FC2ブログ

キュリアと謙次 さんびゃくさんかいめ!

<前回のあらすじ>
 未来で半年間過ごしていたことを、両親に信じてもらえた謙次ですが、
謙次ママ「そういうわけで、キュリアちゃん? 謙次の勉強を手伝ってあげてくれない?」
キュリア「いいよ。私に教えられる内容なのか分からないけど、やるだけやってみるよ!」
 果たして、キュリアのサポートにより、謙次の高校受験は成功するのでしょうか!?


<本編>
「くっ、……何で元の時代に戻ってきてすぐ、勉強をやらされるんだ」
 自室に戻り、机の上で教材を開いてすぐ、謙次が言いました。
(……将来がかかってるんだし、そこは頑張らないと)
 キュリアはそう思うも、謙次の勉強意欲を削いではいけないと考え、黙っていました。
 ……が、謙次にはそもそも、削げるだけの勉強意欲が備わっていなかったようで、
「あー、もうやめたい。なんでこんなつまらないことを延々とやらなきゃいけないんだ!」
 勉強開始数分で、そんなことを言い出す始末。まるで作者じゃないか。
(作者:え?)
 その時、キュリアが動き出します。
「謙次、勉強の邪魔かもしれないけど、ちょっとごめんね。……これが過去問で、これが解答かな?」
「キュ、キュリア? 突然どうしたの?」
 謙次はキュリアの行動に疑問を抱きます。それもそのはずです。今謙次が開いている教材とは全く違う本を手に取って、発言したのですから。
「謙次、悪いけど、この模試解いてもらえる?」
「キュリア? ……構わないけど、でも俺、未来にいた半年間、まったく勉強してこなかったから、過去問を解いても全然得点が出ないと思うんだけど」
「だからこそだよ。あと一週間しかないのに、全て勉強しなおす時間はないんだよ。……案の定、この過去問は一度も解かれてないようだし」
「うぐっ!?」
 心に傷を負う謙次。ここで、謙次の親が『せっかく買ったのに、なんで一度も使われてないの!? 今まで何を勉強してきたの!?』とブチきれるようなことがあれば、致命傷を負うことでしょう。
 心の中で、キュリアはあきれていました。しかし、ここでキュリアが厳しく言ったことで、仕方がないのです。
 謙次はそういう人間です。キュリアを助けるために、頑張って『テレパシー』の魔法を勉強することはできました。しかし、ただ魔法を覚えるために、『スパーク』の魔法を勉強することはできませんでした。
 謙次には、つまらない勉強を行う上で、明確な目的が必要なのです。『スパーク』を謙次が覚えたところで、キュリアの役に立てることは何もないのです。
 『スパーク』の勉強も、高校受験勉強も、やって何か将来の助けになることはないと、謙次は考えていました。高校に合格するという意味で、受験勉強は必要です。しかし、そこで覚えたことは、将来の何の役にも立たないと考えていました。
(作者:中学生や高校生って、勉強するのが嫌で、そういうこと考えたりしますよね? でも実際、進学してから学ぶ内容は、これまでに学んでいた内容の応用になります。なので、今勉強ができないと、進学してからもさらに伸び悩みますから、勉強はしておいた方がいいです)
 ……話を戻しましょう。謙次は何か明確な目的がないと、勉強なんてつまらないことをやろうとはしない人なのです。
 キュリアが厳しく言ったところで、謙次の受験勉強に意義を持たせることはできないでしょう。
 だから、キュリアは気にせず謙次にこういいます。
「とりあえず、この試験問題を解いてみて。制限時間は50分だね。実際の試験と同じように解いて欲しいから、しゃべったり、辺りをキョロキョロみたりはしないでね。あと、なるべく点を取るために、分かる問題から解くこと。いいね?」
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR