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キュリアと謙次 よんひゃくじゅうよんかいめ!

友人「お前の小説、最近だと国連を批判してるよなー」


ケーケー「……してないんだよ!! 実際の国連とは全く関連のない『国際連邦』、略して国連という架空の組織を使って、現実に存在する組織全般を批判してるだけなんだよ!!」
イノブン「国連って言葉がいけないんじゃないか? 現実に存在するし」
ケーケー「……というわけで、今回から『国連』を『連邦』という組織に名称変更します。国際連邦の略で、連邦。紛らわしいですが、ご容赦下さい」


<前回のあらすじ>
 連邦における権力支配の蔓延、方向性の喪失を感じ、フェニックスは発言力を強められるように動いていました。
 しかし、
(仮に僕が発言力を強められるだけ強めたところで、この場で一言でも連邦重役の総意に反することを言えば、僕の地位はガタ落ちするんじゃないか? ……発言力を強めようというこの行動に、本当に意味はあるのか?)
 そう考え、フェニックスは不本意ながらもシェイドの元を訪れます。


<本編>
「フェニックスか? 思ったより来るのが早かったな」
 シェイドは家にやってきたフェニックスにそう言いました。
 シェイドは続けて言います。
「確認だが、お前は連邦という組織の実情をどう見ている? 表向きは世界貢献を謳っている組織だが、本当にそのための組織だと思うか?」
「……思うわけ無いだろ」
 フェニックスは言います。
「シェイドが前言っていた通りだったよ。あれは権力に飲まれた、方向性の無い組織だ。そのうち上位層の意に沿わない人や国に差別や戦争をしかけかねないとすら思っている。世界のための組織だ? 冗談じゃない。世界の膿〔うみ〕だね。一度解体されて完全なる新メンバーで新生された方が良い組織になると思うよ」
「そこまで言うか。……ところで、フェニックス……」
 そこまでシェイドは言い終えると、突然フェニックスに殴りかかりました。
 しかし、フェニックスはシェイドの攻撃を、ひょいと挙げた片手で受け止め無力化します。
「……突然なんだ? シェイド」
 あきれた表情でそういうフェニックスに対し、シェイドは不敵な笑みを浮かべ、言います。
「私の狙い通り、常識を逸脱したスピードで成長しているようだな。安心した」
「安心?」
「ああ。この世界を変えるには、何よりもお前の強さが必要だからな」
「……意味が分からないけど。いい加減、僕にしかできないこの世界を変える方法っていうのを教えてくれないか?」
 その方法を聞くために、フェニックスはシェイドの家を訪れたのです。
「まぁそう焦るな」
 しかし、シェイドはそう言ってフェニックスをいなします。
「国際連邦という組織を世界のためにするならば、お前も気付いている通り一度新生された方がいいのは間違いない。しかし、だ。完全に新規メンバーで新生されても、同じ道を辿り今の連邦みたいになるのは時間の問題だろう。そもそも、今の連邦を解散に持ち込めるような手段が思いつかない」
 シェイドは一呼吸はさみ、続けます。
「それよりも、今のような連邦になってしまった原因、その芽を摘む方が重要だろう」
「原因って……。それは、権力がモノを言う組織だから、連邦はこうなったんじゃないの? 分かりきってるよ」
 そう断言するフェニックス。しかし、シェイドは首を横に振ります。
「違うな。権力は組織においてとても重要なものだ。少数精鋭の組織や方向性を持たない娯楽団体のようなものを除けば、権力は行動力につながるとても重要なものなのだ。議論は参加者が多ければ多いほど、結論が出なくなるもの。参加者全員で納得のいく結論が出るまで議論を続けると終らなくなるが、数名の権力者が妥協する結論を出すだけならそこまで時間はかからない」
「……腑に落ちないが、確かに一理あるな」
「その決定権を有する少数の権力者は、別に1人でも良い訳だ」
「おいこら。それは独裁ってことだろ?」
「ただし前提として、欲に絞られずしっかりと世界のためを思って行動できる人に限るがな」
「まぁそれだったら問題ない……のかなぁ? やっぱり腑に落ちない」
「その独裁者に、お前にはなってもらいたい」
「……はぁ!?」
 完全に真面目ムードで来ていたのに、ここで声を荒らげるフェニックス。
「いやいやいやいや、そんなの絶対おかしいよ!! 第一、どうやって僕が独裁者になるんだよ!?」
「世界を相手に戦争を吹っ掛け、全世界を占領する。そこで全人類でも対抗し得ない圧倒的な力の差を見せ付ける必要があるため、お前には今以上の成長スピードで強くなってもらう必要がある」
「ムチャクチャだよ!! たとえそれができても、僕だけでどうやって世界を統治するんだよ!?」
「もちろん、最高権力者はお前になるが、組織化は必要だ。私が可能な限り組織案を考えてはあるが、それを使って世界を統治するのはお前だ。お前には、私の考えた組織案を見直すか、または全く新しい組織案を立ててもらう必要がある」
「……さっきから、僕が統治するってことで話を進めてるけどさ、君は何をするんだよ、シェイド!!」
「お前は、私から『お前にしかできないこの世界を変える方法』を聞きにきたんじゃなかったのか? そこに私がどう関係するんだ? お前は私の操り人形にでもなりに来たのか?」
 シェイドの言葉を聞き、フェニックスは黙りました。
 一呼吸置いて、シェイドは話を続けます。
「……私は、この数年間、陰ながらお前を私の良いように動かしていた。今後は、お前が私を思うように動かしてくれて構わない。……お前が自分の良いように動く番だ! フェニックス!」
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ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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