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キュリアと謙次 さんびゃくさんじゅうななかいめ!

ケーケー「前書き雑談コーナーは追記にて」
イノブン「それ、『前』書きって言わなくない?」


<前回のあらすじ>
 ミカエルが作った巨大迷路について
・長方形
・スタートとゴールの位置は見えるが、その内部がどうなっているのか分からない。
・白紙の地図を、謙次が埋めながらゴールをめざす。
・コンパスも持っているので、埋めた地図の方角は分かる。
 しかし、思いのほか道の距離感がつかめず、地図にどのくらいの長さで道を書き込んでいいのかが分からなかったのが前回です。
「そこはとりあえず適当でいいですよ」
 こうアドバイスするミカエル。
 何事もそうですが、どうしようもないところはきっちりとやろうとせず、やれる範囲でやることが重要なんですよね。


<本編>
「……またかよ」
 行き止まりに着き、謙次はため息を漏らしました。
「このあたりの道、全部行き止まりじゃないか。本当にゴールに通じている道はあるのか?」
「もちろんありますよ。それに、まだ通っていない道もあるじゃないですか」
 謙次が書いた地図を見ると、2個前までの分岐点の道は全部行き止まりになっているが、最初のほうの分岐点でまだ先が書き記されていない道が何本かありました。
「でも、また新しい道を書き込まないといけないしなぁ。どのくらいの長さの道か、その距離感があまりつかめてないから、地図に道を書くときは割りと頭使うんだよなぁ」
 実際、謙次の書いた地図には、ぐにゃりと曲がって迷路外に突き出している道が1本、記されていました。迷路の道はすべてまっすぐの道なので、本来なら曲がった道などあるはずがありません。また、迷路の全体は長方形なので、曲がった道が外に突き出しているなどというはずもありません。
 これは、迷路の端まで道が続いていると思って記したものの、実際その奥にもう1本道があったため、このような書き方がされているのでした。簡単に修正できるところなら、ペン裏で道を消せば良いだけなのですが、そうでない箇所がこのぐにゃりと曲がった1本の道の箇所なのです。
 このように、この迷路探索は割りと疲れます。謙次も小1時間さまよい、若干イライラしていました。
 そこで、ミカエルは言います。
「それが嫌と言うのでしたら、入り口に戻って帰っても結構ですよ」
「え? いいのか?」
「はい」
 ミカエルは笑顔で返事をします。
……こう付け加えて。
「ここまでの謙次さんの頑張りが水の泡になっても言いというのでしたら、結構ですよ」
「……やっぱり、ゴールを目指すよ。分岐点に戻ってやり直そう」
 謙次はこの迷路をそこそこ頑張って、道を埋めてきました。
 たとえ行き止まりの道を書いていただけだとしても、迷路地図の半分近くを埋めることができているので、まったくの無駄ではありません。むしろ、行き止まりの道が分かって、ゴールを目指しやすくなっています。
 この成果を、すべて水の泡と化すのか。
 否。そんなもったいないことはできない。
 そう思い、迷路クリアに向けて謙次は再度歩み始めるのでした。
(作者:ストレスが溜まり、時間も浪費するけど止められない。つまり、ソシャゲのようなも……)
 それ以上はいけない。

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キュリアと謙次 さんびゃくさんじゅうろっかいめ!

ケーケー「艦これ改のプレイ動画を見たのですが、どうやら神ゲーらしいですね」
イノブン「そうなのか?」
ケーケー「それはもう内容もキャラデザもペラッペラで」
イノブン「……紙ゲーか。なるほど」
ケーケー「実際にプレイしたわけではないので、本当はやってみると面白いのかもしれないですが、……あのプレイ動画を見て、相は思えませんでした」
イノブン「じゃあ実際に買ってプレイしてみた感想を来週あたりに……」
ケーケー「それやるくらいだったら艦これ本家の方のドックなり母港なりを開放するわ」


<前回のあらすじ>
 ミカエルが霊属性魔法で迷路を作りました。
 紙の迷路ではありません。それを具現化したような迷路です。
 しかし、上から見て分かるのはスタートとゴールだけ。
 ……そう、この迷路を攻略するには、自分で迷路内の地図をつくり、迷わないようにゴールへと向かう必要があるのです。


<本編>
 迷路の入り口付近に着陸し、2人は中へと入っていきました。
 中は壁と天井、床がベージュ色で、その一色以外はありません。
 天井には等間隔で電球が配備されており、迷路内はどこも十分な明るさを保っていました。
「……なぁ、ミカエル。ふと思ったんだけど」
 謙次がふと、尋ねます。
「おや? どうしましたか、謙次さん」
「この道って、ここで右に、向こうで左に分岐してるよな」
「はい、そうですね」
「……地図で言うと、だいたいどのあたりなんだ? 分岐しているところを書きたいんだけど、この地図は迷路全体の地図だろ? 迷路全体の中のどのあたりなのか、距離が分からなくて書くに書けないんだけど」
「そこはとりあえず適当でいいですよ」
「え?」
「そのペン、反対側で軽くこすると消せるので、今はざっくりと書いて後で修正すればいいんですよ」
 最近良く見かける、消せるボールペンかな?
(作者:PIL○TのFRI×I○Nかな?)
 おいこら、文字を伏せろ!
(作者:伏せてるよ、○と×で)
 伏せれてない!!

キュリアと謙次 さんびゃくさんじゅうごかいめ!

<前回のあらすじ>
 作者が忙しいことを理由に1ヶ月も休みやがった。
(作者:お、おい……。まぁ、その通りだけれども)
 喫茶店『ラピッドハウス』を後にした謙次たち。
(作者:うさぎはいないようです)
 次にミカエルに連れてこられたのは、無人島。
(作者:緑のない小さな無人島です)
 そこに出現させるは、正方形の施設。
(作者:『スタート』と『ゴール』が見えます。施設の中は見えません)
 これはつまり、
「……そう、迷路です」
 ミカエルはそう言って、正方形と方位が書かれた紙と、方位磁石付のペンを謙次に渡しました。


<本編>
「あそこがスタート地点、そしてあそこがゴールです」
 『スタート』、『ゴール』と書かれた旗を指差し、ミカエルは言います。
「『そんなこと言われなくても分かってる』と言いたげな顔ですね。でも謙次さん、私が何も言わなければ、あなたは何も考えず、このまま迷路の中に入ろうとするのではありませんか?」
「……そりゃあそうだけど」
「でも、これは紙の迷路じゃありません。中身がまったく見えない、本当の迷路です」
「それも、言われなくても分かってることだな」
「それでいて、紙の迷路みたいに中身が複雑なのですよ。だったら、今上空から見ている時点で、やるべきことが1つありますよね?」
「……え?」
「スタートとゴールのマーキングです。謙次さんに先ほど渡した紙は、迷路の地図をメモするためのものです。ゲームの中でのマップは現在地が表示されるものが多いですが、今回の迷路はそうではありません。現在地はスタートの時から把握していないと、途中で分からなくなりますよ」
「そうなのか。……でも、たいていのゲームって、進んでいればそのうちゴールにたどり着くことない?」
(作者:チャンピ○ンロードとかでも迷いに迷った割には、なんだかんだで出口にたどりつきますからね)
 ゲームでも迷路でも、行き詰ったら分岐点に戻れば、そのうちゴールにたどり着きますからね。進んでいればゴールにはたどり着きます。
 しかし、ミカエルは言います。
「現在地が分からないと、進んでいるかどうかすら分からないのですよ」
「それは、……確かにそうか」
 進めばゴールにたどり着ける。たとえそうだとしても、進んでいるのか戻っているのかが分からないと、ゴールにたどり着くのは厳しいでしょう。
「ゲームだと、基本的にカメラ方向は固定されていますよね? この迷路では、方位磁針はあるとはいえ、自分の目線で進むしかありません。また、壁も無地なので特徴が薄いので、ゲーム感覚でクリアできるほど甘くはないと思ってください」
 そう言って、ミカエルはにっこりと笑みを浮かべます。
(あ、悪魔だ……)
 ミカエルが真性ドSであることを知っている謙次は、そう思うのでした。
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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