FC2ブログ

キュリアと謙次 にひゃくななじゅうきゅうかいめ!

ケーケー「なんとか更新間に合ったー!」
イノブン「え? 間に合った? 更新日って日曜では……」


<前回のあらすじ>
 存在を操る魔法『霊属性』の使い手ミカエル、空間を操る『時空系』魔法を使うテルモト、時間を操る『時空系魔法』を使うアルラウネ。このチートなチームが今、戦いを始める!


↓ 本編 ↓
 ゴングが鳴った直後のことでした。
 突然、ナンバー4のチームの対戦相手の姿が消えました。
「え?」
 謙次が唖然としていると、キュリアが、
「ほら、あそこ」
「え? ……はぁ!?」
 キュリアの示した方向を見て、謙次は驚きの声を上げました。それもそのはず。キュリアが示した場所は相手のゴール。そこにすっぽりと対戦相手の3人が入っていたのですから。
『……えー』
 フェニックスの落胆の声が会場に響き渡ります。
『ミカエル、テルモト、アルラウネチームの勝利ですが、……それはないよ君たちさぁ~』
 まるで自分が司会者であることを忘れているかのような口調で、フェニックスは言いました。
『多分、会場にいる人で、君たちが何をやったのか分からない人もいると思うから、解説してあげて~』
 完全にやる気をなくしたようなトーンでそう言うと、フェニックスはマイクを闘技場にいるミカエルの下へと投げました。
 ミカエルはそれを余裕でキャッチして言います。
『私は「ナシング」で対戦相手の存在を一旦消してから、「アピア」で消した相手をゴールのところに出現させました』
 『ナシング』は存在を消す魔法、『アピア』は存在させる魔法です。
 ミカエルは言い終わると、横に寄ってきたテルモトにマイクを渡しました。
『拙者は「テレポーテーション」で、相手をゴールに移動させたでござる』
 『テレポーテーション』は、好きなものを好きなところに移動させる魔法です。
 テルモトも同様にアルラウネにマイクを渡しました。
『私は相手の時間を、ゴールから入場してきた時まで巻き戻しました』
 各チームの戦闘員は、ゴールからそれぞれ闘技場に入場してきます。そこまで相手の時間を巻き戻すことで、相手をゴールに移動させたわけですね。
『どうも解説ありがとう。なお、それやっちゃうと盛り上がりに欠けるから、次それやると主催者権限で失格にするよ』
 この主催者、すごい身勝手だ。
スポンサーサイト



キュリアと謙次 にひゃくななじゅうはっかいめ!

<前回のあらすじ>
 世界最強といわれるグループ、ナンバー4。そのグループのうち、フェニックスを除いた3人が第4試合に参加します。


ケーケー「ちなみに、ナンバー4の名前の由来は以下の通りです」


・フェニックス:何か強そうだったから。
・ミカエル:天使の名前にしたかったから。
・テルモト:実在した武士、毛利輝元に由来。二の丸殿という名の幼女が好きになるあまり、輝元と幼女との仲を遠ざけようとした親を殺してしまう。輝元の心は恋心なのか、それともただのロリコンなのか。
・アルラウネ:パ○ドラにそんな妖精っぽいキャラがいたなーと思って命名。実際のアルラウネは、どうやらマンドラゴラと同類の生き物らしい。


イノブン「つまり、テルモト以外はテキトーなわけだな」


↓ 本編 ↓
 闘技場に、両チームの戦闘員が入場しました。
「謙次、ミカエルは前会ったことあるから分かるよね? あの白いふわふわな服を着てる女の子」
 そう言ってキュリアはミカエルを指差します。霊属性というチートな魔法を使う、ドSな子です。
(作者:霊属性は、存在を操る魔法ですね。人やものを自由自在に消したり出現させたりできます)
 キュリアは続けて説明します。
「で、和服を着た、銀髪で長髪、中年の男の人がテルモトだよ」
「ロリコンのテルモトだったっけ?」
「うん。……正直、あまりあの人には関わりたくないね。ミカエルにも関わりたくないけど」
 キュリアは若返りの呪文、『ハイジュ』で幼女化していますし、ロリコンが迫ってきたらうっとうしいのですかね? あれでもキュリアって、禁句を言わなければだいたい何しても起こらないキャラじゃなかったっけ?
「テルモトは時空系魔法の使い手で、実力は世界ナンバー3。空間を操る魔法を使うんだよ」
 やはりこいつもチートキャラだったか。
「それで、ナンバー4の最後の1人が緑髪のエルフ、アルラウネ。見た目、謙次より1つか2つ年上の人に見えるけど、エルフだから実年齢は50代前半だよ。フェニックスより年上だね」
「『エルフだから』って、……エルフはそんな若く見えるモンスターなのか」
「ん? エルフはモンスターじゃないよ。人間と『妖精』の子どもとして生まれる種族だよ。平均寿命が200歳と高いんだ」
「へぇ。……じゃあ『妖精』って?」
「人間の進化形だね。大昔前、モンスターが人間を窮地に追いやった時代があって、モンスターに打ち勝つべく人間の一部が妖精に進化したみたいだよ」
「へぇ、そんな歴史があったんだ」
「ちなみに、人間、妖精、エルフをまとめて、人類って呼ぶんだよ」
「……でも、そんなエルフがナンバー4の1人なんだろ?」
「そうだね。アルラウネも時空系魔法を使うんだ。時間に関する魔法を使うんだ」
「存在、空間、時間の魔法か。強い強いと言われてるだけあるな」
 キュリアと謙次がそんなことを話している間に、試合開始のゴングが鳴りました。

キュリアと謙次 にひゃくななじゅうななかいめ!

<前回のあらすじ>
 キュリアのチームが1回戦に勝利しました。


↓ 本編 ↓
 1回戦を勝ち抜いたキュリアたち。彼女らは2回戦が始まるまで、観客席で他のチームの戦いを観戦することにしました。
(作者:普通、このような観戦は、他のチームの戦況分析のために行いますよね?)
 違うのか? プレイボーイ的な名前の野球漫画にも、他のチームの対策のために数名、試合観戦や偵察に行かせてた気がするけど。
(作者:プレイボーイって、遊び人になってどうするんだよ! そんなタイトルの野球漫画なんてないわ! それきっとジャンケンで負けた方が1枚ずつ脱いでく方の野球だよ!!)
 お前のその言い方も大概だけどね。まぁいいや。で、実際キュリアたちは何の目的で観戦してるわけ?
(作者:ただ面白そうだから、観戦しているそうです)
 ……なんとなく想像はしてた。
(作者:キュリアたちも試合に勝ちたいは勝ちたいそうですが、自分の試合になる前に戦況分析してまで勝とうとはしていないそうです)
 大会当日まで必死に練習してたのに?
(作者:いや、必死にはやってないよ)
 え? でも、そんな感じの描写だったことない? 毎日、謙次のサポート付きで戦闘してたし。
(作者:毎日戦闘してたけど、戦闘自体は何時間もかかるわけじゃないからね。本気で大会に向けて特訓するなら、新しい魔法を開発したり、基礎体力を付ける方がずっと効率がいいはず)
 そ、そうなのか。よく分からないけど。
 そして1回戦第2試合、第3試合が終わり、ついに第4試合です。
 両チームの指揮官、戦闘員の名前が表示されるや否や、謙次が反応しました。
「ん? ミカエルって、ナンバー4の?」
「そうだよ謙次」
 キュリアが答えます。
「不死鳥のフェニックス、サイコサディストのミカエル、ロリコン武士のテルモト、時間操作のアルラウネ。この4人が世界1位から4位の実力者集団、ナンバー4のメンバーだよ」
「テルモトって人だけ2つ名がひどくない!? ……って、ん?」
 謙次は再び、ミカエルのいるチームの戦闘員の名前に目をやりました。
戦闘員:ミカエル、テルモト、アルラウネ

キュリアと謙次 にひゃくななじゅうろっかいめ!

<ヘキサドームカップのルール>
・戦闘員3人と指揮官1人を1チームとする。
・トーナメント形式で試合を行う。
・対決する2チームは、相手チームの戦闘員を全員、ゴールに入れれば勝利となる。
・人(キュリアを除く)を殺した場合、殺人犯として現行犯逮捕されるため、即失格となる。
 現在、キュリア・マリエル・ガイ VS デビル・ミー・レイリーの対決中です。


<前回のあらすじ>
 デビルの『存在感を操る』能力により、デビルとミーは誰からも認知されない状態になっていました。この時、デビルもミーもめちゃくちゃ油断していました。
 しかし、『未来を予知する』能力を持つ謙次は上手くガイの攻撃位置を操作し、デビルとミーに『ボルテージアロー』を直撃させました。


↓ 本編 ↓
 ガイの攻撃が直撃し、デビルは戸惑います。
(どういうことだ!? 俺とミーの存在感は、消せるだけ消した!! なのに、なぜ数発遠距離攻撃を放っただけで、俺たち2人に直撃したんだ!?)
 デビルは、ガイが分身を攻撃しない可能性を考えて行動していました。デビルの能力は、キュリアたちにバレています。なので、ガイが分身の中に本物はいないと考え、当てずっぽうに攻撃を放ってくる可能性もある。そうデビルは考えていました。
 しかし、当てずっぽうな攻撃ならば、よほど運が良くない限り、デビルにもミーにも直撃などありえないでしょう。そして、数発の攻撃が放たれた時点で、デビルはガイが当てずっぽうに攻撃をし始めたことに気付くはずです。その後、ガイはひたすら当てずっぽうの攻撃をするでしょうが、デビルたちがどこにいるのか知られていない分、デビルたちの方が試合を有利に進めることができる算段だったのです。
(だが、実際にガイの攻撃は俺たちに直撃した! しかも、ガイが5発の攻撃で止めたということは、当てずっぽうではない可能性もある!! だが、当てずっぽうでないならどうやって俺たちのいる位置を知ったんだ!?)
 謙次が予知能力を使えることを知らないデビルは、頭を抱えました。
 しかし、デビルは考えるのをやめました。
「『グレイヴ……』」
 キュリアが必殺技、『グレイヴスラッシャー』をデビル、ミーの2人がいる方に構えていたからです。
「ミー! 早く雲を作れ!!」
「りょうかい!」
 ミーの能力によって、キュリアの目の前に巨大な雲が現れました。
 こうなると、キュリアの攻撃はデビルにもミーにも届きません。
(作者:ミーの能力によって発生した雲は、魔法による衝撃をも無効化します)
 ちなみに、キュリアが『グレイヴスラッシャー』を構えたのは、謙次の指示があったからです。
 謙次は知っていました。キュリアが『グレイヴスラッシャー』を構えても、ミーの能力によって阻まれることを。
 だから、謙次は2段構えにしたのです。
「『ジャガーノート』!!」
 マリエルの放った『ジャガーノート』は、デビルとミーだけでなく、レイリーをも巻き込みました。
 『ジャガーノート』の構えは、キュリアの『グレイヴスラッシャー』の構えよりも目立ちません。実際、デビルもミーも混乱していたせいか、マリエルが『ジャガーノート』を構えていたことに気付きませんでした。
 さて、『ジャガーノート』を喰らい、黒こげになったデビル、ミー、レイリーの3人を、
「これで!」
「俺たちの!」
「勝ちよ!」
 それぞれキュリア、ガイ、マリエルが乱暴にゴールまで蹴飛ばしました。
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR