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キュリアと謙次 にひゃくさんじゅういっかいめ!

「フェニックスに伝えたぜ! 俺たちはどうする!?」
 切羽詰まった顔をして言う謙次に、キュリアは落ち着いて答えます。
「あ、だったらもう大丈夫だよ。あとはなるようになるね」
「え!? でも、俺は非力だからともかく、キュリアならなにかできることがあるんじゃ……」
「ないよ」
「ないの!?」
「うん。私とフェニックスじゃあ、戦力が桁違いだからね。私が戦力に加わったところで、1だったのが1.00001ぐらいに増えるだけだよ。下手したら、ただの足手まといになるだけかもね」
「そ、そうなのか?」
「え、えっと、そろそろ聞いてもいいわよね?」
 キュリアと謙次の会話に、空気と化していたマリエルが入ってきます。
「緊急事態っぽかったから黙ってたけど、何があったの?」
「実は……」
 謙次は説明しました。1人の男が村を1つ消そうとしていたことを。
「なるほど、それでキュリアに行かせて村を救おうとしていたのね。えらいじゃない」
 そういうマリエルは、なぜ自分がすぐそばにいたのに頼られなかったのかということで、心の中で落ち込みます。
「ほんと、他人事なのに自分のことのように考えて行動するってのは、誇れることだと思うぜ」
 そう言うシーノは、謙次が今のことを話している間に意識を取り戻しました。
(作者:キュリアに超スピードで運ばれたから、さっきまで気を失っていたわけですね)
「まあ、その情報だけだと、私が行けば済む話だったんだけど、謙次のイメージから伝わってきた情報から、フェニックスに頼むべきだと私は思ったんだよ」
 え? 何、情報が不足してたの? そこはちゃんと伝えるべきだよ、謙次。
「今の話で不足してた情報は2つ。1つはその大量虐殺が行われる時間だよ」
「「時間?」」
 シーノとマリエルがオウム返しします。
「うん。おそらくその大量虐殺は、……もう始まってる」
「「なっ!?」」
 驚いたのはシーノとマリエル。謙次はただ、深刻な表情をしていました。
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