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キュリアと謙次 ひゃくにじゅういっかいめ!

キュリアと謙次のまとめサイト→ http://www.wa.commufa.jp/~ksk/culia.html


 しかし、いつも通りでないのはここからでした。
 ノックアウトしたはずのガイが、キュリアに向かって攻撃魔法を放ちました。
「え!?」
 キュリアはあわててそれを回避しました。今のは直撃したらマズかったでしょう。
「……どういうこと、ガイ?」
 キュリアは真剣な顔つきで言いました。コイツら遊びとしてのバトルは、傍から見たら互いに命を奪いあうかのようにやっていますが、一応命を奪う危険のないように、相手の顔色を伺いながらやっていたのです。
(作者:そう見えないかもしれませんが、気のせいです。時代が違うので、そこまで過激にやっても安全なのです)
 今回の場合、明かにガイの負けでした。負けが確定したら、もう攻撃は止めなくてはなりません。
 しかし、ガイは攻撃を行いました。このようなルール違反は命に関わります。……キュリアは命に関わるような行為を嫌いますよね?
(作者:キュリアはクオリア障害のせいで、傷つけられても苦になりませんが、命が奪われることだけは人一倍恐れているのです)
 キュリアに説明をうながされ、ガイは口を開きます。
「……キュリア、お前は勘違いをしている」
 そのガイのセリフは、予想だにしないものでした。
「俺は今、『正義の味方』としてお前を殺しに来てるんだよ、ジェノサイド!!」
 なんということでしょう。あの温厚で優しいお兄さんキャラだったガイが、凶悪な殺し屋に……
(作者:温厚で優しい?)
 ちなみに、『正義の味方』とは、ジェノサイドことキュリアの命を狙う者のことです。キュリアは凶悪犯罪者なので、この世界にはそういう人がたくさんいるのです。
(作者:たとえば、赤髪のおっさんとか。……もう覚えてないですよね)
 は? ……ともかく、ガイは『正義の味方』を名乗り、キュリアを殺しにかかろうとしているようです。
 ガイは、続けてこう言い放ちます。
「俺を殺せ。これはデスマッチだ。俺はお前を殺すまでこの戦闘をやめるつもりはない」
 なんという超展開!? 謙次はこの光景を信じられず、さっきから自分のほっぺたをつねりまくってます。……痛いだけだよ、それ。
 しかしキュリアは、以外にも落ち着いて、やさしく笑顔でガイにこう告げました。
「大丈夫だよ。ガイはそんなことしない」
「……は?」
 ガイはキュリアの言葉を聞くと、起き上がって、より険しい顔つきでこう言い放ちます。
「んなわけねえだろ!! バカじゃねえのかお前!! いいから俺を殺せよ!! このオバサンが!!」
 あーあ、言いやがったよコイツ。
 ガイはそんなことを言って、雷魔法の『ボルテージアロー』を構えます。巨大な雷の矢を放つ魔法です。
 しかし、キュリアは意外にも笑顔でこう言ったのです。
「オバサンでいいよ。……私はガイを信じてる」
 信じられません。今までの120回を見直しても、キュリアがこのタブーを言われて、こういう返答をした回はありません。非力なシーノにさえ、片腕を骨ごと粉々にする制裁を下したほどです。
 ところで、さっきからガイのセリフを聞いてると、キュリアを殺そうというより、自分が死にたいと思ってるようにしか聞こえないんですけど、気のせいですかね?
(作者:いや、だからこそです)
 へ?
(作者:そんな様子から、キュリアは感づいたのです。ガイは今、誰かに洗脳されていて、その洗脳にさいなまれつつも、本心ではキュリアを傷つけたくないがために、あえて自分を殺すようキュリアに言っているのだということに)
 なるほど。洗脳ネタか。
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好きなゲーム:ぷよぷよ

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