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キュリアと謙次 よんひゃくはっかいめ!

ケーケー「今回出てくる少女の設定は、幼少期に僕が考えていたものだから割とアウトなものだったりします」
イノブン「お前の幼少期が怖いわ」


<前回のあらすじ>
 ある日、フェニックスは気分転換に『魔獣島』へ行こうとします。
 その島は、キュリアの今住む『トランズ島』同様、産廃モンスターの廃棄場所となっている島でした。凶悪なモンスターたちが弱肉強食の野生生活をしている島なので、フェニックスは思いっきりバトルをしてスッキリしようとしたのです。


<本編>
 フェニックスは魔獣島に到達した瞬間、ある人影に気付きました。
 そこに居たのは、1人の少女でした。
 見た目は9歳くらいの緑色のショートヘアの少女ですが、小柄な身体に見合わないくらい大きな胸が特徴的でした。
「君、どうしたの!? こんなところで何やってるの!?」
 フェニックスはあわてて声を掛けます。
 この魔獣島は、凶暴なモンスターが巣食う島。戦闘能力のない人が侵入すれば、その瞬間に餌食となり即死することでしょう。
 フェニックスの目に見える範囲内で推測するに、この少女は傍らにある木製の手漕ぎ船で島にやって来たのでしょう。
(この近くに国や人の住む島はなかった気がするけど、……一体何がどうなっているんだ?)
 疑問を深めるフェニックス。考えてもキリがないので、少女の回答を待つことにしました。
 少女は問われると、満面の笑みでこう答えます。
「ご主人様の命で、この島のモンスターに食べられに来たんだよ!」
 少女の回答に驚愕するフェニックス。
(どういうことだ!? 主人の命令でわざわざ死にに? おどされてそうせざるを得なかったのか、……それにしてもあの笑顔は何だ!?)
 フェニックスが混乱していると、少女の横に突如、漆黒の球体が現れました。
 漆黒の球体は眼球の姿になり、瞳を開きました。
『この話については、ウインドから聞いても分からないだろうし、私から説明させてもらおう』
 眼球から声が聞こえました。ウインドと呼ばれた少女-後のフェニックスの妻となる人ですが-は口を閉じ、眼球の方を見ました。
『私の名はジェイド。英国の一貴族だ。こいつは私の奴隷のウインドだ。従順なヤツなのだが最近飽きてきたので、この島で無残に死ねと命じ、今に至るというわけだ』
「な、何だって!?」
 そう聞いて、身構えるフェニックス。
「ゆ、……許さない。そんなこと、させてたまるか!!」
 色々と疑問点を残しつつも、熱くなるフェニックス。
 眼球は言います。
『……ではこうしよう。フェニックス、お前には明日、私とバトルしてもらおう』
「何っ!?」
『場所はウインドにでも聞くといい。お前が私に勝てたら、そいつはお前にくれてやる。……だがお前が負けたら、そいつには私の命で死んでもらうことにしよう。明日のバトルまで、そいつはお前に預けておこう』
「くっ、……望むところだ!」
 フェニックスの声を聞き、眼球は姿を消しました。
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キュリアと謙次 よんひゃくななかいめ!

ケーケー「石川楽しかったです」
イノブン「よかったね」
ケーケー「今週も土日ぷよぷよなんです」
イノブン「よかったね」
ケーケー「時間無いです。あと10分で支度して出ないと集合時間に間に合わないし、他で取れる時間がなかったんです。助けてください」
イノブン「よかったね」


<前回のあらすじ>
「ねぇ、博士! 僕、王様になってみたいな!」
 そういうフェニックスにあきれるドクターX。経済やら統治やら何やらの難しめの本を10冊ほど積んで、フェニックスに押し付けました。
 その行為のせいで、……まさか今回のようなことになろうとは……。


<本編>
 フェニックスは天才でした。
 彼はドクターXから渡された本を読み、必要な情報を自分で調べ、複雑な建国手続きを突破し『モンスター王国』を新たに建国したのです。
 この時代では、代表者が国として成り立つ上で最低限必要な法律・体制等を国連(※国際連合の略。この時代における世界的な国際組織)に提出しさせすれば、誰でも国をつくれるようになっていました。
 フェニックスの建国したモンスター王国は、モンスターも人間も国民として扱われる、これまでに例をみない国でした。
 フェニックスはバトル大会に出ていたモンスター全員、及びそのモンスターの開発者に声を掛け国民希望者を募り、数年間かけて国を立ち上げたのです。
 しかし、すぐにフェニックスは絶望します。
 国連に国として登録されていても、そこにフェニックスの席がなかったのです。
 自国は身内が多いためか、特に問題も起きず平和な生活が送れるようになっていました。他国と貿易しなくても食糧には困らないようになっていますし、強力なモンスターが多く魔法に長けた者も多いため他国よりも裕福な暮らしが望めます。
 しかし、孤島の中で身内とワイワイするだけのことは、フェニックスの目指した『王様』ではありませんでした。
 国連の中では、フェニックスはただ議論を傍聴できるだけでした。議論を提起することもできなければ、議論に意見することもできなかったのです。
 国をつくることは事務的にできても、輪に加わることは事務的にはできなかったのです。国として重要なもの、歴史、継続性、経済力、文化、エトセトラ。いろんなものが求められたのです。
 そのことに気づき、途方にくれたフェニックス。
 何とか国としての地位を高めようと地道な活動を始めますが、大きな成果を上げられることはありませんでした。
 ある日、フェニックスは気分転換に『魔獣島』へ行こうとします。
 その島は、キュリアの今住む『トランズ島』同様、産廃モンスターの廃棄場所となっている島でした。凶悪なモンスターたちが弱肉強食の野生生活をしている島なので、フェニックスは思いっきりバトルをしてスッキリしようとしたのです。

今週・来週は小説更新休みます

今週、体力的にも時間的にもしんどいので、小説の更新をお休みします。
また、来週8/11〜13に石川のぷよぷよ大会に遠征に行くので、そこも休みます
2週連続で休むことになりますが、ご了承下さいませ

人生の半分以上を共に過ごした愛犬が逝ってしまった件

※フィクションではありません。
※オチはありません。
※悲しい話です。


 私の愛犬。
 あいつは、16年くらい前のある日、幼少期の私の家にやってきた。
 親が購入を検討していた犬で、親は以前から愛犬の名前を考えていた。私は前々から『シャープ』と呼んでやろうと決心していたのだが、
「犬が自分の名前を覚えられなくて混乱するからやめなさい」
と親に怒られてやめた。
 私は前々から新しい犬を飼ってみたく(※この1年前に別の飼い犬が死んでいるが、それでも別の犬を飼ってみたく)、新しくやってきたそいつに興味があった。
 ……だが、実際はどうだ? あいつがやってきてからというもの、寝てると顔を舐めて邪魔してくるし、散歩に行く必要があるからゲームをやる時間は少なくなる。郵便・宅急便が家の前に来ると狂ったかのように吠え、よく物を散らかす。
 謎だったのは、あいつ自身すごい臆病なのに、なぜか郵便屋と宅急便屋には立ち向かっていくんだよな。実に不思議だ。
 ……まぁ、そんなあいつも、ついに居なくなってしまった。だから、これでリビングで寝ても邪魔されないし、ゲーム中に散歩に呼び出されることもない。『ワン! ワン!』という騒音は聞こえなくなり、リビングも散らからなくなる。
 特に重要なのはゲームだ! 4ヶ月ほど前に松戸のぷよぷよ対戦会に行って以来、ぷよぷよのモチベがとても高まったし、最近だとスプラトゥーン2を買ったから、それがやりたくてしかたなか『った』。
 でも、……なぜか今は遊ぶ気が起きないんだよ! それどころじゃないんだ!!
 ……あいつの様子がおかしくなったのは、つい昨日(7/30)のことだ。朝起きたら、いつも家中を歩き回っているあいつが、なぜかリビングの隣室でぐったりとしていた。
「朝から調子を崩してて、……でも、だんだん体調が良くなっているみたい」
 親はそう言っていた。昨日は私も暑さにやられたせいか、体調が良くなかった。
(熱中症のようなもので、そのうちよくなるのかな)
 その時はそう思っていた。
 ところが、だ。リビングでくつろいでいると、突然あいつは立ったまま硬直した。
 私は、特に理由も無くただ止まっているだけだと思っていた。……だが、あいつは動かなかったのではなく、動けなかったのだ。
 様子がおかしいので、しばらく親があいつをひざの上に乗せ、休ませた。しばらくして、あいつは立ち上がり歩き出そうとするが、足がもたついていつ倒れてもおかしくない状態になっていた。
 その時、もうあいつは先が長くないのだろうと、……悟ってしまった。
 夕食後、寝付いているはずのあいつの様子を見に行った。扉を開ける手前で、ペタペタと音が聞こえた。少し期待しながら扉を開いたが、そこで目にしたのは無理をしてふらふらの状態で歩みを進める愛犬の姿だった。
 私は見ていられず、あいつを抱き、ひざの上に寝かした。
 だが、あいつは自分の今の状態を認めたくないようで、また歩みを始める。いつもなら難なくくぐりぬけるテーブルとイスのアスレチック。そこに、あいつは方向感覚も怪しいまま、ふらふらと入っていったのだった。
 ぐらついた足で、頭を角にぶつけそうになりながら、あいつは長い時間を掛けてアスレチックを抜け出した。横からは抜け出せない構造になっており、結果として無事に抜けられたにしろ、本来であれば私はテーブルの下に行く前に止めるべきだったのだろう。
 そして翌日、つまり今日(7/31)。夜遅くに帰宅した私は、愛犬のさらなる症状の悪化を聞いて、リビングへと向かった。
 息は荒く、目は半開きのまま見開くことも閉じることもない。そんな状態だった。
 その場では軽く語りかけ、夕食を食べるために別室に行った。
 なかなか食が進まなかった。夜遅くのメシ、大好きな肉じゃが。いつもであれば食が進まないはずはないのに、箸は進まなかった。
 ふと、父親が母親を呼んだ。風呂のため、呼び声は届かなかったものの、嫌な予感がしたので食器を洗い終わり次第、私もあいつの元に向かおうと思った。
 最後の食器を洗おうとした、その時、今後は私を呼ぶ親の声がした。
 ……私は、少し後悔した。
 再度、愛犬が逝くところを看取れなかったのだから。
 あと5分。……それだけ待っていてくれれば、私も向かったのに……。
 分かる由もなかった。気づけるところがあるとしたら、『嫌な予感がした』くらいだった。
 ……さて、死後に声を掛け、最後の『世話』を手伝ってきたわけだが、『頑張ったね』とか『人生の半分以上を、お前と過ごしたんだな』くらいしか私は言わなかった。
 それもそうだ。あいつには感謝はされど、こちらからするような恩は受けていないからな。
 ……でも、あえてここに書き記させて、終わりとしよう。
 『ウチに来てくれて、ありがとう……○○○』
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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