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キュリアと謙次 にひゃくにじゅうさんかいめ!

「いやぁ、楽しかったね」
 城の出口付近、キュリアたちと別れる前に、フェニックスは言いました。
 キュリアも、
「そうだね。4人ともいい戦いができたしね。最後のウインドの逆転は予想できなかったよ」
 今日やっていたゲームの感想を述べました。
 この日やっていたゲームは、すごろくのゲーム。なぜすごろくゲームを選んだかというと、運ゲーだからです。実力が出るゲームは、いくら謙次が得意なゲームであれど、キュリアの方が強いからです。
いままで謙次は、キュリアの家で何種類かゲームをやっています。しかし、そのすべてのゲームで、キュリアと謙次との間に実力の差が出ています。それも、わずかな差ではなく、明白な実力の差が。
 なので、実力ゲーでは謙次はキュリアに絶対勝てません。戦闘中、光の速さで動けるフェニックスならなおさら勝てないでしょう。
(作者:光の速さで動けるということは、目で見た情報をそれだけ早く処理できるということなので、もし謙次とフェニックスが格ゲーで対戦したら、謙次はフェニックスに一撃も入れられずに終わるでしょう)
 圧倒的な力の差が見えるゲームなど、やっていて楽しいものでしょうか? いえ、そんなのは変態だけです。ウインドしか楽しめないでしょう。
(作者:割とウインドに失礼なこと言ってるけど、いいのかな?)
 でも、実際あの人おかしくない?
(作者:……気付いた?)
 まあ、あえて何も言わなかったけど。
 221回目、ウインドは上半身が吹き飛ばされても、平然としていました。意識が保っていられるのは、ウインドの『生きていられる』能力のおかげでしょうけど、その能力って痛みが消えるわけじゃないでしょ?
(作者:まあ、その通りです。死ぬほどのダメージを受けても、意識を保っていられるわけですが、意識を保っているからこそ、そのダメージの痛みは味わい続けることになります)
 それなのに、ウインドは痛がっているそぶりを見せず、むしろ明るくふるまっていました。
(作者:まあ、それ以上考察すると、ウインドがこの物語の中でどれだけヤバい人物なのか分かっちゃうから、そろそろ止めとこう)
 ……ヘタすると、ダーパよりやばくない?
(作者:ヘタしなくてもやばい。だから、これ以上は議論しないでおこう)
 ……分かった。
「さて、じゃあ夕食の食材でも買って、帰ることにするよ。じゃあね、フェニックス!」
「じゃあな!」
 キュリアと謙次は、フェニックスに手を振り分かれます。
 フェニックスも、
「うん! またね!」
 そう言って、手を振ります。
 2人がある程度離れたところで、フェニックスは城の中へ戻ろうとします。
(3か月前、あんなに消極的だった謙次が、今では積極的にキュリアを助けようとしている)
 それは、つい最近のことではありませんが、フェニックスはふとそんなことを考えました。
(ただのダメ人間だった謙次を、キュリアはちゃんと成長させているようだね)
 この時代に来たころは、キュリアが自分を殺そうとしているのではないかと疑っていた時期がありました。キュリアは命の恩人だというのに。
(作者:まあ、イノブンも疑ってたから、人のこと言えなくない?)
 それは言わない約束。
 しかし、そんなダメ人間だった謙次も、1ヶ月半経った時、聖室長裁判所でキュリアを救いました。キュリアを助けれたのは、あの時覚醒した能力のおかげでもあります。でも、キュリアがゲームを諦めていたら、能力が覚醒しようとキュリアは死んでいたでしょう。キュリアがゲームを諦めるのを阻止できたのは、謙次の勇気ある発言です。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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