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キュリアと謙次 ひゃくきゅうじゅうにかいめ!

※この回は月曜更新分です。


イノブン「そういえば190回目の拷問具って、どういうやつなのかお前の描写力じゃよくわからなかったんだが」
ケーケー「まあ、こういうのに詳しい人だけ見て納得してください」
・三角柱のとがっている部分に座らせるような構造をしている木馬:三角木馬
・小さなピラミッドの頂点に尻穴が来るように座らせる構造をしているもの:ユダのゆりかご
・三角柱を並べてあるところに正座させて固定した後ひざの上に重石をのせていくような構造をしているもの:石抱き
・下に着火装置のある金属製の牛:ファラリスの雄牛
・中に棘がいっぱいついている人型の像:鉄の処女
ケーケー「石抱きとかは時代劇とかで見たことある人いるんじゃないですか? 普通のドラマにも出てましたよ」
イノブン「そうかもしれんが、正直お前の描写力じゃ分からんと思う」
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 マリエルが、シーノのいるであろう部屋に近づくと、その部屋からバシンバシンという音が聞こえてました。
その部屋は190回目で出てきた、拷問道具がいっぱいある部屋です。マリエルはそんなことを知りませんが、それでも、部屋の中からする音を聞けば、シーノが心配になります。
「シーノ!?」
 マリエルはその部屋の扉を開けます。そして分かりました。
 部屋の近くで聞こえてきた音は、鞭で人をたたく音でした。マリエルは実は、それが鞭の音だと予想していました。しかし、予想外だったこともあります。
 それは、鞭で打たれているのはシーノをさらったダーパで、鞭を打っているのがシーノだったということです。
 ちなみに、ダーパの下には三角柱のとがった部分にまたがるタイプの木馬があり、とてもご満悦の様子です。……痛そう。
「あっ、マリエル!!」
 シーノはマリエルに気付き、ノリノリで振るっていた鞭を止め、マリエルのもとに駆け寄ります。
「恐かったぜ~!! 助かったぜマリエル~!!」
 シーノはマリエルに抱きつき、えんえんと泣き出しました。
「顔をあげなさい、シーノ」
 マリエルはシーノにやさしく言いました。もうマリエルの目は閉じています。激おこぷんぷん丸ではないのです。
 しかし、シーノはまだ泣いています。ダーパとかいう変態に鞭を打つという行為は、よっぽどつらかったのでしょうか。
「もう一度言うわ。顔をあげなさい、シーノ」
 おっと、今度は鋭い口調でマリエルが言いました。先ほど閉じていた目は、もう開いています。
 シーノは、マリエルの胸の中で、震え出しました。
(やばい、嘘泣きがバレたか!?)
 しかし、そう思ってもシーノにはどうしようもできませんでした。シーノはもう、マリエルから叱責を受ける運命を回避することができないのです。




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キュリアと謙次 ひゃくきゅうじゅういっかいめ!

※この回は金曜更新分です。


ケーケー「えー、誠に申し訳ありませんが、来週は月・金ともに更新をお休みします」
イノブン「またか。ただでさえ閲覧者数が減ってきてるというのに」
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 それからしばらくして、キュリア、シーノ、ガイの3人は3つの扉がある小さな間に案内されました。
 3人の案内をしている女性、アテラスは言います。
「前もって説明させていただいた通り、あなた方には我々と3VS3のバトルをしていただきます。マリエルさんは私の後ろにある扉、ガイさんは向かって右側の扉、ジェノサイドさんは向かって右側の扉に入ってください。扉の向こうでは、それぞれ1人ずつ対戦相手が待ち構えています。あなた方にはそこでバトルしていただき、勝ち数の多いチームが勝利とさせていただきます」
「勝ち数? チーム?」
 ガイが首をかしげました。
「つまり、私たち3人のチームとあなたたち3人のチームの対決でしょ? 実際は1VS1を3回やって、2回以上勝ったチームの勝利。違う?」
 マリエルがアテラスに尋ねました。ちなみに、マリエルはシーノが攫われたという事実を知ってから、開眼したままです。おお、こわいこわい。
「その通りです」
 アテラスが答えました。
「では、3人ともそれぞれ指定した扉に入ってください」
「確認するけど、私が今から入る扉に、シーノがいるのね?」
 再びマリエルが尋ねました。そして目が怖い。
 アテラスは笑顔で頷きます。
 それを聞くや否や、マリエルは急いで扉を開けて中に入って行きました。その部屋はシーノが入れられた拷問道具がいっぱいある部屋です。マリエルが扉を開けた時、バシンバシンという音が聞こえてましたが、シーノは大丈夫でしょうか?
 ガイも急いで指定された扉の向こうへ行きました。やたら怒っている様子でしたが、悪口言われただけなのに本当に大人げないなコイツ。
 残ったキュリアに対し、アテラスは言います。
「さあ、あなたはこっちよジェノサイド。対戦相手は私ね」
 キュリアは無言でアテラスをにらんでいます。
「ん? どうしたのジェノサイド? 何か怒っているようね。あなたは誰も怒らせてないはずだけど」
「怒らせたよ」
 キュリアは言います。
「あんたたちは私の仲間を傷つけた。それだけは絶対に許さない!」
「……フフフ、面白い子ね」
 アテラスが言いましたが、いえいえ、面白い『子』じゃありませんって。この人44歳ですって。まあ、見た目は『子』なのかもしれませんけど。
「これは倒しがいがありそうだわ!」
 アテラスは嬉しそうに言いました。
(作者:余談ですが、『これは倒しがいがありそうだわ』の部分をそのまま変換したら、『これは倒しガイがありそうだわ』になってしまいました。……本当に余談でした、すみません)




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キュリアと謙次 ひゃくきゅうじゅっかいめ!

※この回は月曜更新分です。


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 結局シーノはダーパに誘拐されることにしました。どの道シーノはダーパに抵抗できるだけの力を持っていないでしょうし、他の孤児を誘拐させたらそれはそれで厄介ごとになると思ったからです。
 しばらくして、ダーパとシーノは東南アジアあたりにあるドーム状の施設に着きました。
 ダーパはシーノを自分の部屋の前まで案内して言いました。
「俺の部屋はここだ! ここでマリエルが来るまで待ってもらうずぃ~!」
 その部屋の中を見るや否や、シーノはゾッとしました。
 その部屋の中には、三角柱のとがっている部分に座らせるような構造をしている木馬や、小さなピラミッドの頂点に尻穴が来るように座らせる構造をしているもの、三角柱を並べてあるところに正座させて固定した後ひざの上に重石をのせていくような構造をしているもの、下に着火装置のある金属製の牛、中に棘がいっぱいついている人型の像など、やばそうなものがいっぱいありました。
 シーノはドMなのでそれらを知っていますが、シーノの知識が正しければ、それらは拷問用具です。しかも、一部は拷問処刑に利用されます。いくらシーノでも、これらを目の当たりにしてからずっと恐怖で震えています。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 そんなシーノに向かって、ダーパは言います。
「マリエルが来るまでヒマしてるのもなんだしよ! しばらくこれらで楽しもうぜよ!!」
 攫う前、危害を加えないとか言ってなかったけ?




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キュリアと謙次 ひゃくはちじゅうきゅうかいめ!

※この回は金曜更新分です。


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「ごちそうさま。あんまり時間がないから、私はもう出かけるわね」
 マリエルはそう言って席を立ちます。
「ありがとね、シーノ。今日は時間があまりなかったから、助かったわ」
「へへっ、礼はいらねぇよ」
 シーノは笑顔で言います。
「その代わりといっちゃ何なんだが、私に行ってきますのビンタを……」


「じゃあ、行ってくるわね」
 マリエルはそう言って、外に出ていきました。
 それをシーノは、
(……くっ)
 椅子に縛りつけられたまま見ていました。余計なことを言うから。
 しかもマリエルは、シーノが痛くないよう配慮して縛りつけました。
(その配慮はいらなかった)
 椅子に縛りつけたのも、シーノが痛くないようにとのことです。
 そんなこんなでシーノがへこんでいると、玄関の扉が開く音が聞こえました。
「ん? どうしたマリエル? 忘れものか? それとも解放してくれる気になったのか?」
 そう尋ねるシーノですが、よく見ると家に入ってきたのはマリエルではなく、気色悪い男性でした。不審者ですね、分かります。
 不審者はシーノに近づいて言います。
「何だ何だ? この『攫っていってくれ』感満載の子は!」
「誰だ! お前は!」
 シーノはがんをとばして言いました。
「ん? 俺か? 俺はダーパ! ここの主がいない間に、孤児を1人攫うためにここに来た!」
「攫う!? 何が目的だ!? 金か!?」
「……金? そんなにこの家あるの?」
「……ない」
 ですよねー。
「俺の目的はただ一つ! この家の主と戦うことだ!!」
「……は?」
 シーノはポカーンとなりました。何言ってんだコイツ的な表情です。
「戦うなら、普通に戦えばいいだろ? 何も人攫いなんかしなくても……」
「シャラップ! そこは俺の美学センスなのだ!!」
 どこが?
 このダーパとかいう奴、見た目に完全に比例した変人のようですね。顔に白塗りをしているせいで目立つ眼の下のクマのようなマーク、どくろマークのいっぱいついてるバンダナ、センスがない上に無駄なはだけ具合を持っている服等、見た目からして変人なのです。
「まあ、お前がどうしても攫われたくないというのならぁ~、他の孤児を攫って行ってもいいけど~?」
 そう言って、ダーパはマリエルを縛りつけていた縄を切ります。
「大丈夫! 心配不要! なぜならお前は攫われるけど、危害は加えられないから!!」
 こんな変質者にそう言われても信じられないって。




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キュリアと謙次 ひゃくはちじゅうはっかいめ!

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 時を遡って、その日の早朝の話をします。
(ふあぁ。朝はつらいわぁ)
 眠そうな顔で、マリエルはキッチンに向かいます。
 今日は朝から仕事です。仕事と言っても、OLのような仕事をするのではなく、仕事場というギルドっぽい場所で依頼を受け、その依頼を頑張って解決するという、漫画やゲームでよくあるアレです。
 朝の6:00に依頼者と待ち合わせです。今はそれに余裕で間に合うような時間ですが、外は真っ暗です。5月になり、少しは日が昇るのが早くなりましたが、さすがにこの時間にはお日様は昇っていませんでした。
(さて、今から朝食を作らないと)
 10人以上の孤児たちの朝ごはん作りは大変です。それを作っている時間はあるのでしょうか。
(……でも、私が作らないと誰が作るか)
(作者:今でしょ)
 何がだよ。
(作者:『じゃあいつ作るか』)
 ……お前、ついにWhen(いつ)とWho(誰が)を勘違いするようになったか。重傷だな。
(作者:最近疲れてるんですよ。ああ、もう今日はこれぐらいにして切り上げようかな)
 いや、中途半端だし、もうちょい頑張ろうよ!! 今、マリエルが5歩ぐらい歩いただけだよ!!
(ん?)
 その5歩ぐらい歩いたところで、マリエルは人の気配を感じました。
 すぐに両手を合わせ、能力を発動します。マリエルは盲目なので、両手を合わさない限り、何も見えないのです。ベッドの上からキッチンまでは何も見ずとも来れるのですが、誰かがいるとなれば話は別です。
 最も、その誰かは身内です。孤児の誰かです。気配だけで、それだけは分かりました。能力を使わない限り、誰なのかは分かりませんが。
(作者:ああ、もうダメ、これ以上書けない。気持ち悪い)
 おい、お前、大丈夫か?
(作者:……そして一晩寝て翌朝になったので書くのを再開します。みんなおはよう)
 お、おはよう。
(作者:昨日あんまり寝れなかったけど、今日も頑張るぞー! おー!)
 お、おー!
 気持ち悪いの治ったのか? ……まあ、いいや。
 マリエルは能力を使います。能力を使うや否や、マリエルは驚きました。
 マリエルを驚かせたのは、居間のテーブルの上にあるものでした。孤児全員分とマリエルの朝食ができていたのです。
 その朝食を用意したのは、テーブルに1人座っているシーノでした。
「おはよう、マリエル」
「おはよう、シーノ。気が利くわね。おかげで気が楽になったわ。ありがとう」
「お礼なんていいから! さぁ早く私の顔にありがとうのビンタを!」
 ぶれないな、お前。
「……シーノ? あんまりふざけてると、また手足をしばって数時間放置するわよ?」
「やめて! 放置プレイだけはやめて!」




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 10:30、とあるドーム状の施設の前に、3人は凛々しく立っていました。キュリア、マリエル、ガイの3人です。
 マリエルは怒っています。大事な孤児を誘拐されたのだから。
 ガイは怒っています。悪口を言われたのだから。
 キュリアは怒っています。自分の大切な仲間の心を傷つけられたのだから。
(作者:この3人だと、なぜかガイが子供っぽく見える)
 この3人じゃなくても、ガイは子供っぽいと思うよ。
 3人がしばらく動かずに立っていると、施設の扉が開きました。頑丈そうで、自動で開くタイプの扉です。かっこいい。
 扉からは、1人の女性が出てきました。
「早かったわね。指定した時刻よりも2時間半も早いじゃない」
「「「当たり前だ」」」
 3人は口を揃えて言いました。
「フフフ、まあいいわ。私たちは、早くあなたたちと戦いたかったんだし。さっそくバトルフィールドに案内して差し上げるわ。ついてきて」
 女性はそう言って、施設の奥に歩き始めました。3人は女性についていきます。




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 一方、ガイは、
『帰ってきたようだな』
 朝買い出しに行き、自分の家に帰って来て早々、そう言われました。
 声の主は紙切れ一枚。その紙切れは、伝言を再生するかのように、淡々と発言します。
『ガイ、お前に3VS3の戦闘を申し込む。お前の仲間はジェノサイドとマリエルだ。おそらくその2人は参戦確定だろう。われわれに敗北するのが怖いのでなければ、お前一人だけおめおめ逃げ出さず、戦いに来い! 時間は本日の13:00、場所はこの紙の裏に書いてある。以上だ』
 なんか、すごくむかつく伝言でしたね。子供むけの挑発っぽい内容が入ってますね。
 まあでもガイは大人ですし、これぐらいの挑発でギレるような人では……、
「……上等だ!! 俺は相手が強いからって、恐れをなして逃げるような人間じゃねぇ!! むしろそっちこそ恐れをなして途中で逃げるようなマネをするんじゃねぇぞ!!」
 激昂して、ガイは叫びました。こいつ、いわゆる『見た目は大人、頭脳は子供』ってやつか?
(作者:ガイは自分のことを誇りある戦士のように考えています。今ガイが言ったように、ガイは相手が強くても自分の信念を貫いて戦おうとします。キュリアと初めて対決したときも、そうでした。だから、その信念を否定するような発言をされると、特にガイをバカにするかのようにそのような発言をされると、ガイは怒ってしまうのです)
 ……それ、正論っぽいように聞こえるけど、結局ガイは子供っぽいということで異論ないよな?




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ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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