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キュリアと謙次 ひゃくごかいめ!

↓ なんとか日付越える前に更新できた ↓


「ど、どういうことだよ、それ!?」
 謙次が驚いて言いました。
「どうしていきなりそんなことになったんだよ!? お前の親が、お前以外を皆殺しにした上に、自らの命を絶つなんて!!」
「私も驚いたよ。何が起こったのかを理解するのに、かなり時間がかかったな」
 シーノは悲しそうな顔をして、言いました。
「私が家出をしてから、私の親はあえて私を探さなかったみたいなんだ。つまり、私があの不良グループとつるむのを許したってことだな。不良グループとは言っても、良い評価をされていたからな。……だが、薬物に染められたあのグループは、他の不良グループと同じ、……いや、それ以下だった。私の親は、きっとそれに絶望したんだ」
「だから、お前の仲間を皆殺しにした」
 謙次の言葉に、シーノは頷きました。シーノは言います。
「そうだ。……だが、たとえ相手が極悪人でも、勝手に人を殺すという行為は許されていない。そのままその場から立ち去っても、逮捕されて死刑判決を受けるだけだ」
「だから、お前の両親は自殺した」
 謙次の言葉に、シーノは顔をしかめて頷きました。
 え? なぜ顔をしかめたかって? だって謙次のやつ、シーノが言おうとした結論だけ言うんですもの。シメの言葉だけポンポン言われちゃあ、それはもう、うっとうしいったらありゃしない。
 まあ、謙次のダメ人間っぷりは今に始まったことじゃないので、若干イラッとしたものの、我慢してシーノは話を進めることにしました。
「その後、親も頼れる人も失った私のもとに、マリエルがやってきてくれたんだ。マリエルは私を孤児として受け入れてくれた。もちろん、それ以降は薬物なんかに手を出しちゃいな……」
「シーノォ!!」
 突然大声が聞こえて、2人はビクッとしました。振り向くと、マリエルが走ってこっちに向かってきている姿が目に移りました。
 マリエルはシーノの目の前までやってきて言います。
「もう、どこ行ってたのよ。心配したのよ」
「……悪い」
 シーノは少し黙って、ぎこちなくこう続けました。
「……何も買ったりしてないから」
「分かってるわよ」
 マリエルは笑顔でそう言って、さらに続けます。
「約束したもの。薬物はもうしないって。私の知ってるシーノは、人との約束を簡単に破るような子じゃないもの」
「……マリエル」
 シーノは涙目になって、マリエルに抱きつきました。
「こらこら、恥ずかしいじゃない」
 そう言ってマリエルはシーノの頭をなでました。マリエルはそんなことを言いつつも、まんざらではない顔です。
 いやー、なかなかいい感じにことを終えましたね。よかったよかった。
 ……あれ? そういえばキュリアは?
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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