FC2ブログ

キュリアと謙次 きゅうじゅうろっかいめ!

ケーケー「薬物はダメ! ゼッタイ! 的なことを書いたって友達に言ったら……」
友達「じゃあついでにタバコについても批判してくれないかな?」
ケーケー「と言われたので、もしタバコについても批判してほしい方がいらっしゃったらコメントをお願いします」
イノブン「なんて露骨なコメント稼ぎ」


「あのさ、マリエルさん」
 釘をさされてから5分ちょっと経ったところで、謙次が言いました。
「俺も、シーノを探しに行ってきていいかな?」
「え?」
 予想外の問いに、マリエルはたじろぎました。
 謙次は続けて言います。
「シーノもつらいだろうし、俺も何か力になりたいんです! ……多分、あまり力になれないだろうけど、とりあえずこのあたりだけでも探しに行きたいんです!」
 先程マリエルから聞かされた話から、シーノはかなりつらい状況にあるのだなと、謙次は思ったのです。
 マリエルは少し考えて、答えます。
「……ありがとう、謙次君。そうしてもらえると助かるわ」
 マリエルの答えを聞いて、謙次はよろこんで言います。
「分かりました! それじゃあ行ってきます!」
 はきはきしながら、謙次はマリエル宅を出て行きました。
 実を言うと、このあたりはマリエルがすでに捜索していました。もし、シーノがこっそり戻ってきているとしたら話は別ですが、そんなことはまずないでしょう。今、謙次が探しに行っても、無駄足になることほぼ間違いなしです。
 それなのに、なぜマリエルは謙次を行かせたのでしょうか? それは、謙次の思いやりを尊重したかったからです。
 マリエルは何回か謙次に会って、ある程度謙次の人間像が分かっています。マリエルの思い浮かべた謙次の人間像からすると、今回みたいに謙次が自主的に行動するのはないとは言えませんが、めったにないでしょう。
しかし、こういった自主的な行動はいいものですし、何よりマリエルはうれしかったのです。謙次はちゃんとシーノのことを考えていてくれたんだという、何よりの証拠ですから。
(……そう、決して私は『ただでさえ面倒でやばい状況なのに、変なことを言われるとまずいから』謙次君を行かせたわけじゃないのよ)
 マリエルは、そう自分を言い聞かせました。まあでも実際は……
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR