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キュリアと謙次 ひゃくにじゅういっかいめ!

キュリアと謙次のまとめサイト→ http://www.wa.commufa.jp/~ksk/culia.html


 しかし、いつも通りでないのはここからでした。
 ノックアウトしたはずのガイが、キュリアに向かって攻撃魔法を放ちました。
「え!?」
 キュリアはあわててそれを回避しました。今のは直撃したらマズかったでしょう。
「……どういうこと、ガイ?」
 キュリアは真剣な顔つきで言いました。コイツら遊びとしてのバトルは、傍から見たら互いに命を奪いあうかのようにやっていますが、一応命を奪う危険のないように、相手の顔色を伺いながらやっていたのです。
(作者:そう見えないかもしれませんが、気のせいです。時代が違うので、そこまで過激にやっても安全なのです)
 今回の場合、明かにガイの負けでした。負けが確定したら、もう攻撃は止めなくてはなりません。
 しかし、ガイは攻撃を行いました。このようなルール違反は命に関わります。……キュリアは命に関わるような行為を嫌いますよね?
(作者:キュリアはクオリア障害のせいで、傷つけられても苦になりませんが、命が奪われることだけは人一倍恐れているのです)
 キュリアに説明をうながされ、ガイは口を開きます。
「……キュリア、お前は勘違いをしている」
 そのガイのセリフは、予想だにしないものでした。
「俺は今、『正義の味方』としてお前を殺しに来てるんだよ、ジェノサイド!!」
 なんということでしょう。あの温厚で優しいお兄さんキャラだったガイが、凶悪な殺し屋に……
(作者:温厚で優しい?)
 ちなみに、『正義の味方』とは、ジェノサイドことキュリアの命を狙う者のことです。キュリアは凶悪犯罪者なので、この世界にはそういう人がたくさんいるのです。
(作者:たとえば、赤髪のおっさんとか。……もう覚えてないですよね)
 は? ……ともかく、ガイは『正義の味方』を名乗り、キュリアを殺しにかかろうとしているようです。
 ガイは、続けてこう言い放ちます。
「俺を殺せ。これはデスマッチだ。俺はお前を殺すまでこの戦闘をやめるつもりはない」
 なんという超展開!? 謙次はこの光景を信じられず、さっきから自分のほっぺたをつねりまくってます。……痛いだけだよ、それ。
 しかしキュリアは、以外にも落ち着いて、やさしく笑顔でガイにこう告げました。
「大丈夫だよ。ガイはそんなことしない」
「……は?」
 ガイはキュリアの言葉を聞くと、起き上がって、より険しい顔つきでこう言い放ちます。
「んなわけねえだろ!! バカじゃねえのかお前!! いいから俺を殺せよ!! このオバサンが!!」
 あーあ、言いやがったよコイツ。
 ガイはそんなことを言って、雷魔法の『ボルテージアロー』を構えます。巨大な雷の矢を放つ魔法です。
 しかし、キュリアは意外にも笑顔でこう言ったのです。
「オバサンでいいよ。……私はガイを信じてる」
 信じられません。今までの120回を見直しても、キュリアがこのタブーを言われて、こういう返答をした回はありません。非力なシーノにさえ、片腕を骨ごと粉々にする制裁を下したほどです。
 ところで、さっきからガイのセリフを聞いてると、キュリアを殺そうというより、自分が死にたいと思ってるようにしか聞こえないんですけど、気のせいですかね?
(作者:いや、だからこそです)
 へ?
(作者:そんな様子から、キュリアは感づいたのです。ガイは今、誰かに洗脳されていて、その洗脳にさいなまれつつも、本心ではキュリアを傷つけたくないがために、あえて自分を殺すようキュリアに言っているのだということに)
 なるほど。洗脳ネタか。
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キュリアと謙次 ひゃくにじゅっかいめ!

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「よぉババア、今日も勝負しに来たぜ」
 花見が終わってから数日後、ガイがキュリアの元へやってきて言いました。
 キュリアはガイの言葉を聞くや否や、すぐバージョン3に変身して殴りかかりに行きました。
(作者:シャバドゥビタッチヘンシーン♪)
 お前も殴ってやろうか?
(作者:プリーズ)
 ……ならば覚悟!!
(作者:いや、今のはそういう意味で言ったんじゃ……、やめろおおおおおおおおおお!! ぐはっ!?)
 ふぅ、……悪は滅した。
 キュリアはガイの雷魔法を避けながら言います。
「今日はやけに攻撃的だね、ガイ」
 ガイは攻撃重視の戦法を取りますが、今日は特に攻撃的でした。とにかく魔法を出し続けていました。
 確かに魔力消費は激しいですが、攻撃は最大の防御。雷は音速を超えるので、相手が魔法を放つ前に避けなければなりません。先読みを使わなければ避けられないのです。
(作者:相手の顔を見て、次の行動を読み取るやつね)
 しかし、たとえそんな戦法でも、バージョン3となったキュリアの
「ダークドーム」
には通用しません。あたりが真っ暗闇に包まれました。ガイからは何も見えませんが、キュリアにはすべてが丸見えです。
 結局、いつも通りガイはキュリアにボコされてしまいました。何も見えない真っ暗闇からガイが抜け出す→闇の中からキュリアの魔法が飛ぶ→ガイがかわす→キュリアが突然突っ込んできてノックアウトという、いつも通りの手順です。

キュリアと謙次 ひゃくじゅうきゅうかいめ!

キュリアと謙次のまとめサイト→ http://www.wa.commufa.jp/~ksk/culia.html

ケーケー「以後↑をテンプレにするつもりです」
イノブン「それにしても」
ケーケー「ん?」
イノブン「なぜ月曜日に8人も来た?」
ケーケー「この小説が面白いからでしょ? わーい!」
イノブン「まともに文章を書けないクズがそれ言うと腹立つよな」
ケーケー「僕がまともに文章書ける人でよかったね!」
イノブン「……あぁ?(怒)」
ケーケー「え? ちょっと待ってイノブン! どうしていきなり首根っこつかむの!?」
イノブン「でも、よく考えるとこの日って、侵略シリーズをうpした日だよな?」
ケーケー「そういえばそうだね。じゃあそっちのせい? でもそうすると、それはそれでうれしい」
イノブン「……なんでこいつを喜ばせると無性にいらつくんだろう?」
ケーケー「え?」


 しばらくの間、謙次が過去の人だったという話題でキュリアたちは話していましたが、そう長くは続きませんでした。謙次の元いた時代とこの時代との相違点が思ったよりもなかったのです。
 いや、おそらく本気で探せば見つかるのでしょうが、そこまで本気になろうなどと思わないのです。これは勉強と同じです。将来役に立たないのに、そこまで頑張る気になどなれないでしょう?
(作者:首を横に振ってる人より、首を縦に振ってる人の方が多いみたいですね)
 だって、文系のやつらにベクトルや微積分を教えて何に役立つんだよ? 数学はまだしも、理科なんてトリビアにしかならないことない? ……まあ、将来必要とする知識を学ぶ分には無駄とは言わないが。
(作者:ほんとほんと。理系のやつらに古典を詳しく勉強させて何になるというんだろう。そもそも、文系でも古典なんて使うんだろうか? 僕が高校1年(1年は文理合同のクラス)のころは、古典の時間に現代文の倍の時間を割いてましたよ?)
 確かに。……って、そんな話はどうでもいい!! 本編に戻るぞ!!
(作者:今回はイノブンが振ったのに、シュン)
 花見の時間はあっという間に過ぎ、一行は帰路に着きました。
 …一行は電車(地下鉄)でマリエルの家まで行き、解散しました。
 ……キュリアと謙次は帰宅しました。
 ………えーと、
(作者:『本編に戻るぞ』と言ってからの内容が薄すぎやしないか?)
 うるさい!! そもそも内容を考えてるのは作者、お前だろう!! イノブンは悪くない!!
(作者:そうだけど、……でも今回、花見編完結回だから、そう書くことがないんだよね。イノブンが『本編に戻るぞ』というタイミングが悪い。僕は悪くない)
 あ、でも。
(作者:ん?)
 イノブンは架空キャラだから、最終的な責任はすべてお前に……

キュリアと謙次 ひゃくじゅうはっかいめ!

ケーケー「今さっき初めて知ったんだけど、『吸血少女キュリアちゃん』っていうエロマンガがあったっぽい」
イノブン「マジか!?」
ケーケー「キュリアって名前を思いついた時、結構いい感じの名前になったと思ったんだけどなぁ」
イノブン「かなり安直なネーミングだよ。気づけよ」


「でも謙次が能力を持ってるなら、どうして持ってることしらないんだろうね?」
「でもよキュリア、謙次は魔力や個体能力のない時代のやつだぜ? きっと俺たちとは違うんだろうな」
「なるほど。確かにガイの言うことには一理あるわね。……ん? いや、個体能力がないわけじゃないって、フェニックス言ってなかったっけ? もしかしたら、その時代には個体能力はあったけど、自分が能力を持ってるってことをみんな知らなかったんじゃないかしら?」
「そうか! すごいひらめきだね、マリエル!」
「いや、本当に私の言ったことが真実かどうかは分からないけど」
 フェニックスが帰った後、キュリア、マリエル、ガイの3人はそんな感じで議論していました。
「ところで謙次」
 ふと、シーノが謙次に声をかけました。
「フェニックスのやつ、お前をこの世界に連れて来て悪用しようとするやつはいない的なことを言ってたが、どういう意味なんだ?」
『君をこの時代に連れて来て何かに利用するやつは多分いないってことは分かってくれたね?』←これのことですね。
 シーノの質問に、謙次は答えます。
「そのままの意味さ。俺が異世界の人間なら、誰かが俺をこの世界に連れてきたってことになるだろ? 同じ世界だったら、俺の能力で時間移動できるってことになるけどさ」
「な、なるほどな」
 シーノは、『もし謙次が異世界の人間なら、謙次が異世界を移動できる能力を持ってるってことになるんじゃねえの?』と思いつつも、あえて口にはしませんでした。優しさですね、分かります。
「もし俺をここに連れてきた犯人がいるとしたら、何の目的で俺を連れてきたのか、すごく気になっていたんだ。俺は何をされるのか、すごく不安だったんだ」
「でも、フェニックスは違うっぽいって言ってたじゃん」
 キュリアが話に割り込んできました。
「だったら、もうそんな心配は無用だよ。フェニックスの推理は、まず外れないからね」
 推理を外さないとか、どんな名探偵だし。
(作者:バーロー)
 おいこら。

キュリアと謙次 ひゃくじゅうななかいめ!

「でも、俺がこの世界に来たとき、日付は同じだったぜ?」
 謙次は言いました。実を言うと、今までそういう設定で話が進んでいます。今はおよそ一カ月後ですが、謙次がこの時代に来たときは高校受験一週間前ですよね? 花見の時期って、高校受験一週間前からおよそ一カ月後でしょう? とまあ、そんなわけで、日付は同じなのです。
(作者:もっと細かいこと言うと、謙次が元いた時代では夜でしたが、この時代に来ると翌日の昼になっていました。でもそれは、謙次がこの時代に来て長い間気絶していたからかもしれませんよね? もしくは、時代を移動するのに半日ぐらい時間がかかったのかも)
 とにかく、謙次のいた時代と時間の差があまりないというわけです。しかし、フェニックスはこう言い返します。
「だからこそ、この世界と君の元いた世界が同じだって言えるんだよ。そもそも異世界だったら、何月何日何曜日なんていう暦がなかったりするんだよ。一年にあたる日数も全然違うし、そもそも日が昇ったり降りたりしなくて、一日という概念がない世界もあったんだから。……それに比べれば、偶然日付が同じになる確率なんて、365分の1もあるだろ? 曜日も含めればもっと小さくなるけど、それよりも異世界で同じ暦が使われる確率の方がずっと低いよ」
 なるほど。もし異世界であれば、○月×日っていう呼び方がある時点でおかしいというわけか。
「ひょっとしたら、君の能力がほぼ一年単位で移動するっていう能力かもしれないしね。……とにかく、君は過去から来たってことと、君をこの時代に連れて来て何かに利用するやつは多分いないってことは分かってくれたね? 僕はこのあと急ぎの用事があるからこの辺でおさらばするよ、じゃあね!」
 フェニックスはそう言い残して、嵐のように去って行きました。
(作者:光の速さで消えたんだから、むしろ嵐よりすごいのでは?)

自作の『侵略シリーズ』アプリを公開!

 今回はイノブンなしでやります。小説関係ないんで。ダウンロードページはこちら
 侵略シリーズはググれば分かる通り、互いの領域を侵略していくライフゲームっぽいゲームです。
 下の図を見てください。これは僕が作った侵略シリーズです。このように何色かで領域が色分けされていて、時間経過ごとに、それぞれの色が互いの領土を侵略していく、これが侵略シリーズというものです。(シリーズというからには、いろいろな種類があります。ニコニコ動画にいろいろあるので、興味のある方は調べてみてください)
侵略シリーズ_fig1
 しばらく放置しておくと、赤の領域が消えてしまいました(下図)。途中までは赤が半分ぐらい占めてたんですけどねえ。
侵略シリーズfig1-2
 それからまたしばらく放置したら、今度は黄色が消えてしまいました(下図)。上の画像で消えそうだった緑は勢力を取り戻し、青と並んでいます。
侵略シリーズfig1-3
 最終的に緑が生き残りました(下図)。
侵略シリーズfig1-4
 とまあ、『侵略シリーズ』というものは、こんな具合に進行していきます。なお、このアプリを作るに至って、以下の動画を参考にさせてもらいました。
・【誰でも作れる】侵略シリーズ【コピペで遊べる】 ‐ ニコニコ動画(原宿)
 <http://www.nicovideo.jp/watch/sm3058430>



 さて、ここからは僕が取り入れた新システムについて紹介します。新システムといっても、画像読み込みの部分は以下のサイトに置いてあるソースコードを丸々利用していますが。
・bmp ファイルフォーマット
 <http://www.kk.iij4u.or.jp/~kondo/bmp/>
 さて、僕が開発した新システムですが、それは画像からマップを作れるというシステムです!
 作り方は付属の説明書に書いてある通りですが、図がなくて説明が長々しいため、分かりにくいと思うので、ここでも一応説明しておきます。
 まずは、ビットマップ形式の画像を用意します。が、作るまでに時間がかかると思うので、あらかじめ用意してある『6色バトル.bmp』という画像を使って説明します。まず、下図のようにmap_maker(invading).exeで6色バトル.bmpを開いてください。
 侵略シリーズfig2
 下図のように、『6色バトル.ivs』というファイルができたら成功です。(ファイルのアイコンは下図のと違うかもしれませんが)
侵略シリーズfig3
 invading_series.exe(本アプリ)を開いて、その中に6色バトル.ivsをドラッグ&ドロップしてください。invading_series.exe(本アプリ)で6色バトル.ivsを開いても構いません。そうすると、本アプリは下図のように変化します。
侵略シリーズfig5
 このようにして、自分で作った画像を侵略シリーズのマップにすることができます。ただし、注意点をいくつかあげておきます。
1.画像はビットマップ形式で保存してください。
2.IVSファイルは必ずinvading_series.exe(本アプリ)と同じフォルダに入れておいてください。そうしないとうまく動作しません。
3.使える色は次の8色です。RGB値が一致してなくても、似た色を使えば動作するはずです。……1,2色ほど違う色に間違えられるかもしれませんが。
・黒( R: 0 G: 0 B: 0 )
・赤( R:255 G: 0 B: 0 )
・青( R: 0 G: 0 B:255 )
・緑( R: 0 G:255 B: 0 )
・黄( R:255 G:255 B: 0 )
・マゼンタ( R:255 G: 0 B:255 )
・シアン( R: 0 G:255 B:255 )
・白( R:255 G:255 B:255 )
4.上の8色のうち、黒は壁、白は通路となります。
 注意点は以上です。最後に、RGB値の調整方法と、ビットマップ形式での保存の仕方について説明します。
 ペイントで画像を作る場合、RGB値(その色が何色なのかを表す値)は『色の編集』で変更することができます。下図の赤枠で囲んだ部分をいじれば、上の8色を作ることができます。赤がR(レッドの頭文字)、緑がG(グリーンの頭文字)、青がB(ブルーの頭文字)です。色合い・鮮やかさ・明るさは勝手に変更されますが、いじらなくて結構です。
侵略シリーズfig4
 ビットマップ形式での保存の仕方ですが、『名前を付けて保存』を選び、ファイルの種類を『24ビット ビットマップ(*.bmp;*.dib)』に変更して保存すればOKです。名前は好きに決めてもらって結構です。
 長くなりましたが、以上で説明を終わります。では、お好きなマップを作って、楽しんでください!

キュリアと謙次 ひゃくじゅうろっかいめ!

↓ 今日は更新早いぞー! 月曜になってすぐだぞー! ↓


「君がこの世界に来て2日目のときだね。君に気付かれないようにこっそり君の細胞を採取したのだが……」
 こっそりすぎるよフェニックス。謙次は恐くなって自分の体を調べ始めます。
「あ、蚊の口先みたいな細い針を使って採取したから、もう治ってるし、採取された直後でも見た目じゃ分からないと思うよ。とにかく、君の細胞を調べたら、72.3%の確率で君は個体能力を持っていることが分かったんだ」
 細胞調べるだけで、そこまで分かるのか。
(作者:この時代でも、個体能力がどうやったら身に着くのかということまで、細かいことは分かっていません。しかし、細胞と血液を調査することで、能力を持っていそうか持っていなさそうか、というのが分かるのです)
 説明分かりにくいなぁ。つまり、人の細胞・血液を調べると、その人がどれぐらいの確率で個体能力を持っているかが分かるってことか?
(作者:そういうことです)
 ところで作者。
(作者:ん?)
 お前、今『この時代でも』って言ったが、つまりこの物語の世界は、時代が違うだけで現実世界と同じ世界なのか?
(作者:はい、そうです。作者は嘘つきません)
 ……そういえば思い出したが、お前以前、イノブンが一つだけ嘘ついてるって言ってたよな?
(作者:嘘と言うか、真実に気付かずに読者に説明してると言うか)
 ……やっと分かった。『謙次のいた世界とこの世界は異世界である』。これがお前の言う嘘だろ?
(作者:ご名答。そのとおりです。まあ、詳しくはフェニックスが説明してくれた通りです)
 なるほど。
「君の持っている能力がどんな能力なのかは知らないけど、『時間を飛び越える』能力だというなら合点がいくんだ。君を過去から連れてきたとしても、何のメリットもないしね。誰も君を連れて来ようだなんて思わないはずだ」
「……でも、俺がいた世界には個体能力なんてなかったぞ? 俺の能力でこの世界に来たって言うんなら、俺の元いた世界でその能力を使ったってことになるし、それだと矛盾しないか?」
「違うんだよ謙次。確かに君のいた時代には個体能力を使っていた人はいなかったかもしれないけど、もともとその時代には魔力も確認されていなかったみたいだし、個体能力も確認されてなかっただけで、発動できなかったわけじゃないんじゃないかな? ……ちょっと分かりにくい説明になっちゃったね。要するに、君は運よく、個体能力を得ることができたんじゃないかってことを言いたいんだけど」
「……な、なるほど」
 説明がよく分からかったが、謙次はそう返事しておきました。
(作者:今までの説明で、よく分からなかった箇所もおありかと思いますが、結論だけ分かれば結構です)
 説明がヘタなくせに説明量を多くするからこうなる。

キュリアと謙次 ひゃくじゅうごかいめ!

ケーケー「火曜日に閲覧された4名の閲覧者様、フラグクラッシュしてくれてありがとうございました!」
イノブン「フラグればいいのに……」
ケーケー「おいこら」


「……は?」
 フェニックスの言葉を聞き、謙次はポカーンとしました。
 フェニックスは説明します。
「この世界が君の元いた世界の未来の姿だとしたら、文化も当然違ってくるはずだね。魔法についても、昔はなかったって話だし」
「昔はなかった?」
 謙次は尋ねます。フェニックスは、
「そう言われてるよ。本当かどうかしらないけど、魔力というのはある時、人間が発見した新エネルギーだって。……新エネルギーとは言っても、当時の新エネルギーだけどね」
「じゃあ、それまでは魔力は存在してなかった?」
 謙次に再び問われると、フェニックスは、
「そこまではよく分からないね。いろいろある諸説の中で一番有力なのをあげると、もともと魔力は存在していたけど、当時の人はそれを認知できなかった」
 え!? じゃあわれわれの世界に魔力があるってわけ!?
(作者:そういうことです。知られてないだけでね。……こういう設定は本当に便利がいいですねぇ)
 おい。
「ついでだから、この世界の歴史について説明しようか? 数ある諸説の中で一番有力なものだけど」
 フェニックスはそう言いだし、説明を始めます。
「この世界で魔力が発見されると、人々はそれをコントロールできなくなり、魔法が使える実験生物『モンスター』が暴走を始めた。以後、人はしばらくモンスターに支配されていた。だけどそんな中、魔法を使える人が現れた。それから、魔法を使う人がどんどん増えていって、人間中心の時代になった。ちなみに、これ以前を第一時代と言って、これ以後を第二時代と言うんだよ」
「ついでに言うと、第一時代に実際に使われていた魔法が、今私の使っている『伝説系』よ。魔力をかなり消費するけど、魔力を無効化できるから、それでモンスターの魔法に対抗できたって話よ」
 ちゃっかりマリエルが補足説明します。マリエルの説明が終わると、フェニックスは再び説明を始めます。
「第一時代と第二時代の始めは、ビルが一つも存在しない、すさんだ世界だったらしいよ。第二時代になって、人中心の社会になっても、魔力による生活だったから電気もないんだ。……しばらくして、魔力よりも扱いやすく、安全な電気が使われるようになって、今みたいに経済発展した社会になったんだ」
 フェニックスは一息おいて、続けます。
「そういうわけで、この世界は君いた世界の未来だって言えるわけだよ。昔は魔力がなかったと考えると、完全につじつまが合うしね。それにおそらく、君は一つ『個体能力』を持っている」
「え?」
「『時間を飛び越える』能力を」

キュリアと謙次 ひゃくじゅうよんかいめ!

ケーケー「今回は謙次のもといた世界とキュリアたちがいる世界の関係についての話だから、みんなワクワクしながら待ってるんだろうなぁ! 明日のアクセス数が楽しみだぁ!」
イノブン「なんでだろう、その発言、イノブンにはフラグに聞こえる」


「……俺の元いた世界と、この世界が、……同じ世界?」
 謙次はフェニックスの言った言葉をほぼそのままにして聞きました。
「そう。同じ世界」
 フェニックスは言います。それに対してキュリアは、
「でもフェニックス、私たちの世界と謙次の元いた世界、いろいろ違うところがあるよ? 謙次の世界には魔法がないし、さっきのアンチフェミの話から思うに、文化も違うはずだよ?」
「まあ、確かにその通りだね。……でもね、僕が行ったことのある『異世界』っていうのは、世界観の違いなんてこんなもんじゃなかったよ」
「『行ったことのある』?」
 謙次はフェニックスに疑問をぶつけます。
「うん。僕は時空系魔法が使えるからね。もちろん、あんな難しい魔法をちゃんと使いこなせるわけじゃないけど……」
 最強感をすごいアピールしてるフェニックスでも、時空系魔法は難しいのか。
「それでも、異世界に行けるぐらいには使えるんだ。それで、異世界に行ってみたんだけど……」
 フェニックスは少し間をおいて、続けます。
「まず、言語が違う」
 フェニックスのこの説明を聞いて、一同は各々『あ、そう言えばそうだね』的な発言を漏らしました。
 フェニックスは続けて言います。
「そこはコミュニケーションが取れない程度で済むからいいんだけど……」
 『程度』? いや、コミュニケーションって、普通に必須なモノじゃない?
「一番困ったのは、物理法則が全然違うってところかな? マシな世界だと、体がどんどん大きくなっていくとか、体がほとんど動かなかったりする程度だけど……」
 フェニックスよ、お前は『程度』の意味をちゃんと理解していないんじゃないか?
「一番ひどかったのはアレかな? その世界に入った部分の体が消える」
「体が消えるって、どういう意味だよ?」
 ガイが尋ねました。ガイ野にもしゃべらせてあげないとかわいそう。
 フェニックスは答えます。
「そのままの意味だよ。たとえばその世界に腕だけ入れたら、腕が消える。もちろん、消えた腕からは、血がどばって出るよ。もちろんそんな世界だから、普通に入ったら全身消えて即死だね。僕は持ち前の反射神経のおかげで、全身入らずに済んだけど」
 その世界に入りかけて、違和感を感じたから、その世界に入る前に戻ることができた、という意味かな?
(作者:そゆこと)
 フェニックスは説明を続けます。
「そういうわけで、おそらく謙次の元いた世界とこの世界は同じ世界だろうってこと。それに、謙次、みんなに教えてあげなよ。謙次の元いた世界では、今謙次が話してる言語、日本語はどこで通じる?」
「え? 日本語だから日本だけだよ? それがどうかしたのか?」
 正確には、日本以外でもごく少数、話せる人はいますが、……それはさておき、今の謙次の発言を聞いて、キュリアたちは驚いています。
「え? ……謙次の世界では、共通語は共通語じゃないの?」
 キュリアが意味不明なことを口走りました。日本語でおk。
「説明しよう!」
 フェニックスさんお願いします。
「僕たちが普段話してる共通語、……その名の通り、この世界のどこででも通じる言葉は、謙次の世界では日本でしか通じないんだ!」
 読者の方々に分かるように言い直すと、われわれのいる世界でいう日本語は、向こうの世界で世界共通語になってるってわけですね。イノブンそこらへん、全然頭になかった。
(作者:読者の中にも、『キュリアとかエジプト出身なのに日本語話してるとかおかしくね?』とか、『世界違うのに言葉通じるわけないじゃん』的なことを思った方がいるかと思いますが、これは設定ミスではなく、すでに伏線だったのです!)
 な、なるほど。……お前、中途半端に細かい設定考えてるんだな。
(作者:中途半端って……、グスン)
「でもさ、フェニックス……」
 謙次は言います。
「そうだとしたら、ここはどこだっていうんだ!? 確かにお前の話を聞いて、俺の元いた世界とこの世界が異世界じゃない気になってきたが……、だとするとここはどこなんだ!?」
 た、確かに。
 謙次のもといた世界には、魔法なんてありませんでした。しかし、この世界には魔法があります。もし、謙次の元いた世界とこの世界が同じだとしたら、今謙次のいるこの世界は、謙次の元いた世界のどこなんでしょう?
 その質問に、フェニックスはもったいぶらず、率直に答えます。
「ここは、……君のいた世界の未来だ」
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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