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キュリアと謙次 さんびゃくにじゅうはっかいめ!

ケーケー「『計画通り』というセリフとともにクールに物事を進められるような人になりたい」
イノブン「じゃあまず、この小説を『計画通り』日曜日に更新するところから始めようか」


<前回のあらすじ>
 キュリアとエルカ(キュリアの幼馴染)がいい感じの雰囲気になっていたところに、ミカエルが参上。
「謙次さんをお借りして、今日はおいとまします」
 そう言って、謙次を拉致し、ミカエルはかっこよさげな飛行機を魔法で出現させ、どこかにいってしまいました。


<本編>
 『アピア』、それは、ある存在を出現させる魔法です。
 それと対になる魔法、『ナシング』は、ある存在を消すことができる魔法です。
 霊属性魔法には、『アピア』と『ナシング』の2種類の魔法しかありません。しかし、どちらも非常に強力です。
「私はその『アピア』という魔法を使って、今乗っているこの飛行機を出現させたというわけです」
 そう語るミカエル。それを聞いて、謙次は感心して言います。
「へぇ。今更だけど、霊属性魔法ってスゲェよな。何でも出せるし、何でも消せるんだろ?」
「はい。……そうだ、謙次さん。今、何か欲しいものはありませんか?」
「欲しいもの?」
「はい。『アピア』で謙次さんの欲しいものを作って差し上げようかと思うのですが、どうでしょう?」
「マジで!? いいの!?」
「はい。私は魔力を少々使うだけで、何も損をすることはありませんので、遠慮はいりませんよ」
「……とは言っても、急にそんなこと言われると、何を言っていいか分からなくなるなぁ。『グレイトメタルドラゴン』とか?」
 『グレイトメタルドラゴン』というのは、この時代で流行っているカードゲームのレアカードです。
「分かりました。ちなみに……」
 謙次にカードを要求されたミカエルは、こう返します。
「『グレイトメタルドラゴン』は、カードで出せばよろしいですか? それとも、生きた龍の方をお望みですか?」
「カードの方だよ! ってか、『生きた龍の方』って、『グレイトメタルドラゴン』実在するの!?」
「もちろん、カードイラストに沿って『アピア』で出現させるだけですよ。この世界には実在ない、架空の存在ですからね」
「やっぱそうだよな!」
「とりあえず、カードを出しますね。『アピア』!」
 ミカエルがそういうと、謙次の手元に1枚のカードが出現しました。
 カッコイイ鋼の龍が描かれたカード。まさしくそれは、『グレイトメタルドラゴン』のカードでした。
「ほんとに出た……ん?」
 謙次はそのカードの効果を見て、眉をひそめました。
『このカードを使用したプレイヤーは、著作権法違反となり、敗北する』
「さすがに法は犯したくなかったので、これで許してください。公式戦にでなければ問題ないのですが、お友達と対戦する時、インチキカードを使うのもよくないでしょうし」
「うーん、……インチキカード、確かに」
「……さっきの、欲しかったカードがついに手に入った喜びが一気に冷めた顔、ものすごく良かったですよ」
「……相変わらず性格悪いな」
「存じております。他に、何か欲しいものはありませんか? お店では売ってない、謙次さんの理想を形にしたようなものとか」
「うーん、……ちなみに、お金とかは……」
「フェニックスさんにとんでもない目に遭わされるので、絶対にやりません」
 謙次の声を遮って、淡々と述べたミカエル。
「……あ、そうなんだ」
 謙次はミカエルの言葉にやや圧倒されつつ、そう返しました。
「じゃあ、ゲームとかは? 俺の元いた時代に、やたらレベルの上がりにくいRPGがあったんだけど、そういうやつ! すごい長いゲームで、レベルが上がりにくいわりに、ラスボスはレベル90くらいじゃないと倒せない感じの! それから……」
 謙次はしばらく、『僕の考えた最高のRPG』について語りました。
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ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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