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キュリアと謙次 ななじゅうにかいめ!

 キュリアが旅を始めてから2年。キュリア14歳。日本共和国(この世界における日本)にて。キュリアは人だかりを見つけました。
「何かあったの?」
 人だかりを構成しているうちの1人に、キュリアが尋ねました。
「嫌な、事件だったね」
 ひぐらしとかは鳴いていませんが、尋ねられた人はそう答えました。
 尋ねられた人は続けます。
「通り魔による殺人事件が起きたのさ」
「殺人事件? あれ? 人を殺しちゃいけないんじゃないの?」
 キュリアはぽかんとした顔でそんなことを尋ねます。
 尋ねられた人は答えます。
「当たり前だ! ……それも、何か恨みがあるわけじゃなく、何の恨みもないのに次々と人を殺していくだなんて……! いかれてる!!」
 尋ねられた人は続けて言います。
「この国はこういうのがたまにあるだけだからまだマシなんだろうけど、『バルカン半島』とか想像しただけでふるえあがるよ。確か、あそこでは人殺しをしてもいいことになっているんだろ?」
「え!? それ本当!?」
 キュリアは驚いて言いました。
「ああ。……本当には本当だが、実際あそこは……」
 尋ねられた人は、途中で話すのをやめました。
 もうそこに、キュリアの姿はなかったからです。
 尋ねられた人がそれを見上げると、勢いよくどこかへ飛んでいくキュリアの姿がありました。飛んでいくと言っても、飛ばされているわけじゃなく、自分の魔法で飛んでいます。
 察するに、『バルカン半島』の方へ飛んで行ったんだろうけど、……あんなことキュリアにふきこんで大丈夫か?
「大丈夫だ、問題ない」
 尋ねられた人は、空に向かってそう告げました。この人頭大丈夫か?
(作者:大丈夫じゃない、問題だ)
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Author:ケーケー
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好きなゲーム:ぷよぷよ

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