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キュリアと謙次 さんびゃくななじゅうろっかいめ!

<前回のあらすじ>
 クリスマスパーティーという大乱戦を行い、ついに敵の最後の1人を倒しました。
 今回で、クリスマスパーティー編は完結です!


<本編>
「みんな、お疲れ様!」
 家の中で、キュリアが言います。
 クリスマスパーティーという戦いが終わり、キュリア・マリエル・ガイの3人は家の中に戻り、くつろいでいます。
 ただし、テーブルには4席しかイスがないため、キュリアは座らず立ったままですが。
(作者:10歳児の低身長のせいか、キュリアが立っていても見上げずに会話ができるようです)
「お疲れ様、って言っても、俺とシーノは観戦していただけだから、あまり疲れてないぞ?」
 謙次が言いました。
 すると、マリエルは言います。
「あら? でも割と謙次君もシーノもくたびれているように見えるけど? ……3時間も私たちの戦いを観ていたんですもの、疲れて当然よ」
「マリエルの言うとおりだ。逆に、俺らの方が疲れていないんじゃねぇか? マリエル」
「私たちもそこそこ疲れているでしょう? ガイ。なんせ、3時間ぶっとおしで魔法を使い続けていたんだもの。ねぇ、キュリア?」
「そうだね、マリエル。魔力消費の少ない中級、上級魔法ばかり使っていたとはいえ、そこそこ魔力は消費してるよ」
「……まぁでも、よく3時間も戦闘続けられるよなとは思うがな」
 シーノは言いました。
 ただ、続けて言うには、
「ちなみに、中級、上級の魔法って、私でも当たったら無事で居られるのか!? 無事で居られそうなら、1回試してみて欲しいんだが!!」
 ……そういえば、シーノってドMの設定ありましたね。
(作者:使いどころがなくて、設定作ったはいいけど、結局あまり出す事ができず困っています)
 使いこなせる設定にしろよ。こちとら、たびたび設定出されないと忘れるんだよ。たとえば、読者の中でマリエルの必殺魔法『ジャガーノート』を覚えている人はほとんどいないと思うぞ。
(作者:マジ? 特徴ある伝説系魔法の中でも特徴ある魔法だと思うんだけど)
 そもそも、伝説系魔法の特徴すら、数回前の説明を見るまで忘れている人がほとんどかと。数回前に登場したから、この回を読まれる時には忘れられていそう。
(作者:そ、そんなぁ)
 結局、シーノの要求は危険だからという理由で却下されました。
 その後、彼らはしばらく談話し解散したのですが、翌朝シーノは罰でイスにしばられ放置プレイされたとかされていないとか。
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キュリアと謙次 さんびゃくななじゅうごかいめ!

<前回のあらすじ>
 クリスマスパーティーは長期戦だし相手は全員ザコだから、普段使う魔法よりも桁違いに威力の低い魔法を多用していますよ。
(イノブン:本当にそういう内容だからいいけど、なんというか、最近一言で終わるような説明を長々として1回分を稼いでいないか?)
(ケーケー:そ、そんなことは……、ない、……と思ってる)


<本編>
「『ウィンド』!」
 キュリアが叫びました。
 キュリアの魔法は正義の味方に直撃し、重症のためまた1人、正義の味方が撤退します。
「『エナジーバーン』!」
 マリエルが叫びました。
 マリエルの魔法も直撃、また1人撤退します。
「……残るは、お前だけだな」
 腕にやどした雷をバチバチさせ、ガイが最期に残った正義の味方に語りかけます。
 すると、
「……なぜだ?」
 正義の味方は、言葉を返してきました。
「なぜお前らは、ジェノサイドの味方をする!?」
(作者:ジェノサイドというのは、キュリアの別名です)
「あいつは、決して許されない罪を犯した。100人ものひとを殺したんだぞ!? そんな犯罪者に、なぜお前らは手を貸しているんだ!?」
 その正義の味方の疑問は、至極真っ当なものでした。
 キュリアは、人権がないため裁判では裁かれないものの、極刑に処されて当然の人間です。それだけの罪を犯したのです。
 正義の味方も、そんな大犯罪者を許しておけない、野放しにしておけないという理由で、キュリアを殺しに掛かってくるわけです。
 では、なぜそんな大犯罪者に手を貸しているのか?
 問われたため、ガイは考えてみました。
 ガイは、幼少期に3日間だけ、キュリアと会っています。
 『キュリアの強さを目指したいから』という謎な理由でキュリアに血を吸ってもらうというメチャクチャな要求を、快く受け入れた変わった人でした。
(作者:これ、謎な要求をしたガイも変わった人ですよね)
 目標とする人に認めてもらえる、証みないな何かが欲しくて要求したのかもしれませんね。まぁ、この当時ガイは6歳なので、メチャクチャな要求をするのも頷けますが。
 その後、キュリアはガイが強くなったら勝負するという約束をし、旅立ちました。10年の時を経て2人は戦うことになりますが、その時ガイは正義の味方になっており、キュリアを殺すつもりで勝負を挑みました。
 結果は、キュリアの圧勝となりました。ただ、その時ガイは自分が殺されなかったどころか、殺しに掛かった自分を仲間として受け入れてくれたことに感銘を受け、以降、キュリアの『仲間』となりました。
(……さて、過去のキュリアとの思い出はいろいろあるが、『なぜキュリアに手を貸すか』の答えはやっぱりアレだろう)
 ガイは正義の味方の問いについて丁寧に考え、こう答えました。
「アイツが俺の『仲間』だからだ」
 答えると同時に、ガイの魔法も直撃。最後の正義の味方を倒しました。

キュリアと謙次 さんびゃくななじゅうよんかいめ!

ケーケー「魔法のランク分けは、10年近く前に考えた設定でして、次のような名前で考えていました」

火属性
・初級魔法:ファイア(fire:火)
・中級魔法:フレイム(flame:炎)
・上級魔法:ブレイズ(blaze:炎)
・最上級魔法:フレア(flare:めらめら燃える)

水属性
・初級魔法:ウォーター(water:水)
・中級魔法:スプラッシュ(splash:水などがはねる、飛び散る)
・上級魔法:フラッド(flood:洪水)
・最上級魔法:デリュージ(deluge:大洪水)

風属性
・初級魔法:ウィンド(wind:風)
・中級魔法:ガスト(gust:突風)
・上級魔法:ブラスト(blast:疾風)
・最上級魔法:ゲイル(gale:強風)

雷属性
・初級魔法:スパーク(spark:閃光)
・中級魔法:サンダー(thuder:雷)
・上級魔法:サンダーボルト(thunderbolt:雷電、落雷)
・最上級魔法:イオン(ion:帯電体)

地属性
・初級魔法:ショック(shock:振動)
・中級魔法:クエイク(quake:地震)
・上級魔法:アースクエイク(earthquake:地震)
・最上級魔法:カタストロフ(catastrophe:大惨事)

イノブン「中二病乙」


<前回のあらすじ>
 敵が多いし長期戦になるので、魔力消費の激しいバージョン2やバージョン3は使いません。


<本編>
 パーティー開始から2時間が経過し、正義の味方の数も半分以上に減りました。
 『減った』者の多くは、負傷のためこれ以上の戦闘は厳しいと判断し、自主撤退しました。
「『ガスト』!」
 キュリアが叫ぶと同時に、かざした手のひらから風弾が飛び出しました。
 『ガスト』は風属性中級魔法。火属性・水属性・風属性・雷属性・地属性は一般的によく使われる魔法であり、初級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法という4ランク分の魔法がそれぞれの属性で用意されています。これらのランク分けされた魔法は、『サルでも分かる!風属性中級魔法ガスト入門』といったような入門書によって、魔法使いの間で広く知れ渡っています。
 ただ、この小説内ではキュリアはこのような魔法を使わず、『グレイヴスラッシャー』などのオリジナル魔法をよく使います。オリジナル魔法をよく使うのは、マリエルやガイも同じです。なぜでしょうか?
 答えは、弱いからです。これらの魔法はキュリアが生まれた頃は上級者の間で使われていたようです。しかし現在では、キュリアほどの猛者が使うには威力が弱すぎるようです。最上級魔法にしても、キュリアがよく使うオリジナル魔法の方が桁違いの威力を発揮してくれるため、ほとんど使われません。
 しかし、オリジナル魔法でないと話にならない場合は、キュリアが同等の強さの相手と戦う場合。
 今回のような、桁違いに弱い相手と戦う場合は、ランク分けされた魔法の低燃費性が活かせます。
 現に、キュリアのガストを喰らった相手は、戦闘続行不可と自己判断し撤退していきました。
(作者:あそこはファミレスの中でもリーゾナブルでいいですよね)
 ……無視しましょう。ちなみに、ガスト(Gust)というのは突風という意味です。テストには出ません。
 なお、ランク分けされた魔法を使うのは、キュリアだけではありません。
「『サンダー』!」
 ガイが叫ぶと、敵の頭上が光り、さらにその直後に雷が落とされました。
 『サンダー』も、雷属性中級魔法というランク分けされた魔法です。こちらは、雷(Thunder)という意味で知られているから分かりますよね。
 一方、マリエルは、究極系というまったく別の魔法を使っていました。
「『アルティメットバスター』!」
 マリエルが叫ぶと、1個の光弾が手のひらより放たれました。
 こちらの究極系という属性の魔法は、キュリアの扱う闇属性と対を成す、『神の属性』という謂れのある魔法です。
 闇属性は、風や雷など別のエネルギーに頼ることなく、闇そのものが敵の体を蝕むことで効率よく相手にダメージを与えることに特化した属性です。それと対を成す究極系という属性は、効率良く高威力の魔法を放つことに特化した属性です。なので、究極系の魔法を使えば、他属性よりも比較的少ない魔力で高威力の魔法を放つことが可能となります。
 その究極系の中でも威力の低い『アルティメットバスター』を使うことで、パーティーに参加している正義の味方の中でも強めの正義の味方を一撃で仕留めることができます。
 ……という感じで、キュリアたち3人が弱めの魔法を使うことで、敗れ去った正義の味方の大半は自主撤退をしました。
 ……そう、『大半』は、です。
 ごくわずかに、命知らずがいるのです。
「幼少期に罪を犯したのに、オバサンになるまでのうのうと生き延びるとは、悔い改めろ!」
とか。あとは単純に、
「死ねやクソババア!」
とか、そんなことを叫ぶ愚か者がいるのです。
 なので、そのたびにキュリアはバージョン3に変身し、
「今、何てった?」
と、一言いって、敵の返答を待たず顔面を粉砕。文字通り粉砕。
「ぐあっ!? ま、待ってく……」
 しかし、それだけではキュリアの怒りは晴れないらしく、関節という関節をことごとく破壊し、……あ、こちらも文字通り破壊しています。
 その上で、島へと全力で放り投げました。
 島には遠目からでも目を澄ませば分かるサイズのクレーターができ、そこにはパペット人形のごとく節々が変な方向に捻じ曲がった正義の味方が居たのでした。

キュリアと謙次 さんびゃくななじゅうさんかいめ!

<前回までのあらすじ>
 クリスマスパーティーという、キュリア・マリエル・ガイの3人組 VS 大勢の正義の味方 の乱戦が行われています。
 相手は大勢とはいえ、ザコの集まりなので対して苦戦することはないらしいです。


<本編>
 パーティーで、彼らは踊る。
 無数に飛んでくる遠距離魔法。謙次たちの目から見ると、数が数なのでとても太刀打ちできないように見えます。
 しかし、キュリアも、マリエルも、ガイも、正義の味方の攻撃をうまく処理していました。
 避けられるものは、避け。
 直撃しそうなものは、別の魔法で相殺し。
 当たってもほぼノーダメージで済みそうな弱い魔法は、無視をしました。
 こうすることにより、3人ともほぼノーダメージで、対圧倒的大多数の戦闘を1時間ほど乗り切っていました。
 ここで、謙次はマリエルも同じ戦闘スタイルであることに違和感を覚えます。
「……あれ? マリエルさんって伝説系の魔力を伴ったバージョン2を展開できるから、他の2人みたいに頑張って避ける必要はないんじゃないのか?」
「自力でそこに気づくとは、流石だな、謙次」
 シーノは言いました。
 最近、戦闘の描写が少なかったかと思うので、用語を今一度確認しておきましょう。
 まず、『伝説系』とは、魔法の属性の1種です。この属性には、『他属性の魔法に衝突すると、他属性の魔力を打ち消す』といった、相手の魔法を打ち消す特徴があります。
 また、バージョン2とは、全身に魔力をまとうことで身体能力を倍加させる特殊な能力のことです。キュリア、マリエル、ガイの中でバージョン2を使うことが出来るのはキュリアとマリエルだけです。なお、キュリアは全身に魔力をまとうだけでなく、魔力で変身する『バージョン3』を使うことが出来ます。こちらは、バージョン2の上位互換です。
 2つ用語を解説したところで、シーノの説明に移ります。
「たしかに、マリエルの普段の戦闘スタイルは、バージョン2で伝説系の魔力をまといながら戦うというスタイルだ。全身に伝説系の魔力をまとっているから、マリエルに魔法は効かない。だから、普段の戦闘スタイルで行けば、マリエルはキュリアやガイみたく敵の魔法を避ける必要がないのは確かだ」
「じゃあ、なんでその戦闘スタイルで行かないんだ?」
「そうだな。……その理由は2つある。まず1つは、伝説系の魔力を使うと、魔力消費が激しいからだ」
「そ、そんなに魔力消費が激しいのか?」
「ああ。どんな魔法を使うかにもよるが、普通の魔法の約10倍は魔力を消費するらしい」
「10倍!? そんなに消費するのか」
「バージョン2でまとう魔力を伝説系にすると、マリエルの場合1時間ともたずに全魔力を消耗する。マリエルは他の2人の数倍は魔力を持っているらしいが、それでも1時間が限界だ。長期戦には向かない」
「なるほどな」
「2つ目の理由だが、……これは、キュリアがバージョン3に変身していない理由と同じだ」
「本当だ、キュリアもか。……でも、キュリアは弱い正義の味方と戦う時は、使う必要がないからってバージョン3に変身せずに戦うしな」
「……そう、それが2つ目の理由だ」
「……まさか」
「『使う必要がない』。バージョン2やバージョン3は使い続けるだけで魔力を消耗するらしい。あと、……あいつらは、この戦闘をなるべく楽しみたいらしいからな」
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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