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キュリアと謙次 よんひゃくさんじゅういっかいめ!

ケーケー「この小説も、最終章が終ってそろそろ終わりだな」
友人「え? 最終章が終ったら、真の最終章が待ってるんだろ?」
ケーケー「はい?」


ケーケー「……ということがありまして」
イノブン「お前ならやりそう」


<前回のあらすじ>
「謙次が再び暴走すると、今度こそ世界が破滅に追いやられるかもしれない。だから、謙次には悪いけど、今後は僕かもしくは僕が信用している他の誰かに常に謙次を見張らせておいて、謙次が暴走する兆候が見えたら、暴走する前に僕の手で殺させてもらうよ」
 そう謙次に告げるフェニックス。
「もしそれが怖いなら、元の時代に戻るといい。少し考えてみてくれ」
 そういい残し、フェニックスは部屋から出て行きました。


<本編>
「……この未来予知能力には、結構世話になったんだけどな」
 キュリアと二人、テーブルについて、謙次は言います。
「窮地に追いやられた時、コイツはいつも俺たちを助けてくれた。だから、いいやつだと、……そう、思ってたんだけどな」
「……うん。何度も私の命を助けてもらってたしね」
「……だけど、……俺、どうすればいいんだろうな。……怖いよ」
 謙次は頭を抱えて言います。
「なんなんだよこの能力。間違った使い方したら世界を滅ぼしかねない? ……いらないよそんな能力」
 つらそうに言う謙次。キュリアはそんな謙次をフォローしようとしますが、何も言葉が浮かばないようで、黙っていました。
 すると、謙次の脳裏に突然、あるイメージがよぎりました。
 そのイメージは、謙次の未来予知能力が見せたものでした。
 謙次が自分から能力を使ったわけではありませんが、本来個体能力は発動条件を満たせば発動するもの。未来予知能力の発動条件は良く分かっていませんが、条件を満たして自動で発動したのでしょう。
 未来予知能力が謙次に見せたイメージは、謙次の未来像。
 それも、謙次が元居た時代に戻り、高校、大学へと進学し、就職した未来像でした。
 その未来像では、謙次が25歳の誕生日を迎えた際にキュリアのいるこの世界に戻り、未来予知能力を普通に使用し順風満帆な成果いつを送っていました。
 未来予知能力が送ってきた、謙次の未来像。
 謙次はその意味が気になり、別の未来も予知します。
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キュリアと謙次 よんひゃくさんじゅっかいめ!

ケーケー「先週のぷよぷよ遠征、初中級大会なら優勝狙えると思ったのに、なんで初戦敗退してるんですかねぇ私」
イノブン「弱いからじゃない?」
ケーケー「いや、自分の認識では、自分は初中級クラスの中でも規格外のはず。でも、1回戦で当たった相手はさらに規格外の人で、結局優勝したのもその人だったんだよ!」
イノブン「つまり、お前が弱かっただけじゃないの? 何か違うの?」


<前回のあらすじ>
 大決戦を終え、目を覚ました謙次。
 しかし、謙次は大決戦の最中のことを色々と覚えていたようです。
 心配するキュリアに対し、フェニックスは説明します。
「謙次が暴走した理由は、謙次の能力が謙次に未来予知で不安を募らせ、謙次が不安を払拭するためには世界を破壊するしかないと煽ったからなんだ。キュリアの言うように『感情を失ったかのよう』だったのは、謙次が不安で一杯だっただけ。キュリアが出てきて謙次の暴走が止まったのも、能力が見せた不安よりキュリアを殺してしまう方を恐れたからだろうね。最初から意識はあったんだけど、不安で不安で未来予知能力の指示に従うしかなかった。違うかい? 謙次?」
 そう問われましたが、謙次は黙ってしまいました。


<本編>
「そこで謙次に、一つ伝えておかなければいけないことがあるんだ」
 フェニックスは言います。
「謙次が再び暴走すると、今度こそ世界が破滅に追いやられるかもしれない。だから、謙次には悪いけど、今後は僕かもしくは僕が信用している他の誰かに常に謙次を見張らせておいて、謙次が暴走する兆候が見えたら、暴走する前に僕の手で殺させてもらうよ」
「な、何言ってるの!? フェニックス!?」
 キュリアが叫びました。謙次は反応しつつも、何を言っていいか分からないでいるようです。
 フェニックスは言います。
「何言ってるのって、そりゃそうするしかないよ。僕が勝てる相手ならともかく、暴走した謙次はそうじゃない。世界を滅ぼし得る存在が現れるよりは、その前に倒しておいた方が賢明だよ」
「だからって……」
 キュリアは反論しようとしましたが、言葉を詰まらせました。
 フェニックスに反論できないのです。
 本当に世界のためを思うなら、すぐにでも謙次を殺せばよい話なのです。
 フェニックスの考えは、謙次を生かしつつ、かつ世界を破滅の危機に陥れないための、最大限の妥協案となっているのです。
(作者:世界の人々からすると、謙次が生きているだけで怖い思いをするはずなので、どちらかというと謙次側に寄り添った案になっていると思います)
「謙次、僕は君が悪いと思っているからこういう話をしているんじゃない。むしろ、悪いのは僕だ……」
 フェニックスは言います。
「僕は、君が自身の能力で狂ってしまう可能性があることをあらかじめ分かっていた。でも、それを野放しにしていたんだ」
 フェニックスは、謙次が遥か未来を予知して狂った際、キュリアに言いました。
『人は、やってはいけないと言われたら、むしろやりたくなってくるものだろう? 僕から謙次に危機感を煽るような忠告はできそうになかった。忠告なんてしたところで、謙次は出来心で未来予知するんじゃないかと思っていたんだ。だから、僕はあえて放置した。彼がそんな未来を予知したなら、もう絶対にやってはいけないと、自分で気付くはずだと、僕は思っていた。たとえ彼が心を閉ざしても、キュリアや他の仲間たちが彼を助けれくれるから大丈夫だと、僕は思っていたんだ』
 フェニックスも理由があって謙次に忠告しなかったのですが、その結果、謙次をあそこまで暴走させてしまいました。
 フェニックスは続けて言います。
「そんな僕は、今度は都合が悪くなったら謙次を殺そうと脅しているんだ。正直うらまれても構わないと思っている。だけど、君が暴走しかけたら僕は本当に君を殺す」
 フェニックスは、一呼吸置いて、最期にこう告げて部屋から出て行きました。
「もしそれが怖いなら、元の時代に戻るといい。少し考えてみてくれ」

キュリアと謙次 よんひゃくにじゅうきゅうかいめ!

ケーケー「来週の金曜~月曜にかけて、ぷよぷよ目的で関東にいくんですよ」
イノブン「ふむ」
ケーケー「だから、来週は小説の更新をお休みします」
イノブン「は?」


<前回のあらすじ>
 大決戦の後、意識を失った謙次。
 キュリアとフェニックスが見守る中、ようやく謙次が目を覚ましました。


<本編>
 謙次が身体を起こしたところで、キュリアが、
「謙次、……その、大丈夫? 記憶はしっかりしてる?」
そう問いかけました。
 しかし、謙次はうつむいたまま、キュリアに返事を返しません。
 すると、フェニックスが言います。
「記憶がはっきりしている。そうなんだよね、謙次」
「……ああ、その通りだフェニックス。俺は、なんてことを……」
 謙次はそう、言葉を漏らしました。
「謙次、それってまさか……。その、……どこまで記憶がはっきりしているか、聞いてもいいかな?」
 キュリアは動揺を隠しきれて居ませんが、笑顔で謙次にそう問いかけました。
 キュリアが動揺しているのは、謙次が自身の能力に操られている時のことまで覚えているかのようなことを言ったからです。
 洗脳されたような状態だったから、そんな記憶は残ってないだろうとキュリアは思っていたのですが、どうやら謙次は、その記憶まではっきりしているようです。
 フェニックスは言います。
「そりゃあキュリアに攻撃を仕掛け、僕と激しい戦いをして、最後キュリアに止められたところまで、記憶が残っていると思うよ」
「そういうものなの!? 感情を失ったかのように洗脳されてたから、てっきりそこまでは覚えていないと思っていたんだけど!!」
「いやいや、君は勘違いしているよキュリア。そもそも、謙次は洗脳されていなんだ」
「へ?」
 キョトンとするキュリア。
 フェニックスは説明します。
「謙次が暴走した理由は、謙次の能力が謙次に未来予知で不安を募らせ、謙次が不安を払拭するためには世界を破壊するしかないと煽ったからなんだ。キュリアの言うように『感情を失ったかのよう』だったのは、謙次が不安で一杯だっただけ。キュリアが出てきて謙次の暴走が止まったのも、能力が見せた不安よりキュリアを殺してしまう方を恐れたからだろうね。最初から意識はあったんだけど、不安で不安で未来予知能力の指示に従うしかなかった。違うかい? 謙次?」
 そう問われましたが、謙次は黙ってしまいました。
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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