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キュリアと謙次 ひゃくよんじゅうはっかいめ!

※この回は金曜更新分です。


キュリアと謙次のまとめサイトはこちら → http://www.wa.commufa.jp/~ksk/culia.html


 昼食が終わり、さらに2,3時間後、
「……とまあ、『テレパシー』という魔法はそんな感じで使えるんだよ。理解できた?」
「……無理」
 謙次はヘコんでいました。キュリアから丁寧に6時間ぐらいかけて説明されたのに、全く内容が理解できていないというこの事態に。
「まあ、だろうね」
 キュリアはあっさりと言います。
「今の説明で理解できたら、本当の本当に天才だよ」
「え? そうなのか?」
「だって、説明した私自身、この魔法を使うことができないし」
「……は?」
「だって、私が得意なのは風属性と闇属性の魔法であって、こういう魔法はまったく勉強していないんだよ」
 にしてはおかしいですよね? なぜ知りもしない魔法のことを、謙次に説明できていたのでしょうか?
 実は今までキュリアが説明していた内容は、本に書かれている解説部分を分かりやすくしたものだったのです。キュリアは今日初めてこの本を読み、理解して謙次に教えていたのです。
「前にも言ったけど、魔法を使うには理解しているだけじゃだめなんだよ。理解していなきゃ使えないのは確かだけど、その上で魔法のプログラムを『記憶』しなきゃいけないんだよ。『理解』と『記憶』、魔法を使うにはこの2点セットが必要なんだ」
「そ、そうなのか」
「まあ、私もこの魔法については理解できたし、あとはプログラムを全文覚えるだけだね」
「キュリアの場合、覚えるのにどれだけかかるんだ?」
「うーん、……分からないけど、だいたい理解しているから、2時間もあれば覚えれるはず。ひょっとしたら、1時間くらいで行けるかも」
「そ、そうなのか」
「うん。……そうだ、よかったらその本、1,2時間ぐらい貸してくれない?」
「え?」
「『テレパシー』を使うとどんな感じになるのか、分かっていた方がいいかなと思って。……覚えるのにちょっと時間がかかっちゃうけど、いい?」
「ああ、分かった。じゃあよろしく頼むよ」
「ありがとう!」
「どういたしまして」
 言う方が逆じゃないのか? 謙次がお礼を言えよ。偉そうに。
「じゃあ、魔法を使えるようになるまで時間がかかるから、謙次はゲームしてていいよ」
「ああ、分かった」
 そう言われ、謙次は2階に上がって行くのでした。なんだろう。普通、人が自分のために何かをしてくれると思ったら、その間遊んでいるのはおかしいことだとイノブン思うんだけども。こんなんでいいのか?




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