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ケーケー「この2日間、ラーメンしか食べてねぇ」
イノブン「よぉデブ!」


<前回のあらすじ>
・予知能力に操られている謙次と、フェニックスとのバトルが開始されました。
・フェニックスの先制攻撃は失敗に終わりました。
・2人のバトルは、ミカエル・テルモト・アルラウネが張った絶対に破れないバリアーの中で行われています。


<本編>
 フェニックスと謙次は、互いに空中で相手の様子を伺いつつも、一向に動こうとしませんでした。
(……どうする? さっきは先制攻撃に失敗したが、また先制を取れるチャンスではある。……だけど、並みの攻撃ではさっきみたいに謙次の反撃を喰らうのみ。一気に攻め掛けるにも、今謙次の危機感を煽ると予知能力で強化される危険性もあるし、……悩むなぁ)
 フェニックスは考えをまとめられずにいました。
 『今謙次の危機感を煽ると予知能力で強化される』らしいですが、これについてはよく分かりませんね。
(作者:謙次は今、予知能力に操られている状態です。予知能力は、謙次が絶対に勝てる未来を常に予知して動いています。もし、フェニックスがその予知を超えた攻撃で謙次を圧倒すれば、予知能力はその上で謙次が勝てる未来を予知し、謙次に更なる強化を施すことでしょう)
 つまり、謙次を圧倒すると、逆に謙次が強化されてフェニックスが不利になるってことか? めちゃくちゃじゃねーか!
 さて、フェニックスが考えあぐねているところですが、突然フェニックスは危機感のようなものを感じて、回避行動を取りました。
 すると、先ほどまでフェニックスがいた場所に、謙次が不気味なオーラをまとって突撃してきていたではありませんか。
(ば、馬鹿な!! 謙次はさっきまで遠くに居たはず!! 仮に謙次が光の速さで突撃してきたとしても、その光景は僕の目で追えるはず!! まさか、光速の数百倍のスピードで、突撃してきたとでも言うのか!?)
 一瞬で移動してきた謙次のトリックが読めず、そう考えたフェニックス。
 しかし、すぐにそのトリックに気づきます。
(……いや、馬鹿なのは僕の方か。『仮に謙次が光の速さで突撃してきたとしても、その光景は僕の目で追える』だろうけど、『仮に謙次が光の速さで突撃してきた』ならば、そもそも『その光景』は僕の目に届かないんだよなぁ)
 ……フェニックスは謙次が一瞬で移動したトリックを理解したようですが、残念ながらイノブンには理解できなかったようです。どうやら、フェニックスの動体視力であれば、仮に光速で動く物体も見ることができるらしいのですが、『その光景』がフェニックスの目に届かないから謙次が一瞬で移動したように見えた、ということらしいです。意味が分からないです。
(作者:人間が眼で見ている光景は、物体が放つ光によって視えています。光は秒速30万キロメートルという一定速度で移動することが知られています。つまり、仮にフェニックスが光速で動く物体を視認しようとした場合、物体が移動を開始した光景がフェニックスの眼に届くのは、物体がフェニックスに衝突するのと同時になるのです)
 ……えーと、説明下手なお前の説明じゃ良く分からんが、光速で移動するモノはフェニックスでは視認できないってことはなんとなく分かった。
 フェニックスは、思います。
(謙次が光速で攻撃を仕掛けてくるなら、僕はその攻撃を見ることができない。そして、謙次は予知能力で僕の行動・位置を把握することができる。……こちらからは視えないのに、相手はこちらを視ることができる。こんな相手にどうやって勝てと?)
 こうして、フェニックスはだんだん自暴自棄になっていくのでした。
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キュリアと謙次 さんびゃくきゅうじゅういっかいめ!

ケーケー「最近ぷよモチベ高い(ラズベリーパイをいじりながら)」
イノブン「どこがだよ」


<前回のあらすじ>
キュリア「謙次が狂っちゃったのは分かったけど、ちゃんと元の謙次に戻るのかな」
フェニックス「……キュリア、問題はそこじゃないんだよ」

■判明した闇落ち謙次のスペック
・どんな魔法・呪文も使用可能
・魔力無限大
・フェニックスとは桁違いの手数で攻めることができる

フェニックス「……こんな相手を、どうやって倒せと言うんだい?」


<本編>
「さて……」
 キュリアへの説明を終え、フェニックスは謙次へと向き直ります。
 しかし、フェニックスが次に発した言葉は、謙次に対するものではありませんでした。
「周囲に、……この世界に被害を出さないように。……頼んだよ」
 フェニックスが呟いた瞬間、3人の人影が彼の傍らに出現しました。
 内一人はミカエル。存在を操る最強の一角。
 内一人はテルモト。空間を操る最強の一角。
 内一人はアルラウネ。時間を操る最強の一角。
 その3人は、現れると同時に目の前にバリアーを張りました。
 瞬間、戦闘の火蓋は切られます。
 フェニックスはバージョン3、光り輝く姿へと変身し、謙次に蹴りを仕掛けます。
 光速の6倍ものスピードで繰り出される蹴り。その威力は相当なものでしょう。物理的な威力は、その攻撃の重さにスピードを掛けたものになります。重さはどうであれ、光速の6倍のスピード攻撃の威力は、並みの攻撃とは文字通り桁違いの威力になることでしょう。
(その上、僕はこの攻撃の際、魔法『インフィニティアシスト』を発動してある。この魔法は無限魔法で身体をおおうことで、物理攻撃に無限魔法を付与するもの。直撃すれば、威力無限の攻撃で相手を瞬殺する。……仮に無限魔法で相殺されても、僕の蹴りによる物理ダメージが相手を襲うだろう)
 そう考えて放ったフェニックスの一撃。しかし、その一撃は空を切ります。
(……まずい!!)
 フェニックスはすぐさま、その場所から距離を取りました。
 瞬間、フェニックスが攻撃を行った場所に謙次の放ったビーム魔法が直撃し、島に穴を開けました。
 その光景を見て、冷や汗をかくフェニックス。
 フェニックスは顔を前に向きなおすと、そこには謙次の姿がありました。
 そしてその奥には、ミカエルたちナンバー4が張ったバリアーが見えます。
 このバリアーはフェニックスと謙次を囲った、巨大な球体です。
 主にテルモトの空間魔法で創られており、仮に無限魔法であっても傷一つつけることはできません。現に、謙次の無限魔法ビームが当たった箇所も無傷でした。
 なお、このバリアーはテルモトが張ったものではなく、ミカエルの霊属性魔法『アピア』により出現した『理想のバリアー』です。テルモトの時空系魔法により維持されますが、理想の低燃費性、物理耐性、魔法耐性を備えています。その上、ミカエルの霊属性魔法付与によりこのバリアーの存在は絶対的なものとなっており、霊属性魔法『ナシング』や特定の呪文以外では消すことは不可能でしょう。
 さらに、アルラウネによる時間凍結、時間修復サポートもこのバリアーには付与されています。仮に他属性の魔法や呪文によりこのバリアーを破壊できたとしても、おそらくバリアーが破壊されるまでに一瞬の時間が生じるでしょう。このバリアーは時間凍結により時間が止まっているため、破壊される前の状態で停止し、破壊がなされない絶対的なバリアーなのです。もし、それでもなお破壊された場合は、破壊される前の時間に戻る時間修復がなされます。
 つまり、このバリアーはどんな魔法や呪文でも打ち消すことのできない絶対的なバリアーであり、フェニックスや謙次がどんな魔法や呪文を繰り出そうとも周囲に被害を出すことなく守ってくれるのです。

キュリアと謙次 さんびゃくきゅうじゅっかいめ!

ケーケー「わーい! たーのしー!」
イノブン「……ダメだ、某アニメのせいで知能が溶けてしまっている!!」
ケーケー「君は小説を書くことのできるフレンズなんだね! すごーい!!」
イノブン「この小説を作ったのはお前だろうが。読み辛い上にそこまで面白くないし」
ケーケー「つくったー!?」
イノブン「……このフレンズ語とやら、ただでさえ煽りにしか聞こえないのに、意味不明な使い方されると余計に腹立つな」
※なお、今回は説明回であり、割と頭を使いますのでフレンズ語慣れしている方はご注意願います。


<前回のあらすじ>
 謙次は自分自身が世界を滅ぼす未来予知を見て絶望し、予知能力に身を任せてしまったために、操られたみたいです。
イノブン「ヘタレ行動のせいで世界を滅ぼす脅威になる主人公って一体……」
ケーケー「そこに触れてはいけない」


<本編>
「……だとすると、謙次はどうなるの?」
 キュリアが、フェニックスに問いかけます。
「謙次が狂っちゃったのは分かったけど、ちゃんと元の謙次に戻るのかな」
「……キュリア、問題はそこじゃないんだよ」
 フェニックスは深刻そうな顔で答えます。
「謙次を元に戻せるかどうか、ではなく、謙次を倒せるかどうかだ」
「た、倒せるかどうかって……」
 キュリアは絶句します。それもそのはずです。フェニックスは通常時、光の速さで行動できる世界最強の称号を持つモンスターです。さらに、変身能力であるバージョン3を使うと、その6倍のスピードで行動が取れます。
 そんなフェニックスが、つい先ほどまで攻撃魔法すら使えなかった謙次相手に、『倒せるかどうか』と自信なさげに言ったのです。この言葉を聞いたキュリアは、驚きを隠せません。
「キュリア、なぜさっき、謙次が無限魔法を撃てたと思う?」
 フェニックスは問いかけます。
「なぜ、たいした魔力を持たない謙次が、膨大な魔力を必要とする無限魔法を撃てたと思うんだい?」
 フェニックスにたずねられ、キュリアは数秒間考え、答えます。
「……それが分からなかったんだ。仮に未来予知能力のおかげで謙次が無限魔法の使い方が分かったとしても、魔力が足りないから発動しないはずだよね? ……でも、謙次は無限魔法を発動させた」
「そうだよ。そして、その謎の鍵は謙次の足元から発せられる黒いオーラにある」
「……オーラ?」
 フェニックスに言われ、キュリアは謙次の足元を見ます。そこから、謙次の身体をうずまく禍々しい漆黒のオーラが放出されているのが分かります。
 フェニックスは言います。
「まさか、長年誰も発動させることが叶わなかった『ミステリアスオーラ』を、あの謙次が使うだなんてね」
「『ミステリアスオーラ』?」
「ああ。あのオーラの名前だよ。魔力を増幅させる、あのオーラのね」
 フェニックスは一呼吸置いて、説明を始めます。
「少し、エネルギーの話をしよう。魔力エネルギーを除く全てのエネルギーには『エネルギー保存の法則』が働き、どんな状態に変わっても増えたり減ったりすることはない。たとえば、ボールを坂道に下から転がすと、途中でボールは止まってしまう。この時、ボールの『運動エネルギー』は『位置エネルギー』に変わっただけで、エネルギーの合計量は増えても減ってもいない」
「……学校で習うレベルの理科の話だね」
 なぜいきなりこんな退屈な話をするんだろう、と言わんばかりの退屈な表情で、キュリアはつぶやきました。
 フェニックスは、説明を続けます。
「でも、魔力エネルギーだけはその法則にとらわれない。何かを魔力に変換した時、または魔力を何かに変化させた時、エネルギーの量は大きく変わっている。実際、この世界の発電所でも電気から魔力、魔力から電気へと変換させることで、無限に電力を生み出す永久機関になっているしね」
「……それも、魔力の基本的な話だよね」
「だとすると、魔力を変換させ続けることで、無限の魔力を手に入れることができるんじゃないかと、誰しもが考える。僕も、そう考えた時があった」
「そんなこと、できるわけないよ」
 キュリアは、フェニックスの言葉を否定します。
「課題が多すぎる。たとえば、さっきフェニックスが話した魔力での発電だって、ものすごく膨大な設備でゆっくり時間を掛けて発電してるよね。魔力から別の物への変換に、法則性が無いわけじゃない。決まった過程を経て、決まったものにしか変換できない。魔力への変換は、その過程がもっと少ない。あの発電設備は、規模を大きくしていくつもの過程を組み合わせることで、なんとか永久機関を実現しているに過ぎない。とても、人体で無限の魔力が手に入るとは思わないけどね」
「……僕も、同意見だよ、キュリア。……いや、同意見、だったね」
 あえて過去形で、フェニックスは言い直します。
「僕は過去に、その研究チームを立ち上げたことがあるんだ。その結果、1つの可能性を見つけたんだ」
「可能性?」
 キュリアの言葉に、フェニックスは頷きます。
「詳細は省くけど、魔力から魔力へと変換するエネルギーの過程を考えるだけ考えると、自分の周りをまとわりつくオーラのサイズで、魔力を増大させることができることがわかったんだ。……僕らはそれを、『ミステリアスオーラ』と名づけた」
「もしかして、そのオーラが謙次のまとっている……?」
 キュリアの問いに、フェニックスは頷き、説明を続けます。
「でも、結局この研究は失敗に終わった。原因はいくつか考えられるけど、それすらよく分かっていない。1つ明確な原因を挙げるなら、頭の回転が足りなかったことがある。研究チームには僕の数十倍、頭の回転が早い人が居たんだけども、彼でも頭の回転が足りていなかった。おそらく、僕の頭が100個以上あったとしても、『ミステリアスオーラ』は使えないはずだよ」
 フェニックスの言葉を聞き、キュリアは絶望しました。
 なぜならば、2つ、今の謙次の恐ろしさを理解してしまったからです。
 1つは、『ミステリアスオーラ』を使う謙次の魔力がほぼ無限であること。
 フェニックスの魔力は計り知れないものの、限度はあります。フェニックスと謙次がバトルを行う場合、もし謙次がフェニックスと同格かそれ以上の実力を持つ場合、フェニックスの負けがほぼ確定してしまうことでしょう。
 そしてもう1つは、『ミステリアスオーラ』を使う謙次の思考スピードが、フェニックスよりも桁違いに速いこと。
 魔法や呪文を使う速さは、使用者の思考スピード、頭の回転の速さで決まります。
 フェニックスは、キュリアが絶望していることを、あえて説明します。
「未来予知でどんな魔法・呪文でも使うことができ、無限の魔力を持ち、桁違いの手数で攻めることのできる謙次。こんな相手を、どうやって倒せと言うんだい?」

キュリアと謙次 さんびゃくはちじゅうきゅうかいめ!

ケーケー「今回も説明回です」
イノブン「そろそろバトル初めてくれない? 説明長いんだけど」
ケーケー「残念、次回も説明回です。


<前回のあらすじ>
 世界を破壊しようとしている謙次。
 しかし、今謙次は『何か』に操られているようです。
 その『何か』とは、……なんと、謙次の持つ個体能力、『未来を予知する』能力だったのです!!


<本編>
「彼は、……謙次は、遥か先の未来を予知してしまったんだ」
 フェニックスは、語り出します。
「今の世界は平和だけれども、世界にはいつか終わりが来る。それはすぐには来ないだろうけれども、もしかしたら100年後くらいには世界の終わりが訪れるかもしれない」
 今、世界を破壊しようとしている謙次が目の前に居るのですが。
(作者:なお、『世界の終わり』と言っていますが、ピエロの居る某4人組バンドとは何の関係もありません)
 その補足は要らない。フェニックスは話を続けます。
「もし、謙次がその世界の終わりが訪れた未来を予知してしまったら、彼は絶望するんじゃないかと、……僕は内心、心配していたんだ。下手したら廃人になるかもしれない」
「そのことは、謙次に忠告したの?」
「……いいや。人は、やってはいけないと言われたら、むしろやりたくなってくるものだろう? 僕から謙次に危機感を煽るような忠告はできそうになかった。忠告なんてしたところで、謙次は出来心で未来予知するんじゃないかと思っていたんだ。だから、僕はあえて放置した。彼がそんな未来を予知したなら、もう絶対にやってはいけないと、自分で気付くはずだと、僕は思っていた。たとえ彼が心を閉ざしても、キュリアや他の仲間たちが彼を助けれくれるから大丈夫だと、僕は思っていたんだ」
 フェニックスは一呼吸置いて、
「でも、僕は甘かった!!」
 叫びました。
「予知能力は、今の謙次が世界を滅ぼす未来を謙次に見せたんだ!! 謙次の身体が予知能力に支配され、僕をも超える力を得て世界を滅ぼす未来を!! その未来を見た謙次は絶望し、狂ってしまったんだ!! 世界を滅ぼす未来予知を見せた予知能力に、自分の身体を託してしまうほどに、彼は狂ってしまったんだ!!」
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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