FC2ブログ

キュリアと謙次 よんじゅうさんかいめ!

↓ 燃えたよ、燃え尽きたぜ ↓


「おかえり、キュリア」
 謙次が1階に降りてきて言いました。なぜ1階に降りてきたかって? それはもちろん、ゲームを一切やっていなかったからですよ。なるべくなら、キュリアにあやしまれたくないですもんね。まあ、ゲームをやってないことはバレてますけど。
 キュリアはもとから謙次が嘘をついていることを知っているので、特に気にせずに話します。
「そうだ謙次」
「ん?」
「7色目のトランズストーンが見つかったんだよ! ほら、ここに……!」
「やっぱり、さっきお前が言っていたのは冗談じゃなかったのか!?」
 キュリアがトランズストーンを取り出そうとしたとき、謙次が突然さけびました。
「え? ちょっと謙次?」
「デビルの言う通り、お前は悪魔なのか、『ジェノサイド』!!」
「謙次、どうしてその名前を……!? って、デビル?」
 息を落ちつけて、謙次はキュリアに尋ねます。
「なあ、キュリア。お前がバルカン半島で100人ほどの人を殺したってのは、事実なのか? そして、お前が俺を儀式の生贄にするためにこの世界に連れてきたのは、本当なのか?」
「え……?」
 謙次の言葉に、キュリアは驚きました。
実を言うと、謙次は今、あまり考えずにキュリアに尋ねていました。彼はひょっとすると、命の危険にさらされているかもしれないのです。なので、筋道たててきちんと物事を考えることは、彼にはできていませんでした。だから、デビルが教えてくれたことをいろいろとキュリアに聞いたのです。
キュリアはしばらく黙ったのち、こう答えました。
「そっか、謙次は今、誰が謙次をこの世界に連れてきた犯人で、その犯人が謙次をどういう目的で利用しようとしているのかを必死につきとめようとしているんだよね。……なのに私は、無神経にあんな冗談をついちゃったんだよね」
 あれ? なんかキュリアの声が泣き声になってきたぞ。
「普通なら笑いがとれるはずの冗談が、あんなにしらけたのも、きっとそのせいなんだよね……」
 いや、あれは仮に冗談だとしても、絶対に笑いは取れないから。
 キュリアは謙次を振り返ります。キュリアは目に涙を浮かべていました。そして、こう言ったのです。
「私って、ほんとバカ」
 あれ? なんかどっかで見たような光景だなぁ。
(作者:某魔法少女アニメと違って、キュリアが死ぬようなことはないので安心してください)
 キュリアは続けて言いました。
「……デビルなら、謙次に危害を与えることもないし……。ちょっと頭を冷やしてくるね」
 そう言って、キュリアは家を飛び出して行きました。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR