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キュリアと謙次 さんびゃくはちじゅうはっかいめ!

イノブン「……なんか、最近この小説、急展開を迎えてるよな」
ケーケー「長らくアイデアを暖めていた内容なので、急展開でもまともな内容になっていると嬉しいです。最終章の中盤以外は自分の頭の中で話を練ってありますし」
イノブン「中盤は練ってないんかい!」
ケーケー「まぁ、頭の中で話を練っただけで、実際に文章に書き起こしてみると不自然な箇所が多々ありますけどね。毎回、書き起こすたびに修正箇所が多くて困ります」
イノブン「つまりいつも通りじゃねーかよ、ふざけんな!!」


<前回のあらすじ>
 無限大の威力を持つ、無限魔法。
 それを片手に、キュリアに迫る謙次。
「ちょ、ちょっと待って!! 謙次!! 私に何の恨みがあるの!? お願い!! それを私に撃たないで!!」
 命乞いをするキュリア。まさに絶体絶命。
 しかし、
「急にどうしたんだい? 謙次」
 突如、フェニックスがキュリアと謙次の間に入り、キュリアを助けました。
 どうやら、謙次がテレパシーで直接フェニックスを呼んだようですが、
「彼の野望は、止めなければならない!」
 フェニックスは、言います。
「世界を破壊しようだなんて野望は、絶対に止めないといけないんだ!!」


<本編>
「世界を……破壊?」
 キュリアは訳も分からず、フェニックスの言葉をそのままオウム返ししました。
 フェニックスは、謙次が動く気配がないことを確認してから言います。
「謙次は僕が先手を取るまで待っていてくれるようだから、彼の好意に甘えさせてもらって、現状を説明しようか」
 『先手を取るまで待っている』ということは、これからフェニックスと謙次はバトルすることになる、ということでしょう。
 光速で動けるフェニックスが相手だと、バトルも何も一瞬で決着が着きそうなものですが、……取りあえずはフェニックスの説明を聞きましょうか。
「実は今、謙次は謙次本人の意思で動いていない。操り人形のようなものなのさ」
「操り人形!? ……つまり、誰かが謙次を操っているということ!?」
 キュリアは驚いて言いました。
「……『誰か』、ではないかな」
「え?」
 フェニックスの言葉に混乱するキュリア。
 フェニックスは説明を続けます。
「でも、『ソイツ』が操っているせいで、今の謙次はかなり厄介なんだよ。さっきも、謙次が無限魔法を使ったのを見たよね? キュリア」
「うん。……何で謙次が無限魔法を使えるのか、よく分からないけれども」
「今の謙次は、『謙次が無限魔法を使う未来』を予知することで、無限魔法の使い方が分かるんだ」
「未来を予知!? それって、謙次の個体能力だよね!? ……許せない。謙次の個体能力まで操って、謙次を使って世界を破壊しようだなんて!! 一体誰が……!!」
「……いや、だからキュリア。違うんだ。『誰か』が謙次を操っているわけではないんだよ」
「フェニックス!? 一体何言って……」
 煮え切らない回答ばかりするフェニックスに文句を言おうとしたキュリアですが、ようやく謙次を操っている犯人に気づきます。
「……まさか、謙次を操っている犯人って……」
 謙次が誰かに操られているわけではない。
 しかし、謙次は操つられている。
 つまり、謙次は他人ではない『何か』に操られていることになります。
 この時代の世界観でも、人(モンスター含む)ではない何かが誰かを操ることはあり得ません。科学技術を駆使して相手を洗脳することもできる時代ですが、必ずその技術を駆使する『誰か』が居ます。
 すなわち、謙次を操っているのは、謙次自身の持つ『何か』ということになります。
 フェニックスの説明によると、その『何か』は『謙次が無限魔法を使う未来』を予知することができるらしいのです。
 ……真相にたどり着いたキュリアは、言います。
「謙次は、……『未来を予知する』能力に操られているってこと!?」
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キュリアと謙次 さんびゃくはちじゅうななかいめ!

イノブン「超展開すぎやしませんか? これ、中途半端に終わったら承知しねぇぞ」
ケーケー「連載開始時から暖めていたストーリーではありますが、書いてみると展開スピード速いし、そのうち説明漏れするかもしれません。たとえば、謙次が突然闇落ちした説明とか」
イノブン「その説明は絶対漏らすなよ!!」


<前回のあらすじ>
 突如、キュリアの命を狙ってきた謙次。
 今の謙次の力量を見積もったところ、なんと桁違いの実力を持つことが判明しました。
 キュリアは命の危機を感じます。
(……どうしよう)
 そこで問題です! 絶望的な状況でどうやって助かるか?
3択―ひとつだけ選びなさい。
答え①キュートなキュリアは突如反撃のアイデアがひらめく。
答え②仲間がきて助けてくれる。
答え③どうしようもない。現実は非情である
 しかし、キュリアはいくら考えても、
(……だめだ、どうしようもない)
と思うばかり。
 やはり答えは……③しかないようです。

<本編>
 何も良い案が浮かばないキュリア。しかし、すぐに謙次はキュリアの前に姿を現しました。
 家の玄関の近くで考えをめぐらせていただけのキュリア。その間、謙次は5秒くらい掛けてゆっくりと玄関から出てきたのです。
(どうしよう、……逃げる?)
 キュリアは自問自答します。
(……いや、ダメだ! この強さの謙次から逃げ切れるわけがない! ……そもそも、逃げて多少の時間が稼げたところで、助けなんかが来るはずがない! ……となると!)
 キュリアは立ち上がり、謙次の方に向き直り、言います。
「一体どうしちゃったの!? 謙次!! 急に私の命を狙うだなんて……!!」
 キュリアは、説得を試みます。
 今朝まで非力な少年だった謙次が急に変貌したため、いくつかの疑問が沸いています。
 なぜ、謙次がここまで急激に強化されたのか?
 なぜ、謙次がキュリアを攻撃したのか?
 こういった疑問点の中から、可能な限り感情的に謙次を問いただそうと、キュリアは立ち上がったのです。
 正直、説得に謙次が応じる可能性は低いと、キュリアは考えています。
 しかし、やらなければ命が危ういのです。
 キュリアは言葉を続けます。
「私が今朝買い物に出かけている間に何かあったの!? それとも寝ている間?? 言葉なしに攻撃されても分からないよ!!」
 しかし、その言葉むなしく、謙次は無言のまま、右手に光弾を構えます。
「け、……謙次!?」
 キュリアの直感が警鐘を鳴らしています。
 当たったら死ぬ、と。
「ちょ、ちょっと待って!! 謙次!! 私に何の恨みがあるの!? お願い!! それを私に撃たないで!!」
 本気で焦りだすキュリア。
 謙次は聞く耳を持たず、光弾を構えた右手を動かします。
 ……が、しかし、
「急にどうしたんだい? 謙次」
 瞬間的にキュリアの目の前に現れた黄色い姿に、謙次の光弾が相殺されました。
「フェ、フェニックス!?」
 キュリアは混乱しつつも、突如現れたその黄色い姿の名前を呼びます。
 どうやら、フェニックスがキュリアを守ってくれたようです。
 本当の正解は、答え②でした。
 しかし、フェニックスはキュリアの命を助けないと断言しているのに、一体全体何故、キュリアを守ったのでしょうか?
「勘違いしないでくれ。僕は、君を守ったわけではない」
 フェニックスは、キュリアの顔を見て、言いました。
「突然テレパシーで念を送ってきた謙次の野望を止めようと、動いただけだ」
「テレパシー……、って、謙次が直接フェニックスに送ったの?」
「ああ。彼の感情や現状などをまとめて念で送ってきたのさ。……しかし、驚いたよ。1つも攻撃魔法を満足に使えない彼が、無限魔法を使えるようになっているなんてね」
「無限魔法!?」
 キュリアは驚きます。
 無限魔法とは、無限大の威力を持つ魔法のことです。
 この時代の力学は魔力の存在のせいで、ある一定の力が作用すると、反作用の力が不十分となり、対象の物体を問答無用で破壊することができます。実質、なんでも破壊できる威力を持つため、威力無限大の魔法、無限魔法と呼ばれています。
(作者:つまり、とてつもなく威力の高い魔法は、威力無限大の魔法、無限魔法となるわけです。直撃したら問答無用で相手は死にます)
 この無限魔法に無限魔法をぶつけることで、威力を相殺することもできます。先ほど、フェニックスが謙次の無限魔法からキュリアを守った時も、フェニックスが即席で無限魔法を作り、相殺させたからなのです。
 さて、無限魔法の解説を終えたところで、本筋に戻しましょう。
「彼の野望は、止めなければならない!」
 フェニックスは言います。
「世界を破壊しようだなんて野望は、絶対に止めないといけないんだ!!」

キュリアと謙次 さんびゃくはちじゅうろっかいめ!

ケーケー「さぁ、最終章第1編、謙次闇落ち編の始まりです!」
イノブン「……え? 最終章開始してしばらく経つけど、今始まるの?」


<前回のあらすじ>
 朝、買出しから帰ってきたキュリアは、酷くおびえた様子で頭を抱えて突っ立っている謙次を目にしました。
「……そうだ。どうせ世界は滅びる。だったら……」
 様子が変わり、そんなことを言い出す謙次。
 そこまで聞き取り、キュリアは家から逃げ出しました。
 次の瞬間、謙次は直径3メートルほどの大きなビーム魔法を放ちました。
 そして、謙次は言います。
「どうせ世界が滅びるなら、今俺が滅ぼしても変わらない!」


<本編>
 この時代には、魔法や呪文があります。
 そのため、この時代の建物にはほぼ全て、ある呪文が掛けられています。
 絶対防壁呪文『コンリュード』。対象を絶対的な盾にする呪文です。
 この呪文のおかげで、すべての建物は絶対に壊れることのない、強固なものになっています。
 したがって、キュリアは先ほどの謙次の攻撃を、家の壁に隠れることでやりすごせたのです。
(あ、……危なかった。おそらく、今の謙次の魔法は無限魔法。なぜテレパシー程度の魔法しか使えない謙次が、私ですら使えない無限魔法を使えたのかは謎だけども、今はそれどころじゃない! 謙次の攻撃的な様子とか、気になるところはたくさんあるけれども……)
 キュリアは、冷や汗を流し、息を呑みます。
(それよりも私の命が危ない!!)
 キュリアが最後に見た謙次の顔からは、非常に攻撃的な様子が感じ取れました。
 また、何故かは分かりませんが、今の謙次はキュリアよりも実力が上のようです。
 キュリアほどの実力者ともなると、ある程度相手の力量がつかめます。
 謙次の力量を見積もったところ、桁違いの実力を持つ相手であると判断したため、キュリアは命の危機を感じたのです。
(……どうしよう)
そこで問題です! 絶望的な状況でどうやって助かるか?
3択―ひとつだけ選びなさい。
答え①キュートなキュリアは突如反撃のアイデアがひらめく。
答え②仲間がきて助けてくれる。
答え③どうしようもない。現実は非情である。
 キュリアとしてはこの絶望的な状況の中、答え②に○を付けたかったようですが、期待できないと判断しました。
(作者:キュリアは9ヶ月前、謙次に見本を見せるため魔法『テレパシー』を習得しました。しかし、魔法と言うのは20ページ分のプログラムコードを覚えるようなものです。9ヶ月も使わなければ、所々忘れて使えなくなります。さらに、今の謙次に太刀打ちできそうな仲間も、キュリアには思いつきません。マリエルやガイは、キュリアよりも実力が低く、桁違いの実力を持つであろう謙次には勝てないでしょう。フェニックスなら勝てるでしょうが、……フェニックスはキュリアの命の危機に手助けしないと明言しており、状況を把握しても助けに来てくれる気がしません)
 キュリアは、結論を出します。
(……だめだ、どうしようもない)
 やはり答えは……③しかないようです。

キュリアと謙次 さんびゃくはちじゅうごかいめ!

イノブン「前回は急展開だったな」
ケーケー「今回も急展開だがな」
イノブン「……え?」


<前回のあらすじ>
 謙次は100年後の未来を予知したのですが、その未来では世界が崩壊していました。
 どこで世界が崩壊したのかを探し続け、ついには1日後の未来を予知していました。
 その世界もすでに崩壊していたのですが、ぽつんと1人分の人影が見えました。
 しかしその人影の正体は、……謙次だったのです!
 マジカオス。


<本編>
「ただいま! 謙次!」
 買い物に出ていたキュリアが家に着きました。
 昨晩、ゲームに夢中だったために今朝買い物に出かけていたキュリア。当然ながら、今朝マスコミが押し入ってきたことも、謙次が未来予知で崩壊した未来を見たことも、キュリアは知りません。
 ……ですが、家に入るとすぐ、キュリアは異常に気づきました。
「そんな、……どうして、俺が……」
 家に入ってすぐのキュリアの眼には、酷くおびえた様子で頭を抱えて突っ立っている謙次が映っていました。
「え!? どうしたの!? 謙次!!」
 キュリアはすぐに駆け寄り問いただしました。
 ……しかし、謙次の反応はありません。
 謙次の顔を見てキュリアは問いかけているのに、謙次の視線を変えませんでした。
 ……まるで、キュリアの姿が目に入っていないかのように。
 まるで、キュリアの声が聞こえてないかのように。
(謙次に私を無視する演技力はない。……一体どうしたんだろう)
 キュリアはそう考えるも、皆目検討もつかないようです。
 どう問いかけたものか。そうキュリアは考えていると、謙次の口から思いも寄らない言葉が聞こえてきました。
「……そうだ。どうせ世界は滅びる。だったら……」
 そこまで聞き取り、キュリアはすぐに家を出ました。
 キュリアが家を出た理由。それは、謙次の言葉ではなく、『先読み』で謙次の次の行動が読み取れたからです。
 この時代のバトルでよく使われる『先読み』は、相手の顔色を伺い、次の行動を読み取る能力です。
 キュリア並みに熟練すると、平常時でも相手の言っている言葉が嘘か本当かを正確に判別することができます。
 また、先読みを極めると、フェニックスのように相手の思考を読むことができます。
 ですが、それは平常時での話。本来、先読みはバトルで相手の行動を読むための能力です。
 相手の顔を見ることで、相手がどのように行動しようとしているのか、ある程度分かるのです。
 そして、キュリアが先読みで読み取った謙次の行動、謙次が今取った行動ですが、……なんと、ビームを放ちました。
 そのビームは、放たれてすぐに直径3メートルほどに膨れ上がり、目の前の家具をすべて飲み込みました。
 そして、謙次は言います。
「どうせ世界が滅びるなら、今俺が滅ぼしても変わらない!」
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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