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DESTINY~風野 息吹の運命~⑬

↓アンラッキーな番号での更新です↓


 その日の夜、風野は録画のアニメを見ていた。そのアニメは深夜にやっているものだが、風野は夜遅くまで起きていたくないために、いつも録画してみている。
 アニメの内容が面白くなってきたところで、エンディング曲が始まった。それを確認して、風野はリモコンの停止ボタンを押した。
(……本当に、これでなんとかなるんだろうか?)
 風野は、あることを不安に思っていた。今、ここで録画のアニメを見ていたのはその不安を紛らわせるためでもあった。
 風野はこれで、転校するのが2回目になる。1回目は、自分の友達を自分でも気づかないうちに傷つけていて、周りに友達がいなくなったためにした。傷つけたと言っても、友達の悪口を言ったのではない。暴力で知らないうちに傷つけていたのだ。
 転校した後の学校でも、風野は無意識のうちに、友達に暴力をふるった。これ以上転校してもまた同じことが起こるということで、風野は孤独にその学校に通い続けた。
 風野に接してくれる心が優しすぎる生徒もいた。しかし、また傷つけることになると自分で分かっていながら、風野はその生徒を友達として受け入れた。なぜなら風野はひとりが嫌いだったからだ。
 しかし、風野は結局、友達ができるたびに暴力をふるって、ひとりになっていた。
案の定、その友達だった人たちはみな生きている。だが、再び転校して、風野にまた友達ができてしまった。風野はその友達を自分が傷つけてしまわないかが不安だったのだ。
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