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DESTINY~風野 息吹の運命~⑩

↓あぶないあぶない、二週間過ぎてしまうところだった。ギリギリセーフ↓


「出してきたぞー」
 村本は、風野の入部届けを顧問の早川に出しに行って、今戻ってきた。
「さて、じゃあさっそく何かやるか。風野、お前は普段ゲームをやってたりする?」
「うーん、ゲームっていっても、ギャルゲーぐらいかな」
「ギャルゲー?」
 村本は首をかしげた。
「ああ、知らないのか?」
「恋愛シミュレーションゲームのことだよ……。選択肢を選んで女子との恋を実らせていく、……おもにオタクがやるゲームだよ」
 風野の代わりに、水原が説明した。村本は、
「え? オタク……?」
「お! あんたもヲタ!? ねえ、何か深夜アニメ見てる!?」
 風野は興奮して、水原に尋ねた。
「……えっと、私は単にいろんなジャンルのゲームをやったことがあるだけだから……、アニメとかはあんまり……」
「そっかぁ、……でも、ギャルゲーやったことあるんだろ!? 何やったの!?」
「……『ウィンター・バレンタイン』ってやつだけど?」
「あ……、残念、ちょうど私の守備範囲からはずれてたよ。またDVDレンタルとかで見ておくよ、……えっと、水原……さん」
 そんな風野たちのやり取りを見て、村本はこんなことを思っていた。
(今は風野の知識がないから水原は何も言わないけど、水原がゲームをやりこんでいないことは考えられないし、それで風野が知識をつけてきたら……。そうなると、俺はこいつらの話に入っていけない気が……。)
 風野が言い終えると、水原は、
「……名前、呼びづらいなら、『かおりん』でいいよ。……私の友達からはそう呼ばれてるから……」
「え? うん、じゃあそう呼ばせてもらうよ、かおりん。じゃあ、部長の方は……」
「俺は『ムラマサ』って呼ばれてるよ。『村本 まさる』で、ムラマサ」
「ああ、ムラマサね。じゃあ今度からそう呼ぶよ。ムラマサは、何か深夜アニメ見てる?」
「いや、見てないな。……で、話を戻すが、今日は何する? 風野、何かやりたいこととかあるか?」
 村本がきくと、風野は困った顔をして、
「うーん……、まず、いつもあんたらがここで何してるかはっきり分からないしね。……ゲームばっかしてるのは想像つくけど」
「だよなあ。……じゃあ、何しようか……」
「トランプでいいんじゃない……?」
 水原が言った。
「4月に私たちが入部した時もトランプやったし……、今回もそれでいいと思うんだけど……」
「私はそれでいいよ」
 風野は言った。村本は、
「よし、じゃあトランプにするか」
 そういったものの、少し何かを不安に思っていた。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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