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キュリアと謙次 ひゃくじゅうさんかいめ!

↓ アンチフェミの設定はよく練ったので、今回書きやすかったです ↓


 フェニックスが謙次に説明している間、キュリアは、
(フェニックスに説明任せた方が伝わりやすいだろうなあ。頭いいから、この中で一番説明上手いし、謙次のいた世界のことも手に取るように分かるし)
と思って、黙っていました。他の人も同じことを思い、黙っていました。
 フェニックスは説明を続けます。
「『男は女にしたがうべきだ』とか、『女は男にしたがうべきだ』とか、そういうことを言う人が、ごくわずかだけどいるんだ。そういうのを『アンチフェミ』って言うんだよ」
「へえ。……でもそれが男女平等につながるのか?」
「まあね。アンチフェミはね、いるだけですっごくうっとうしいんだよ。分かるよね? たとえば、知らない女性から突然、『無礼者! 男の分際で俺と目を合わせるなど、どういうつもりだ!!』と言われたら、何か嫌だよね」
「確かにな。……ていうか、女性なのに一人称が『俺』って……」
「さっき言ったよね? この世界では、女性が君のいた世界で言う『男口調』でしゃべっても問題ないって。こういう人は普通にいるし、『女口調』でしゃべってる男性もいるんだ」
「……何かやだな、それ」
「こらこら、そういうことを言うから、君はアンチフェミじゃないかって疑われるんだよ」
「それだけで!?」
「うん。もう君も分かったと思うけど、アンチフェミはものすごいうっとうしいんだよ。……君は、そんなうっとうしい人間を見る目で見られたくないだろ?」
「そりゃあ、そうだけど」
「もちろん、君だけじゃなく、誰だってそうだよ。……だから、この世界の人たちは、自分がアンチフェミだと思われないように、男女間の違いをあまり意識しないようにしているんだ」
「ああ、そういうことか」
 『男はこうあるべきだ』とか、『女はこうあるべきだ』とか言わなければ、アンチフェミと間違えられることはまずないですね。それで、完全な男女平等世界になっているわけですね。
 なお、フェニックスの説明が分かりにくいと思った方に言っておきますが、これはフェニックスのせいではなく、作者のせいです。フェニックスは説明上手ですが、説明下手の作者のせいでそうなってしまったのです。
(作者:……何にも言い返せないから困る)
 謙次に一通り説明し終えると、フェニックスはキュリアたちに謙次のいた世界のことを話し始めました。
 フェニックスの説明を聞いて納得したキュリアが言います。
「ああ、なるほどね。謙次のいた世界では、男らしいとか女らしいとかそういうのはあるけど、男女差別みたいなのはないんだね」
 そういうことです。説明乙。
「ま、謙次のいた世界も、この世界も、同じ世界なんだけどね」
 説明を終えたフェニックスが、さらっとすごいことを言いました。
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