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キュリアと謙次 にひゃくきゅうじゅうごかいめ! 

<前回のあらすじ>
 謙次は起きるや否や、キュリアを呼んで言います。
「キュリアは今日、殺される」
と。


↓ 本編 ↓
「……どういうこと? 謙次」
 先ほどの謙次の発言に、キュリアはうろたえます。
 死。それは唯一、キュリアが自分のことで気に掛ける要素です。(作者:禁句を言われることを除けばの話です)
 自分が傷つくことを気にも留めず、仲間が傷つくことを悲しむキュリア。そんなキュリアですが、実は自分自身が死ぬことを一番恐れています。
 死の恐怖を理解するまで、数秒間、キュリアはうつむいてじっとしていました。
 しかし数秒後、キュリアは謙次の言ったことを理解し、顔をあげると同時に、
「どういうこと!? 私死ぬの!? 殺されるの!? いつ!? どこで!? 誰が!?」
 そう言って、謙次の肩を掴み、迫ります。
 数回謙次をゆすったところで、キュリアはハッと我に返ります。
(何やってるの、私。謙次は弱気な性格なんだから、同時にいくつも質問したら、謙次困っちゃうよ)
 落ち着きを取り戻すため、キュリアは深く息をつこうとしましたが、
「5分後、ここに『正義の味方』がやってくる。俺の予知能力によるサポートがあったとしても、キュリアでは全く歯が立たないくらい強い正義の味方がな」
 謙次は、すらすらとキュリアの問いに答えました。数ヶ月前までの謙次なら、キュリアに迫られたりなんてすれば、おびえて何一つものも言えなかったことでしょう。
 すらすらと回答する謙次に、キュリアは頼もしさを感じました。
 ……が、そんなのを感じている場合ではありません。状況は全くもって好転していないのです。
 キュリアは必死に打開案を考えようとしますが、正義の味方が自分を殺しに来るという情報だけ聞いたところで、何もひらめくわけがありません。
「……そうだ! フェニックスは!?」
 ダメもとで、キュリアは謙次にそう尋ねます。
 しかし、返ってくる答えは意外なものでした。
「ここにいるよ」
 しかも、それは謙次の声ではありません。
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好きなゲーム:ぷよぷよ

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