攻撃するのが一番手っ取り早いと思ってね」
「へえ」
「具体的に言うと、私が使ったのは『ガスト』っていう魔法だよ。風の塊を相手にぶつける魔法で、結構有名な魔法なんだよ」
「へえ、そうなんだ。ところでその魔法ってやつは、どうやって使うんだ? 本とか魔法具とか魔法陣とかを持ってれば使えるのか?」
「いや、そんなん簡単なもんじゃないよ。魔法を使うには、魔法を使うのに必要な知識を理解していなければ使えないんだよ」
「知識?」
「そう。それもとても膨大なね。魔法を使うのが簡単なのかどうかは人によって差があるけど、難しいという声のほうがよく聞くよ」
「へえ。じゃあ魔法陣とかはいらないんだ」
「まあね。ゲームとかアニメとかに魔法陣はよく出てくるみたいだけど、そういう道具系統はいらないよ。ただ、魔力を消費するから、使える魔法と使える回数は限られてくるよ」
「そうなんだ。……ってこの世界にもゲームとかアニメとかあるの!?」
「うん。私も気にせずに言っちゃったけど、謙次の世界にもあるんだね!」
「ああ。……へえ、結構自然ばかりだと思ってたのに、意外とそういうのが発展してるんだね」
「自然? ああ、あんな大自然はこの世界にあんまりないよ」
「え!?」
 え!? この世界全体があんな感じじゃなかったの!?
「今から行く『モンスター王国』がこの世界の一般的な風景だと思うよ。ほら、見えた、あれだよ!」
「え?」
 キュリアが指さす先には、まだ遠くてあまり見えないが、小さな島のようなものが見えた。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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