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キュリアと謙次 さんびゃくきゅうかいめ!

ケーケー「最近、この小説でのキュリアと謙次ママとの会話が迷走してる気がする」
イノブン「……そうだな。今回の話を見ても、キュリアが何したかったのかが良く分からないな」
ケーケー「とりあえず、後の回でうまく話を繋げられるよう調整せねば……」
イノブン「失敗を後ろでカバーしようとするな!」


<前回のあらすじ>
 謙次のことを『すごい』と賞するキュリア。
 それは一体なぜなのか?


<本編>
「謙次は普段、怠けた生活を送っているのに、大したきっかけもなく突然頑張りものになれるんだよ! 『テレパシー』を勉強してたとき、謙次が何を思ってあそこまで頑張れたのか、私には分からない。謙次の身に危機が迫っていたわけでも、私の身に危機が迫っていたわけでもない。かといって、『テレパシー』の勉強を楽しんでやれていたわけでもない。それなのに、メリハリをつけて頑張れる謙次は、すごいなぁって思うんだ」
 キュリアは笑顔で吐き出しました。
 もし謙次のように普段怠けた生活を送るとすれば、たいていの人はダメ人間になるかと思います。でも、謙次はなぜか突如、真人間になることができたのです。そこだけ見ると、すごいというのは分かります。
 だがしかし、
「なるほどね。つまり、謙次は未来でも、ぐうたら暮らしていたのね」
 それで謙次ママの心が動かせるわけがありませんでした。
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キュリアと謙次 さんびゃくはっかいめ!

<前回のあらすじ>
「あの子、早寝早起きはしてる? 暇なとき、ゲームばかりしていない? 勉強はちゃんとしてる?」
という謙次ママの問いに対し、キュリアは、
「……普段の生活はともかく、謙次はすごい子だと思うよ」
と言って、なぜかジェノサイドの話を始めました。


<本編>
「その話、本当に謙次をすごいと思った話に繋がるんでしょうね?」
 段々と、キュリアの話の先行きが怪しくなってきたため、謙次ママが確認しました。
 キュリアは笑顔で答えます。
「うん、ちゃんと繋がるよ! さっきの話のおさらいだけど、私はよく命を狙われるんだ」
「そりゃあ、ねぇ。今の日本で大量殺人なんてやったら、ほぼ死刑になるわよ」
「未来の日本でもそうだけど、あいにく私が人を殺したところは無法地帯だったからね。とにかく、私は未来で命を狙われる存在なんだけど、謙次にも何度か命を救われているんだ」
「え? 謙次に?」
「うん。初めて命を救われたときは、『未来を予知する』能力が発動した時。謙次ね、未来では予知能力を使えるんだ」
「予知能力? 地震とかを予知するの?」
「それも出来ると思うけど、近い未来に何が起きるのかが分かるみたいなんだ。この能力を使えば、私の命を狙う敵が戦闘中にどう動くのか、正確に予言できるんだよ」
「……戦闘? 命を狙う人が暗殺しにやってきて、撃退すれば万事解決というわけではないのね。マンガでよくやってるバトルになる感じかしら?」
「この時代のマンガは知らないけど、多分そんな感じ。暗殺なんて基本なくて、みんな正々堂々と勝負を挑んでくるよ」
(作者:実は、未来の建造物は全て、破壊防止用の呪文が掛かっているんです。この呪文によって、いくらキュリアの家を攻撃しようとも、キュリアの家はびくともしないのです)
 魔法でドンパチやれる世界なら、家ごとキュリアを巻き込む魔法で一網打尽にしようとするやからが居てもおかしくないとは思ってたけど、家が頑丈だから暗殺ができなかったのね。
(作者:そういうこと。暗殺しようと思ったら、キュリアの家に入ってキュリアを攻撃する必要があるのですが、どうせその前に気づかれるので『暗殺』というよりはいつもの『バトル』になってしまいます)
「でも、たとえ謙次が予知能力で敵の動きを知れたとして、キュリアちゃんには伝わらないと思うのだけれど」
「その通り! だから、私の友達が謙次に一冊の本をあげたんだ」
「本?」
「魔法『テレパシー』の本だよ。『テレパシー』は、頭の中で会話できるようになる魔法なんだ。でも、『テレパシー』を使うためには、20ページに及ぶイングル文字の羅列を覚え、かつその意味を理解した上で、一瞬でそのイングル文字の羅列通りの処理を頭の中で思い浮かべなきゃいけないんだ」
「よく分からないけど、すごく難しそうね」
「『テレパシー』を覚えれば、私の戦闘のサポートができる。でも、普段から朝はゆっくり、基本的に一日中遊んでいる謙次が、私のために『テレパシー』を覚えられると思う?」
「……まさか、覚えたの?」
「そのまさかだよ! 朝早くから起き、ほとんどゲームをしなくなり、いつも『テレパシー』を勉強する、そんな生活をするようになったんだ! 実際にこの生活を1ヶ月の間ずっと続け、見事『テレパシー』を習得することができたんだよ!」
「……あの謙次が?」
「うん! ちなみに、しばらくして今度は『スパーク』の本を買ってあげたんだけども……」
「まさか、また覚えたの?」
「ううん。今度は3日も持たずにやめちゃった」
「……へ?」
「だから、謙次すごいでしょ!?」
「……え? やめたから、すごいの?」
「うん!」
 キュリアのやつ、何言ってんだ?
(作者:つまり、どういうことだってばよ!?)

キュリアと謙次 さんびゃくななかいめ!

<前回のあらすじ>
 謙次が久々の学校に行くため玄関を出た後、謙次ママはキュリアに言います。
「未来では、謙次がどういう風に過ごしていたのか、私に話してもらえる?」


<本編>
「謙次がどう過ごしていたか、ねぇ……」
 居間のテーブルの着き、キュリアは呟きました。
 謙次ママは言います。
「あの子、早寝早起きはしてる? 暇なとき、ゲームばかりしていない? 勉強はちゃんとしてる?」
(……うわぁ、謙次のおかあさんが危惧してること、全部謙次に当てはまってるよ)
 謙次ママの言葉を聞いてすぐ、そう思ったキュリアでしたが、
「……普段の生活はともかく、謙次はすごい子だと思うよ」
「すごい?」
 キュリアのあいまいな回答に、謙次ママが反応します。
「うん。……実は私、未来では殺人鬼なんだ」
「……え?」
「30年前、102人の人を虐殺した殺人鬼。罪を犯してからすごく後悔したけど、それで私が殺した人が生き返るわけじゃない。だから、未来では世界中の人に命を狙われながら暮らしていたんだ」
「え? ちょっ、……えっ!?」
 驚愕の表情でキュリアを見つめる謙次ママ。
 昨晩、謙次が両親に話したのは、未来がどういう世界かということだけでした。なので、この時まで謙次ママは、キュリアの犯した罪について何も知らなかったのです。
「クオリア障害っていう精神障害を持ってて、人殺しがどうしていけないことなのか、あの時は分からなかったんだ。もちろんあれから、私は誰一人として殺していなし、これからも罪を償いながら生きていくつもりだよ」
「あ、ああ……、そうなの?」
 謙次ママは、落ち着いていいのか悪いのか、混乱しつつそういいました。
(作者:実際、こんなこと突然告白してくる人がいたら、割と困ると思う)
「罪を犯してから30年後、突然謙次がやってきたんだ。……おかあさんがいる前で言いづらいけども、正直、人に頼って自分で努力しようとしない怠けた性格だなぁ、と思ってた」
「全然言いづらそうにしてないように見えるけど……」
「私はそれでも、一緒に暮らしてくれる人が居てくれることが嬉しかった。精神障害のせいだと思うけど、私、人にコキ使われても何とも思わない性格なんだ。だから、謙次が着てくれたことが純粋に嬉しかった」
(これは、母親として喜ぶべきことなのかしら? 息子が居て嬉しかったという所だけ聞くと、母親としても嬉しいのだけれど……。怠け者の息子だと言われているわけだし、そもそも殺人鬼に喜ばれても、どうなんだろう……)
 こんな謙次ママの気持ちをよそに、キュリアは続けて言います。
「私の罪について話しても、謙次は私と居ることを選んでくれた。私の過去の過ちを知らないし、私が世間にどう思われているかも知らない。だから受け入れてくれたのかもしれないけど、それでも、私と一緒に暮らしてくれて、すごく嬉しかった」
(受け入れたの!? 謙次、それでいいの!? ……まぁ、あの子の性格からして、身の回りの世話をしてくれる子がいたら、そうなるだろうけど)
「……ここまでが話の導入なんだけど、どうかな? 着いてこれた?」
「……内容は理解できたのだけれども、内容が内容だけに、ごめんなさい。こんなときどんな顔をすればいいかわからないの」
 笑えばいいと思うよ。
(作者:意訳しますと、『笑うしかないと思うよ』)

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キュリアと謙次 さんびゃくろっかいめ!

<前回のあらすじ>
ケーケー「しばらく更新していなかったので、忘れました」
イノブン「おい!」
ケーケー「えーと……、どうやら、キュリアが謙次に勉強を教えて終わったようです」
イノブン「……ええ?」


<本編>
「行ってきます」
 そう言って、謙次はとぼとぼと玄関から出て行きました。
 久々の学校。そう聞いて、ウキウキする人はいないでしょう。ましてや、謙次には友達に会う楽しみすらありません。ぼっちとは、そういう悲しい生きものなのです。
(作者:やめろイノブン! 3年生の時に、仲良かった友達がみな別クラスに行ってしまった時のあのトラウマを蘇らせるな! 他の奴と仲良くなろうにも、3年生にもなって知り合いが誰一人いないやつは僕しかおらず、結局ぼっちとして寂しく一年間を過ごして卒業した、あの年を思い出させるんじゃない!)
 お、おう。まさか、ぼっち経験者がこんなところにいたとは……。
(作者:昼休みは、隣のクラスにいる友達と仲良く過ごしていました。ただそれだけが、僕の救いでした)
 ……なんか、すまない。
 話を戻しますと、謙次は中学へ向かいましたが、
「ねぇ、キュリアちゃん?」
「うん?」
 キュリアは、謙次ママの呼びかけに答えます。
「未来では、謙次がどういう風に過ごしていたのか、私に話してもらえる?」
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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