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キュリアと謙次 ろくじゅっかいめ!

↓ 59回目と同じ日の出来事です ↓


 その日の夜、みんながもう眠っている時間に、キュリアはエルカをゆすって起こしました。
「ん……、なに、キュリア?」
 エルカは大あくびをしながら言いました。それもそのはず。いつもならスヤスヤと眠っている時間帯なのに、無理やり起こされたのですから。
 エルカの意識が徐々にはっきりしてきます。するとエルカはキュリアの持っているあるものに気付きました。
「え!? ちょっと!! キュリアそれ……」
 キュリアは大声を出すエルカの口をあわててふさぎます。え? なぜって? それはみんなに起きてもらってはまずいからですよ。
 だってキュリアが持っているもの……、それは、この奴隷小屋の鍵なのですから。
「しー……。静かに、エルカ」
「キュ、キュリア、キュリアはどうしてそんなものを持ってるの?」
 エルカは小声で尋ねました。キュリアは答えます。
「私ね、毎日鞭打ちされてるよね。そのときずっと、この鍵を奪うタイミングを待っていたんだよ。それでね、今日ようやくスキができて、この鍵を見張りさんから奪うことができたんだ」
 キュリアって、この時6歳ですよね? あれ? 6歳児って、こんなに頭よかったっけ?
(作者:キュリアはクオリア障害ですが、頭はとってもいいのです)
 なるほど。……あれ? クオリア障害って、精神障害じゃなかった?
(作者:まあ、そうなんですけど、ちょっと変わった精神障害でして……、クオリア障害と頭の良し悪しはあまり関係ないのですよ)
 へえ。まあとにかく、キュリアが天才であるおかげで、キュリアは上手く見張りから鍵を奪うことに成功したわけです。
 キュリアはエルカに言います。
「それでね、今から私、脱走しようと思うんだけど、エルカも一緒に行かない?」
「え!? でも捕まったら鞭打ちだし……」
「私、今回は自信あるんだけどなぁ。まあ、エルカが脱走したくないならいいや」
「脱走はしたいけど、……鞭打ちは嫌だし」
「どうする? 早く決めてよ」
「うぅ~……、うん、行くよ私。キュリアと一緒に脱走する」
「よし、そうと決まればさっそく脱走だね」
 キュリアはそういうと、エルカを連れて静かに奴隷小屋の鍵穴に近づいて行きました。
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Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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