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キュリアと謙次 ろくじゅうさんかいめ!

↓ 調子に乗って長くしすぎたorz ↓


(もうすぐ……、出口!)
 今キュリアが心の中で言った『出口』とは、人物の名前ではありません。
(作者:当たり前だ)
 では、どういう出口なのかというと……、
「やった! 出口……、って」
 キュリアは一瞬喜びましたが、そこはすぐ曲がり角でした。
 そしてその曲がり角を曲がると、また近くに曲がり角がありました。
 そう、キュリアたちの言っていた『出口』とは、単に作業場からの出口であるだけです。その先には、曲がり角が多くてカクカクした、迷路状の道があったのです!
(作者:ちなみに、迷路状といっても、見張りたちが出れなかったらまずいので、この道は一本道で鉱山の外につながっています)
 なるほど。……でも、こういう風に迷路状になっているのは、奴隷たちの脱走を防ぐためだよな? それで一本道になってたら、迷路状になってる意味なくね?
(作者:いや、こういう道でも奴隷たちの脱走をしにくくできるよ。その根拠は2つある)
 2つ?
(作者:1つ目は、こうやって迷路状にすることで、脱走成功までのルートが長くなるからだ)
 まあ、直線の道よりかはずっと長くなるわな。
(作者:そして2つ目だ。この2つ目の理由こそが重要だ)
 じゃあ1つ目いらなくね?
(作者:それは言わない約束)
 サーセン。
(作者:2つ目の理由、それは……)
「え?」
 キュリアは驚きます。なんと突然、迷路状の道の明かりがなくなり、キュリアたちの目の前は真っ暗になったのです!
(作者:2つ目の理由、それはこうして明かりを消すことで、脱走者の動きをかなりにぶらせることができるからだ)
 確かに、迷路状の道で明かりをなくされたら、どうしようもなくなるわな。
(作者:そゆこと)
 でも待てよ。これだと追いかける側も道が分からなくならない?
(作者:そこは大丈夫。だって……)
「まったく、普通の奴隷までつれ出しやがって……。キュリアのやつ、いい加減におとなしくしてほしいな」
 そう言って、追いかける側であるリーダー格の見張りは、出口付近の壁に掛けてあったゴーグルを取り外して身につけました。
(作者:このゴーグルは暗いところでもある程度、どこになにがあるか見えるようにするためのものです)
 へえ。……ある程度?
(作者:完全にではないよ。でも、だいたい分かるから、ゆっくり歩きながら追いかけることはできるよ)
 ゆっくりって……。とはいうものの、キュリアたちは周りが暗くてあまり身動きが取れない状態だから……、
(作者:そ。どう考えてもリーダー格さんが有利)
 なるほどな。だいたい分かった。
 リーダー格は徐々にキュリアたちとの距離を縮めていきます。キュリアたちも、そのことは分かっていました。なぜなら、ここは洞窟のようになっているので、リーダー格の足音がよく聞こえるからです。
 リーダー格の足音が徐々に大きくなってきました。
「嫌だ! 鞭打ちだけは嫌だ!」
 エルカは大声だしてわめき出します。リーダー格は憐みの表情を浮かべながらも、一歩一歩、着実にキュリアたちに近づいていきます。
「こ……、こんなはずじゃ……」
 キュリアは絶望しながらも、どうにか前に進もうとしました。さきほどからガンガンと壁にぶつかっています。迷路状、とは言ったものの、実際の迷路よりも曲がり角は多い気がします。あと、一本道ではありますが、明かりをつければ1,2メートルほど先に壁が見えるほどの分かれ道はあります。……あれ? これ一本道って言わなくね。
(作者:推敲するのめんどいから、これは一本道ということにして、先に進もう)
 ひでぇ!!
 まあ、そんな感じで足音はだんだんと大きくなります。しかし、キュリアは諦めようとしません。
(捕まったらエルカを苦しめちゃう。……絶対に逃げなきゃならないのに! くそ! くそ! せめてどこに壁があるかが分かれば……!!)
 と、そんな時でした。まるで今キュリアが思ったことが脱出成功フラグであったかのごとく、キュリアはだんだんと周りが見えるようになってきたのです!
(作者:まあ、脱出成功フラグですけどね)
(目が慣れてきたのかな? ……いや、違う。周りが普通の明るさで見える!)
 ここで『周りがどんな明るさであっても、普通の明るさで見える』能力が覚醒したというわけですね。
「こっちだよ! エルカ!」
 キュリアは走り出しました。周りが普通の明るさで見えるため、もう壁にぶつかることはありません。
 異変に気付いたリーダー格はあわてだしました。急いで走ろうとしましたが、周りが分かりにくいせいか、壁にぶつかりました。これで立場逆転です!
 実を言うと、能力覚醒前、キュリアたちとリーダー格との距離はおよそ5メートル、かなり危なかったです。
 これで徐々にキュリアたちとリーダー格との距離が離れていきます。しかし、キュリアもエルカもまだ子ども。なのでだんだんと足が遅くなってきました。それに対するリーダー格は大人なので、足が速いです。また、周りがある程度は見え、そしてこの迷路状の道を何度も通った人なので、距離の開き具合が徐々に小さくなっていきました。
 しかし、リーダー格との距離がまだある程度開いているときに、キュリアたちは本当の光を目にしました。……そう、外への出口の光です!
 外は夜でしたが、電灯がついていたため、出口は明るかったのです。こうして2人は、鉱山からの脱出に成功したのです!
「やったー! 脱出成功したよ、エルカ!!」
「うん! やったねキュリア!!」
 2人は脱出できたことを互いに喜び合います。しかし、リーダー格の足音は徐々に大きくなってきます。
「……あれ? キュリア、これで本当に脱出成功、……なのかな?」
「そんなわけがあるか!!」
 出口にたどりついたリーダー格が言いました。リーダー格は2人を捕らえました。
 外へ脱出できても、追手がいなくなるわけではありません。当然ですね。
「さあ、戻っておしおきだ!」
 リーダー格が鉱山へと戻っていこうとした、その時でした。
「ん? なんだいその子たちは?」
 1人の女性が現れ、リーダー格に尋ねました。
「あ、……あなたは!?」
 リーダー格は驚きの声を発しました。
「さて、どういうことか、詳しく説明してもらいましょうか」
 女性が言いました。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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