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キュリアと謙次 さんびゃくじゅうななかいめ!

<前回のあらすじ>
 キュリアの元いた未来に行きたい。
 しかし、何も鍛錬を積まないまま戻ってしまうと、スザクという強力な正義の味方に、キュリアが殺されてしまうでしょう。
 鍛錬を積むにしても、謙次の元いた時代では魔法が使えないため、鍛錬のしようがありません。
 そこで、魔法が使われるようになっている『第一魔法時代』に行くことにしました。


<本編>
 光のゲートの出口があったのは、空〔そら〕。
 真下には、広大な森林とどこまでも広い海との境界線が見えます。
 木の一本一本が判別できないくらいの高さ。……魔法が使えなければ、絶望的な状況です。
 でも大丈夫!
「ここが『第一魔法時代』なら、少なくとも空に浮くだけの魔法は使えるはず!」
 謙次の耳元で、キュリアの心強い言葉が聞こえます。これは助かりましたね。ちょっと風呂入ってきます。
「……はず、だったんだけど」
 キュリアの声の力の弱さからすると、これは風呂で極楽に浸ってる場合じゃないみたいですね。
 キュリアの魔法は一応発動し、落下速度は遅くなったものの、落下はとまりません。
 キュリアは言います。
「……どうやら、魔法は使えるんだけど、なぜか魔法の力が弱くなってるみたいだね」
「……え?」
 キュリアの言葉に戸惑う謙次。
 しかし、謙次におどけている時間を与えないまま、キュリアは、
「……そうだ謙次! 謙次の予知能力で、この後助かる方法が分からない?」
「予知能力、か。……なぜかよく分からないけど、それも使えないみたいなんだ」
「……そっか」
 謙次の言葉を聞いて、キュリアはすぐに話を切り上げました。
 というのも、キュリアは滞空魔法がうまく発動しないと知ってから、謙次の回答を待つと同時に、必死に頭を働かせていました。その結果、いくつか助かる見込みのある方法を考え付いたのです。
 しかし、
「おやぁ、お困りですかぁ?」
 キュリアと謙次が相談しているそこに、新たな声が加わりました。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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