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キュリアと謙次 さんびゃくさんじゅうごかいめ!

<前回のあらすじ>
 作者が忙しいことを理由に1ヶ月も休みやがった。
(作者:お、おい……。まぁ、その通りだけれども)
 喫茶店『ラピッドハウス』を後にした謙次たち。
(作者:うさぎはいないようです)
 次にミカエルに連れてこられたのは、無人島。
(作者:緑のない小さな無人島です)
 そこに出現させるは、正方形の施設。
(作者:『スタート』と『ゴール』が見えます。施設の中は見えません)
 これはつまり、
「……そう、迷路です」
 ミカエルはそう言って、正方形と方位が書かれた紙と、方位磁石付のペンを謙次に渡しました。


<本編>
「あそこがスタート地点、そしてあそこがゴールです」
 『スタート』、『ゴール』と書かれた旗を指差し、ミカエルは言います。
「『そんなこと言われなくても分かってる』と言いたげな顔ですね。でも謙次さん、私が何も言わなければ、あなたは何も考えず、このまま迷路の中に入ろうとするのではありませんか?」
「……そりゃあそうだけど」
「でも、これは紙の迷路じゃありません。中身がまったく見えない、本当の迷路です」
「それも、言われなくても分かってることだな」
「それでいて、紙の迷路みたいに中身が複雑なのですよ。だったら、今上空から見ている時点で、やるべきことが1つありますよね?」
「……え?」
「スタートとゴールのマーキングです。謙次さんに先ほど渡した紙は、迷路の地図をメモするためのものです。ゲームの中でのマップは現在地が表示されるものが多いですが、今回の迷路はそうではありません。現在地はスタートの時から把握していないと、途中で分からなくなりますよ」
「そうなのか。……でも、たいていのゲームって、進んでいればそのうちゴールにたどり着くことない?」
(作者:チャンピ○ンロードとかでも迷いに迷った割には、なんだかんだで出口にたどりつきますからね)
 ゲームでも迷路でも、行き詰ったら分岐点に戻れば、そのうちゴールにたどり着きますからね。進んでいればゴールにはたどり着きます。
 しかし、ミカエルは言います。
「現在地が分からないと、進んでいるかどうかすら分からないのですよ」
「それは、……確かにそうか」
 進めばゴールにたどり着ける。たとえそうだとしても、進んでいるのか戻っているのかが分からないと、ゴールにたどり着くのは厳しいでしょう。
「ゲームだと、基本的にカメラ方向は固定されていますよね? この迷路では、方位磁針はあるとはいえ、自分の目線で進むしかありません。また、壁も無地なので特徴が薄いので、ゲーム感覚でクリアできるほど甘くはないと思ってください」
 そう言って、ミカエルはにっこりと笑みを浮かべます。
(あ、悪魔だ……)
 ミカエルが真性ドSであることを知っている謙次は、そう思うのでした。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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