FC2ブログ

キュリアと謙次 さんびゃくさんじゅういっかいめ!

ケーケー「音ゲー楽しい」
イノブン「ついにやり始めてしまったか」
ケーケー「でも、100円で割りと長く遊べるし、非常にコスパ良いよ! 少なくとも、音ゲーのしすぎで金欠になることはないはず!」
イノブン「じゃあ、今週使った金額を計算してみようか」
ケーケー「そんな怖いことできるか!!」


<前回のあらすじ>
 心のぴょんぴょんしない喫茶店、ラピッドハウス。
 その喫茶店のマスター、ライムはミカエルにお願いをします。
「さっそくで悪いけど前回もらった12号、好評で切らしちゃったんだ。今すぐ作ってくれないか?」
 それを聞いて、霊属性魔法でコーヒー豆を出現させたミカエル。
 そのやり取りを見て、謙次はライムとミカエルとの関係をこう推測します。
「……つまり、あの店員が欲しがっている理想のコーヒー豆を、お前が作っている、そういうわけだな」
「ご名答!」


<本編>
「謙次さん、ライムさんは他のお客様にコーヒーを淹れるので手一杯だと思うので、何を頼むか、存分に迷っていいですよ」
 空いている席に着き、メニューを手渡してミカエルは言いました。
 謙次は、メニューを受け取り、
「ああ、そうだな……」
とだけ言って考えます。
 少し時間を置いて、ミカエルは言います。
「あれ、謙次さん? 年下にごく当然のように奢ってもらうだなんて、恥ずかしくないんですか?」
「お前……やっぱり今日も平常運転だな」
「いえ、これでも謙次さんには手加減しているんですよ? 本気で煽ってもいいとおっしゃるなら、そうさせて頂きますが……」
「いや、結構だ! ……ってか、年下?」
「はい。14歳なので、謙次さんの1つ下です。小学校の頃から不登校なのですが、もし真面目に通っていたとすると、学年でも謙次さんの1個下ですよ」
「不登校なのかよ!? ……意外だな。そんな柄悪いやつだったのかよ、お前」
「柄が悪い?」
「……そりゃあ、不登校って聞くと……」
「謙次さん、それ、自分で自分のことを、柄が悪いって言っているようなものですよ?」
「……あ」
 そう、実は謙次は、この時代いる間は学校に行かず、家で一日中遊んで過ごしているクズだったのです。
「私は一応、高校で学ぶ範囲までは理解しているから、登校する必要がないだけなのですが、……謙次さんは、違いますよね?」
「……うぐぐ」
「先に追い討ちしておきますと、言い訳を考えても無駄ですよ」
 ミカエルは明るい笑顔で言います。……追い討ちって。
「私もフェニックスさん同様、『先読み』で謙次さんが何を考えておいでになるか分かるのですよ。たとえば、今謙次さんが言おうとしている、『不登校とは本来通うべき学校に通わないこと。でも、自分は過去から来た人間なので、本来通うべき学校なんてない。だから、自分は不登校ではない』。たとえどれだけうまくこの言葉を言えても、謙次さんの深層心理である、『キュリアさんに言えば、どこかに通わせてもらえるのだろうけれども、学校なんて行きたくない』という考えが、私には丸分かりなのです」
 そんなことを考えていたのか、謙次よ。
(作者:マジかよ、謙次最低だな)
「……待てよ、お前、『高校で学ぶ範囲までは理解している』って言ったけど、本当なんだろうな?」
「あまりに学校に行きたくないがために、逃げに走りましたね、謙次さん」
「どうなんだ!? 本当に理解しているって、示せるのか!?」
 『謙次は学校に行くべき』という結論を避けるため、必死に話題をそらそうと、強くミカエルに迫る謙次。
 しかし、
「はい。高校で学ぶ以上のことを理解しないと、『霊属性魔法』は使えないので、当然です」
 ワープロソフト1行分で収まるほど短い言葉でミカエルは答えてしまいました。
「だから、謙次さんは学校に行くべきなのです」
「……あがが」
 思考回路がショートし、再び謙次は言葉に詰まりました。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR