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キュリアと謙次 さんびゃくよんじゅういっかいめ!

ケーケー「ちなみに、電灯があるのに周りは闇、というこの空間は、光吸収率のめちゃくちゃ高い素材で壁を覆うことで実現できると考えています」
イノブン「え? 光吸収? なんだって?」
ケーケー「現実世界には、光吸収率99.96%の材料があります。その材料『ベンタブラック』は、レーザーポインターを当ててもその光が見えず、『しわ』すらも見えなくします」
イノブン「よく分らんが、何か凄そう」


<前回のあらすじ>
 謙次が目を覚ますと、そこは何もない真っ暗闇の中。
 キュリア、マリエル、ガイ、フェニックスが一緒にいる中、突如現れたのはお面をつけた黒マント。
 どうやら『キリスト教過激派』の一員のようです。
「よって、お前たちにはこれから、クイズに挑んでもらう!」
 お面の人は、謙次たちにそういいます。


<本編>
(作者:ちなみに、この空間ではフェニックスたちは魔法も個体能力も使えないようです)
 ここで話すな。ちゃんと魔法が使えなくて困っている描写を書け。手抜きに思える。
(作者:実際手抜き工事なので)
 おい。
「着いたぞ。ここが第1問の間だ」
 お面の人についてしばらく歩いた先に、闇の晴れた空間がありました。
 そこにあったのは、5段の階段。何の柄も無い真っ白な階段です。段の幅も狭く、1段に1人しか立てそうにありません。手すりなど横に支えとなるものもなく、空間の真ん中にぽつんと階段だけが置かれていました。
 お面の人は言います。
「第1問から第3問までは、帽子の色当てクイズだ」
「帽子の色当て?」
 謙次はオウム返しします。お面の人は続けて説明します。
「ルールは簡単、自分の帽子の色を予測して当てる、それだけだ」
「え? それって自分の被ってる帽子を取って見ればいいんじゃないのか?」
 お面の人は、やれやれ、という素振りを見せ、謙次の問いに答えます。
「それじゃあクイズとは言わないだろう。このクイズでは、お前たちの行動は制限される。例えば、この第1問では自分の下の段の者以外を見てはいけないし、自分の帽子の色を答えるまでは何もしゃべってはいけない」
 一呼吸おいて、お面の人は続けます。
「このまま第1問の説明をしよう。第1問ではそこの階段に1人1段ずつ立ってもらう。立つ順番は自由に決めてもらってかまわない。階段に立つとき、降りるほうに向いてもらう。体の向きは変えてはいけない」
「なるほど、つまり自分より下の段にいる人の帽子の色は見てもいいわけだ」
「その通りだフェニックス」
 お面の人は頷きます。
「全員が1段ずつ階段に並んだならば、一番上の段の者から順に、自分の帽子はこの色だと思う色を当ててもらう。帽子の色は、赤・緑・青のいずれかであり、ここではその『赤』・『緑』・『青』という答え以外を禁ずる。また、お前たちは皆、この場面以外で何一つ言葉を発してはいけない」
 なるほど。つまり周りを見回してはいけないし、おしゃべりもいけない。例えば、一つ下の段の人にこっそり帽子の色を教えるといったようなことをやってはいけないわけですね。
「ルールは以上だ。一番上の人を除き、自分の帽子の色を正しく答えられなかったものはゲームオーバーだ。また、無駄口を叩く等、先ほど伝えたルールを破ったものもゲームオーバーだ」
「ゲームオーバーになるとどうなるんだい?」
 フェニックスの問いに、お面の人は、
「この世界に永久に閉じ込められる。我々の意思が働かぬ限り、その者は二度と元の世界に戻ることが出来ない」
「なるほど、人質になるわけだ」
 フェニックスがそう言うと、お面の人は咳払いをして続けます。
「なお、第1問は階段に並ぶ前に、お前たちで話し合う時間が与えられる。時間は無制限。好きなときにゲームを始められるが、一度はじめたら先ほど述べたルールに縛られる」
「分かった。じゃあ、みんな」
 フェニックスは言います。
「このクイズの答えを教えておこう」
「何っ!?」
 謙次だけが驚きました。他の3人は、
(まぁ、フェニックスの頭なら当然か)
と思っていました。
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キュリアと謙次 さんびゃくよんじゅっかいめ!

ケーケー「今回から新編です」
イノブン「今度の新編は、ちゃんと内容考えてから書き始めているんだよな?」
ケーケー「……うーん、クイズをメインにしようと考えてはいるので、比較的考えてはあるんですよね」
イノブン「『内容を』考えてから書き始めているんだよな?」
ケーケー「……さて、ここでクイズでも出しましょうか」
イノブン「話を逸らすな」
ケーケー「何のひねりもない問題なので、答えは簡単です。僕はしばらく前から、クイズを出しまくるような編を書きたいと考えていました。さて、そんなことを思い返しながら、僕が今頭に思い浮かべた漢字2文字は何でしょう?」
イノブン「……これは簡単だな!」
ケーケー(うまく話を逸らせた)
※馬鹿らしいクイズですが、このクイズの答え合わせは追記にて


<前回のあらすじ>
 謙次はミカエルと一日過ごしました。
 不思議な一日でした。
 よって、今回から新編に移ります。
 前回から、何日も経って、唐突な出だしをもって始まります。


<本編>
「うん……ん?」
 謙次が目を覚ますと、そこは真っ暗な闇の中でした。
 周りを見渡すと、キュリア・マリエル・ガイ・フェニックスがはっきりと見えます。彼らが見えるその周りは完全に闇であるにも関わらず。
上にはややまぶしく思えるくらいに輝きを放つ電灯があるのが分かります。しかし、辺り一帯が真っ暗闇なので、軽く吐き気を覚えるレベルで気分が害されます。
「おや、気づいたようだね」
 謙次が起き上がったのを見て、フェニックスが言いました。
「誠に残念なことに、どうやら僕たちは、この世で一番絡みたくない連中に絡まれてしまったみたいなんだ」
「この世で一番絡みたくない連中?」
 謙次はオウム返しをします。フェニックスは、
「宗教団体過激派さ」
と言って、さらに続けます。
「僕ですら対処に手を焼く、厄介な組織だよ。キリスト教、イスラム教、仏教、ユダヤ教。この世にはたくさんの宗教がある。新興宗教とかいう変なものを除いて、これら宗教はある教え、……つまりはルールがあるんだ。でも、中にはその教えの一部または全部を取り違えることで、人を扇動し信者を募り、厄介な犯罪組織になっているんだ。それが宗教団体過激派さ」
 なるほど。……過激派というと、やはり時事的に元ネタはアレか?
(作者:そうですね。現実世界でも、ヨーロッパ東部でイスラム教過激派がいますよね。あの人たちもイスラムの教えを完全に取り違えてますからね)
 でも、教えを取り違えるという意味で言えば、現在のイスラム教過激派に限らないよな。宗教柄、キリスト教もイスラム教も戦争してはいけないはずなのに、昔からヨーロッパ諸国は宗教対立で戦争してたからなぁ。
(作者:……さて、話を戻しますが、この小説の中の過激派は、もっと厄介です)
「過激派は厄介なことに、組織力で妙な特殊能力を開発するのさ」
 フェニックスは続けて説明します。
「この世界に出回っている特殊能力は、魔法・個体能力・バージョン変化・呪文くらいなんだ。このことは謙次も知っているだろう?」
「ああ、もちろん。バージョン変化っていうのは、バージョン2とバージョン3のことだろ?」
「その通り」
 バージョン2とバージョン3は、最近あまり出していない設定でしたね。魔力を消費し続ける代わりに、身体能力を上げることができる特殊能力です。
(作者:この説明で理解できない方は、超サイ○人と言えば理解でき……)
 やめろ!!
(作者:ちなみに『超』は『スーパー』と読む)
 だからやめろ!! 版権に触れるから!
「だが、宗教団体過激派はこれらの特殊能力にこだわらない。これらの特殊能力だけだと、簡単に犯罪がバレるし対策されるからだ」
 フェニックスは説明を続けます。
「だから、独自の特殊能力を生み出し、その特殊能力を使って犯行に及ぶんだよ。この空間も魔法や呪文で作られたものじゃないし、おそらく何らかの特殊能力を使った犯行だと……」
「犯行、犯行って、……先ほどから話を聞いていればひどい言いがかりだ」
 真っ暗闇の中、突然黄色い球体のようなものが現れ、フェニックスの言葉を遮りそう言い放ちました。
 よく見ると、その球体のようなものは『お面』でした。にっこり笑顔のお面です。
 そのお面が単体で浮いているように一見見えましたが、よく見るとそのお面は、周りの闇にまぎれて分かりにくい漆黒の衣を身に着けていました。
 お面はいいます。
「我らは偉大な神、ジーザスの意図を汲み取り、そなたたちを救おうとしているのに……、そなたたちには一度、天罰が下るべきだな」
 そのお面の言葉を聞いて、フェニックスは言います。
「ジーザスと言っているところから察するに、君たちはキリスト教過激派みたいだね。ジーザスというのは、イエス・キリストと言えば謙次も知っているだろう? キリスト教の教主のことさ」
(作者:イエス・キリストは英語でJesus Christ。ジーザス・クライストと言われています)
「だけど、偉大な神ジーザスねぇ。キリスト教の唯一神はヤハウェなのに、君たちは新約聖書をどのように解釈したんだい?」
「……ふん、これだからにわかは」
 お面は言います。
「ジーザスは神の子、すなわち神なのだ。ただ人として生きただけであり、神であることに違いはないのだ。さらに言えば、あれだけ数々の偉業を成し遂げたジーザスこそが、唯一神としてふさわしい。そうだろう?」
「『そうだろう?』と言われても困るなぁ」
 どこから突っ込んでいいのか分らなくて困る、といった顔でフェニックスは返しました。
 お面は続けて言います。
「我々の調査の結果、ジーザスは人の知力を試していることが分かった。人の知力は本来、高みにあるべきなのだ」
(人って、『知恵』をつけたからこそ楽園を追放されたのに、何でキリストがさらにその知恵を発展させようとしていることになるんだろう)
とフェニックスは思いつつも、それを言うと余計に話が拗れるので、あえて黙っておくことにしました。
(作者:教えを全部取り違えているパターンですね、分かります)
 お面は続けて言います。
「よって、お前たちにはこれから、クイズに挑んでもらう!」

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侵略シリーズのバグを修正

こんばんは、ケーケーです。
過去に公開したプログラム『侵略シリーズ』でバグが見つかったため、修正&再アップロードしました。過去記事
短いですが、今回は以上です。
次の小説は、なるべく早めにうpできるよう心がけます。
(月曜日夜更新フラグ)

キュリアと謙次 さんびゃくさんじゅうきゅうかいめ!

ケーケー「ダイエットしたい」
イノブン「すればいいじゃないか」
ケーケー「ただ、ダイエットしたい時なのに、艦これ開くとみんな牛丼持ってるんだよね」
イノブン「あぁ、そういえばそんなイベントやってるよな」
ケーケー「そのせいで、どれだけ吉野家に行きたくなったことか」
イノブン「……あれ? すき家とのコラボイベントだよな?」


<前回のあらすじ>
 ミカエルの迷路をクリアした。


<本編>
 謙次はあの後、ミカエルに家まで送ってもらいました。
 家に着いた時は誰もいなかったのですが、しばらくするとキュリアが帰ってきました。
「ただいま、謙次! 遅くなってごめん!」
 キュリアはそういうと、すぐさま外に出て行き夕食の準備をします。
(作者:なお、キュリアと謙次の食事は、キュリアがその辺のモンスターの肉、謙次がスーパーで買った材料で調理したまともなご飯です。モンスターの肉はマズくて普通の人が食べられるようなものではないので、謙次のためにまともな料理を作ってくれています。キュリアは普通の人ではないので、モンスターの肉を食べています)
 『普通の人ではないので』って、……まぁ、その通りだけども。
 そんなこんなで、しばらくゲームで時間をつぶしたら、キュリアに呼ばれました。
 夕食です。
 謙次は肉類が好きで、野菜類全般が嫌いです。しかし、キュリアは栄養バランスを考え、なるべく謙次が好むような味付けで調理し、野菜が入っていても謙次が好んで食べるような料理を毎日作ってくれます。
 そんな料理を、謙次は2,3分で平らげてしまいます。折角お前のためを思って工夫してくれてるんだから、もうちょっと味わって食べてもよくね、……とイノブンは思います。
「ふーん、ミカエルらしい遊びだね」
 謙次の話を聞いて、キュリアは言います。
「霊属性魔法はなんでもアリの魔法だからね。使いこなすのが難しいから誰も使おうとしないけど、ミカエルはそれを使いこなせるからこそのナンバー2なんだよね」
「……それって、解釈によっては、使おうと思えば誰でも使えるっていう風にも聞こえるけど、実際そうなのか?」
「誰でも使えるかは分からないけど、ミカエル以外にも霊属性魔法を使える人はいるよ」
「いるの!? あのインチキ魔法を!?」
 インチキ魔法ってお前、……合ってるけど。
「うん、いるよ。ただ、魔法を使うまでにすごく時間がかかるし、魔法を使えてもたいしたことができない。ミカエルみたいに『なんでも出せるしなんでも消せる』ようにはならないんだよ」
「そうなのか」
「ミカエルは『なんでも出せるしなんでも消せる』レベルの魔法を、一瞬で使えるから凄いんだよ。……性格がアレじゃなければ、誰からも尊敬されているはずなのに」
「性格がアレじゃなければな」
 とは言いつつも、この日はミカエルのまともな面しか見ていないため、謙次は半ば冗談で言っていました。
 ミカエルは十分キチガイなのですが、この手のキチガイは相手を選んでくれるからまだマシなのでしょう。
 キチガイなはずのミカエルと過ごした、不思議な一日でした。

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キュリアと謙次 さんびゃくさんじゅうはちかいめ!

ケーケー「ま、間に合った~」
イノブン「……23:54分、更新期限まであと6分しかないじゃないか」
ケーケー「つい30分前に更新のこと思い出して、急いで作りました。危なかった~」
イノブン「それで、……この短さなのか」


<前回のあらすじ>
 迷路探索しながら地図を作るのは意外と面倒くさかった。


<本編>
 迷路の中をさまよい続けて、早2時間。
「でも、この道って多分ゴールに続いてるよな! さっき行き止まりだった道は、俺の書いた地図上だとゴール手前で行き止まりになってたから、こっちの道から行けばゴールにたどり着くは……ず?」
 謙次はミカエルに持論を語りながら道を曲がると、その道の奥の方に迷路の壁の色と違う色が見えました。
 喜びのあまり、謙次は駆け寄ります。近くで見てみると、そこには岩場が広がっていました。岩の隙間からは海が垣間見えます。
 少し見上げると、空はきれいな夕焼けに染まっていました。そして、謙次の立つ脇に、『ゴール』と書かれた旗が立っていました。
「やったぜ!」
 そう謙次が言い放つと同時に、謙次は大きな達成感を感じました。
 まるで、RPGを1本クリアしたかのような、そんな達成感。
「おめでとうございます、謙次さん」
 ミカエルは謙次に語りかけます。
「じゃあ、そろそろ夕方ですので、帰りましょうか」
「そうだな。それにしても、途中で諦めなくて正解だったよ。今俺、やりきった感が半端ない」
「それはよかったです。楽しんでいただけたようで」
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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