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キュリアと謙次 ひゃくじゅうにかいめ!

↓ 次回から、更新日が月・金になります。そして長い ↓


 レジャーシートを引き、一行の花見がスタートしました。
 一行は、いろいろワイワイ話しまくってました。桜はほとんど見てません。こいつらは、花見に来たと言うより、ぺちゃくちゃ話しにきただけなんじゃないでしょうか?
 話をしていると、謙次がこんなことを言いだしました。
「そういえばシーノって、男っぽい話し方するよな」
 どうしてそんな話になったかとか、考えなくていいですからね。テキトーに話してると、『何でこんな話になったんだっけ?』って経験、よくあるでしょう?
 タイミングが悪いわけじゃないですし、セリフ見ても悪いこと聞いた感じじゃないんですけど、……何かワケでもあったのか、一行は黙ってしまいました。
「……え、え?」
 謙次は『何か俺悪いこと言った?』的な視線を皆に送ります。ちなみに、一行のうち、キュリアとシーノを除いた女性・女子はちょっと引いているようです。
 キュリアは気を使うようにして、慎重に謙次に尋ねます。
「えっと、……謙次ってひょっとして、アンチフェミ?」
「え? アンチフェミ?」
 謙次はよく分からないような感じで答えました。まず、イノブンもそんな言葉しらないし。この世界限定の言葉?
 何やら嫌な空気になってきた、そんな時でした。
「いや、謙次はアンチフェミなんかじゃないよ」
 誰かが助け船を出してくれました。フェニックスです。……って、お前いつからここにいた!?
(作者:光に速さで、たった今やってきました)
 なるほど。『光の速さで』というのは、比喩じゃないよな?
(作者:比喩じゃないです。秒速30万kmで飛んできました)
 なるほど。フェニックスは謙次に説明します。
「アンチフェミって言うのは、男女不平等主義者のことだよ。英語でアンチ・フェミニスト、だから略してアンチフェミ」
「英語?」
 なぜかここでキュリアが疑問を投げかけました。お前ら普段から英語使ってるじゃん。『ブラックトルネード』(作者:キュリアの使う魔法です)とか『ボルテージアロー』(作者:ガイの使う魔法です)とか。
「ああ、イングル語のことだよ」
 フェニックスの説明で、キュリアは納得しました。なるほど、この世界で『英語』は『イングル語』と呼ばれているのか。あれ、じゃあ日本語は……、
(作者:そんなこと気にせず、話を進めましょう!)
 うお!? 話を脱線させる一番の元凶が、自ら話を進めるよう促してきた!? ……設定ミスだからって、強引だな。
(作者:え?)
 まあいいや。話を進めます。
 フェニックスは、相手の顔を見れば、その人が何を考えているのか分かります。『先読み』ですね。そのおかげで、謙次のいた世界がどんな感じなのか、謙次の顔を見ることで分かるみたいです。
(作者:どこが『先読み』なのかって思われるかもしれませんが、戦闘中にちゃんと『先読み』として使えるのでスルーします)
 フェニックスは謙次に分かるように説明します。
「この世界では、君の世界よりも男女が平等なんだよ」
「え?」
 どういうことでしょう? イノブンは、この世界で男女が不平等だとあんまり思いませんでしたが。
「君のいた世界では、男女間にいろいろと差があるよね? 身体能力の差とか」
「ああ、確かに」
「この世界ではね、そういうのないんだ」
「……え?」
「この世界では、普通の人でも鍛えれば石を砕くことぐらいできるんだけど」
「できるんだ!? 普通の人で!?」
「うん。でもそれは、筋肉がついたというより、魔力の作用のおかげなんだ」
「え?」
「君の世界では、筋力は100%筋肉によるものだろ?」
「そりゃあ、そうだけど」
「この世界ではね、筋トレすると、魔力が筋力を肩代わりしてくれるようになるんだ。だから、筋肉の限界なんて関係なく、どこまでも体を強化できる」
「そうなのか。……でもそれがどうして、男女平等につながるんだ?」
「この作用は、男女間であんまり差が無いんだ。だから、男女間で筋力の差がそんなにないんだよ。そういうわけだから、キュリアやマリエルも、女性だから戦闘に不利ってことがないんだ」
「ふうん」
 さっきから、外野が完全に空気になっていますが、フェニックスは構わず続けます。
「あと、謙次の世界では、ニュースで『会社員男性が、OLの女性に対し、わいせつな行為をどうたらこうたら』って言ってるのを、たまに聞くよね?」
「え? ああ」
「この世界では、女性が男性にそういうことをするケースもある。男性が女性にそういうことするケースと同じぐらいの件数かな」
「ええ!?」
「まあ、あんまりこんなことを話してると変な目で見られるから……」
(作者:ブログをアダルト設定にしたくないから)
「男女間の関係についてざっくり言うと、この世界ではあんまり考えない。『考えない』っていうのが、どのぐらいのレベルかっていうと、シーノみたいに、女性が男性口調で話していても全く気にされないレベル」
「そんなに!?」
 謙次は驚きます。そして、そこに周りも驚きます。謙次のいた世界では、それが認められないのか、という意味で。
「でも、力の強さがほとんど同じってだけで、そこまでなるもんなのか?」
「いや、まあ文化も少し違うってのもあるけど、ヘンなのがあらわれたから、というのが大きいかも」
「ヘンなの?」
 謙次が尋ねると、フェニックスは楽しげに答えます。
「アンチフェミだよ」
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ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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