FC2ブログ

キュリアと謙次 きゅうじゅうよんかいめ!

ケーケー「本日の閲覧者数はゼロ、……ということはつまり、僕がアクセスしても閲覧者数は増えないのか」
イノブン「ホームページをこのブログに設定しても無意味なようだな」


 キュリアは空を飛び、ある程度離れたところにある街でシーノを探すことにしました。しかし、キュリアはうっかりしていました。なんとマリエルの家に謙次を置いてきてしまったのです。
 え? それが何か問題なのかって? キュリアは先ほど、なぜシーノが出て行ったのかをマリエルたちに尋ねませんでした。それは孤児のうち一人が、先週シーノに『薬物中毒』と言ってしまったからです。もしこの子がいる前でそれを聞いたら、この子が傷ついてしまうでしょう。キュリアはそう考えた上で、あえてなぜシーノが出て行ったのかを聞かなかったのです。
 そしてまさに今、その配慮が無駄なものになりそうなのです。謙次は無神経ですし、当然シーノが出て言った理由を知りたがっています。
(まずいわこの子、早くなんとかしないと)
 マリエルもそう思いました。このまま謙次を野放しにさせたら、絶対『ところで、一体どうしてシーノは家を出て行ったんだ?』的なことを聞くに違いない。
謙次がこの世界に来て約2週間、そのうちマリエルにあったのが合計3日ほどですが、そんなマリエルにも謙次がそう尋ねるだろうと推測できました。
(作者:謙次はダメ人間の極みだから、普通はそう思うでしょうね)
そう考えたマリエルは、
「ちょっと謙次君、こっちに来てくれない?」
 謙次を別の部屋に誘導しました。謙次は了解してついていきます。
 2人きりになったところで、マリエルは言います。
「謙次君。みんながいる前で聞かれると困るから先に教えておくけど、シーノがいなくなったのは、おそらく先週、あの子がシーノに『薬物中毒』って言ったせいだと思うのよ」
「え? でもそれって先週じゃないですか?」
「そうだけど、でもシーノはそれを心の闇として抱えているからね。だって薬物よ?」
 謙次にはこの世界の薬物がどういうものなのか、あまりよく分かりませんでした。以前やっていたとはいえ、シーノはごく普通の少女に見えます。失礼、訂正します。男口調だったり、たまにマゾヒスティックな言葉を発する以外は普通の少女に見えます。
 この世界の薬物は合法と聞いていたので、謙次は自分のいた世界にある薬物とは違うのかなと思いました。しかし、マリエルの話を聞く限り、そうでもなさそうですね。われわれの世界の薬物と同じように、『人生を台無しにする薬』のようです。
「今話したことは、他の子たちの前で絶対に話したらダメよ? 分かった?」
 マリエルは目を開いて言いました。通常、マリエルは目を閉じていますが、怒ると目を開くようです。その両目には、それぞれ白い線で星が描かれていました。正直、恐いです。こんな目を見せられて『話すな』と迫られたら、さすがの謙次でも軽く口に出さないでしょう。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR