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キュリアと謙次 ななじゅうはっかいめ!

↓ 危うく更新忘れるところだった(笑) ↓


「……『死にたくない』かぁ。君が殺した人たちも、そう思っていたんだろうね」
 フェニックスが言いました。キュリアも、
「私もそう思う」
 そう答えました。キュリアの事情を知らない人なら、『じゃあなぜ殺したんだ!? ふざけてんじゃねえぞオラ!? おっすオラ○○!!』とか言うんでしょうけど。
(作者:3つ目のがよく分からない)
 フェニックスは違いました。このチートキャラは相手の顔を見るだけで、相手が何を考えているのかが分かってしまいます。それだけでなく、相手の過去も分かってしまいます。なので、フェニックスには、キュリアがなぜ人を殺したのか、なぜ今になって反省しているのかが分かっているのです。
(作者:なぜ人を殺したのか→クオリア障害だから。なぜ今になって反省しているのか→クオリア障害だから)
「……一応、人殺しはいけないと気付いたようだね」
 フェニックスが尋ねました。
「……うん」
「分かっていると思うけど、君は『生かしてください』なんて言えないようなことをやったんだよ」
「……分かってる」
「……覚悟はいいね?」
「……よくない」
 おいこら。
(作者:キュリアは死ぬのだけは嫌なので、当然そうなるでしょうね。キュリアの答えは、フェニックスも想像済みです)
「なら、こうしよう。まず、君を殺さないでおいてあげよう」
 ガタッ!! 『俺ら』でも『お前ら』でもなく、キュリアが立ちあがります。
「え!? 本当!?」
「まあ待ちなよ。『まず』殺さないでおいてあげるだけさ。言うまでもなく条件がある」
 そりゃそうですよねー。100人殺しておいて許されるとか、精神障害や時効でゆるされるべきでない罪がゆるされるようなものですからね。
(作者:実際にそういうのがあるから困るんですよね。僕も反対です。反対の人は、『私も反対』的なことをコメントしてください)
 そういう露骨なコメント稼ぎはよくないよ。みなさん、しなくていいですからね。
(作者:えぇ~)
 『えぇ~』、じゃない。お前の『えぇ~』に『えぇ~』だよ。
(作者:あの、できれば日本語でしゃべってくれませんか? キャン・ユー・スピーキング・ジャパニーズ?)
 うん、お前は英語を勉強しようか。『キャン』の文で『スピーキング』が出てくるのはおかしい。
(作者:そうかぁ。『スピークトゥ』だったか)
 進行形がダメなら過去形ってわけじゃないし。ってかそもそも、『スピーク』の過去形・過去分詞に『スピークトゥ』はないし。
(作者:おいこらイノブン。読者に英語嫌いかまたは、英語の過去分詞をまだ習ってない人がいたらどうするんだ?)
 そもそもこういう流れにしたのはお前だろ? もういい、本編に戻そう。
「条件って?」
 キュリアの問いに、フェニックスは答えます。
「君が人権を捨てることさ」
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キュリアと謙次 ななじゅうななかいめ!

↑ ケーケー「ラッキーセブンですよ! しかも2つですよ! ↑
↓ イノブン「矢印をタイトルに向けるな!! ちゃんと本編のほうに向けろ!! ↓


 キュリアがふさぎこんで半日以上経過しました。食糧庫をあさって1回食事を取りましたが、それっきり何も食べす、眠ることもなく研究所のそばで体操座りしていました。
 そんな時でした。
「やあ、人殺しちゃん。こんなところでふさぎこんで何をやっているのかな?」
 それは少年のような声でした。でも内容がひでぇ。
 キュリアは声がした方を見ると、全身黄色で直立二足歩行をしているモンスターがいました。
 人型ですが、頭でっかちで足は短く、マスコットキャラクターのような丸くにこやかな顔をしていました。顔どころか、全身マスコットキャラみたいな感じに見えます。どこの国のマスコットキャラだこいつは?
「やあ、僕はフェニックス。モンスター王国の国王をやってる。言わなくても分かると思うけど、君よりもずっと強いよ」
 ああ、あいつか。ずっとキュリアの過去編やってたから記憶になかった。
「……私に何か用?」
 キュリアは低い声で尋ねました。フェニックスは明るい声で答えます。
「うん。君を殺しにきたんだ」
 何こいつは明るい声でこんな物騒なことを言っているんだ!? 恐すぎっぞ!?
「この地域では人を殺しても罪に問われないってことは、君も知ってるね? だから、ここで人をたくさん殺したんだと思うんだけど」
「……そうだけど?」
「確かにこの地域では『罪には問われない』。でも君は、この意味をちゃんと理解していなかったみたいだね」
 フェニックスの言ったことに、キュリアは首をかしげます。フェニックスは続けます。
「つまり、この地域では殺されることになってもあーだこうだ騒げないってことさ。要するに、殺人罪にして死刑を執行するのとだいたい同じことができるってわけ。理解した?」
 キュリアは絶句しました。だってそれって、殺人罪に問われるってことと、同じじゃないですか。
「ただ、上の人たちが自分の立場を危ぶんで、なかなか僕を行かせてくれなかったから、思ったより被害は拡大しちゃったけどね。本来なら、君が一つ部族を壊滅させたところで駆けつけれたはずなんだけどなぁ」
 キュリアは何も言葉が浮かびませんでした。キュリアはめちゃくちゃ死にたくないと思っています。本来、そういう人なら『罠だ! これは罠だ!! これは○○の仕組んだバナナ(罠だ)!!』的なことを言って、罪を他の人になすりつけ、自分は死から逃れようとするんでしょうけど、キュリアはクオリア障害でありながら、頭がいいのです。なので、そんなことを言っても無駄だと言うことが分かっていました。そして考えたあげく、口に出した言葉が、
「……死にたくない」
でした。

キュリアと謙次 ななじゅうろっかいめ!

↓ いじめいくない ↓


 研究員を全員討ち取ったキュリアは、それから長い時間、研究所の外でふさぎこんでいました。
 どうやらキュリアは、ようやく『人を殺してはいけない』という概念を理解したようです。
 え? 何かきっかけでもあったの? と思っている方も多いと思います。そこで、前回の話を振り返ってみましょう。
 キュリアは研究員たちに殺されかけました。そこで始めて味わったのです。殺されることへの恐怖を。死ぬことへの恐怖を。
 それだけではありません。研究員のうちの一人は、こう言っていました。
『どうだ? もっと味わえよ。死への恐怖を! そして貴様が俺たちを生み育ててくれた部族の人たちを殺したことをあの世で詫びろ!!』
 この発言を聞くまで、キュリアは自分が殺した人を、自分と同じ『人間』であるとは思っていなかったのです。もちろん、人間であることは知っていましたが、……何と言えばいいでしょうか。つまり、『自分がされたくないことを、他人にしてはいけない』という概念が、キュリアの中になかったのです。
 しかし、自分が殺した人が、自分と同じ『人間』であるということを、キュリアは初めて認識できました。
(作者:きっかけがアレなのに、何で認識できたのかって? それはキュリアがクオリア障害だからです。われわれの思考回路とは全然違う思考回路を持っているので、なぜかこうなるのです)
 便利な設定だな。
 そんなこんなでキュリアは長い間、ふさぎこんでいました。自分が犯した罪を悟ったのです。『人を殺してはいけない』というのは、法律で縛られているからではなく、誰もがこの上なくされたくないことだからである、と。
 キュリアは殺されかけたとき、考えたのです。『死ぬ』ということはどういうことかと。
 キュリアは、『死ぬ』ということは『無に帰る』ということと同じだと考えました。死を境に、自分は何を思うことも、何を考えることもできない。うれしいと思うことも、辛いと思うこともできない。気持ちいいと感じることも、苦しいと感じることもできない。人は死ぬとそうなると、キュリアは考えたのです。
 なお余談ですが、キュリアは『無に帰る』ことを大いに嫌がります。どんなに精神的に追い詰められても、『鬱だ死のう』などとは考えません。ほら、最近いじめられっ子がよく自殺するじゃないですか。キュリアはクオリア障害のせいで、ああいう風にはならないのです。
(作者:なお、もっと余談ですが、今いじめを行っている方は、なるべくいじめをしないようにしてください。いじめの対象があなたに切り替わる可能性があるので、いじめられている人をかばえとは言いません。しかし、いじめというのはよくて傷害、最悪殺人です。僕の言っていることは言いすぎではないと思いますよ。いじめられる側が精神的にも身体的にも傷つかないというのは、あんまりないはずです。
 いじめる側が1人減ったぐらいでは、なにも変わらないかもしれません。しかし、1人1人と減っていくことで、いじめの被害に遭う人が減っていくのは確かだと思います。それは、それだけの人の命を救えるということと同じ意味だと思います。なので、なるべくいじめはしないようにしてください)
 ……なあ作者。これなんて小説?
(作者:キュリアと謙次)
 だよな。
(作者:それがどうかしたの?)
 ……作者に聞いたイノブンがバカだった。

キュリアと謙次 ななじゅうごかいめ!

イノブン「あれ? お前って鬱ものや残虐ものなど、ひどい内容の話は嫌いじゃなかったか?」
ケーケー「そうなんですよ。特に、棒魔法少女アニメを見てからはいっそう嫌いになりましたね」
イノブン「……今回の内容に突っ込んだら負けなのだろうか」


 それは、突然のことでした。
 キュリアは、実験の準備をするから、座ったまましばらく待っているようにと、研究員から言われていました。しかし、実験開始の合図もないまま、キュリアは背中に激しい痛みを覚えました。
 いや、背中だけじゃありません。キュリアの胸も激しく痛み出します。キュリアは自分の胸のあたりを見ると、先がとがっている真っ赤なものが見えました。
「ぐあっ!?」
 キュリアの胸を貫いていた真っ赤なものが抜かれると、キュリアはそのまま前のめりに倒れました。
 研究員は言います。
「実験は成功だな。筋肉による抗力を魔力によって激減させることで、コイツのようなつわものでも、あんなでっかいとげで貫けるとは」
 キュリアの胸を貫いたのは、かなり長く、末端がキュリアの二の腕並の太さを持つ金属のとげでした。そのとげは、キュリアが座っていた椅子の背もたれから突き出されました。
 このころのキュリアはそこそこ強いです。剣をふるって腕を切断しようとしても、キュリアの筋力によって阻まれ、腕の太さの半分も切れないでしょう。
これは、キュリアが筋肉ムキムキだということではありません。
(作者:当たり前です)
 この世界の人たちは、魔力で自分の筋力を上げることができます。これは強化魔法とかではなく、普通に筋トレしてると、われわれの筋肉がついていくように、この世界の人の筋力が魔力によって強化されるのです。なので、この世界では見た目筋力なさそうでも、実際にはすごい力持ちだという人もいます。
中には、筋肉をダイヤモンド並みにかたくできる人もいます。筋力が物理的に強化されるだけでなく、魔力によっても強化されるので、筋力に限界がないのです。また、そういう理由で、この世界では男女間の身体能力差というものがまったくないと言っていいぐらいにないです。
……長くなりましたね。つまり、普通だったら、大きな金属のとげぐらいでキュリアの胸を貫通させることなど、とてもじゃないができないわけです。それだけ強いから、キュリアも安心していたんでしょうけど、科学ってすごいですね。
 キュリアは自分の胸に回復魔法を使います。別に、胸を大きくしたいというわけではありませんよ。自分が死にたくないがための処置です。
「無駄だ。お前は心臓を貫かれている。……キュリアと言ったな。お前の戦闘データは事前に調べておいてある。どうやら回復魔法は得意じゃなさそうだな」
 研究員のうちの一人が言いました。研究員は続けます。
「どうだ? もっと味わえよ。死への恐怖を! そして貴様が俺たちを生み育ててくれた部族の人たちを殺したことをあの世で詫びろ!!」
 研究員は怒りのままに叫びました。対するキュリアは、まだ回復魔法を止めていませんでした。
(いやだ……、私、死にたくない……!!)
 心の中で、そう強く思ったキュリア。そんなキュリアはどうしたかというと……。
「がっ!?」
 研究員のうちの一人の首に、噛みつきました。
 それを見て、別の研究員は言います。
「狂ったか。……だがいいさ。俺たちは自らの命を捨てる覚悟を持って、お前を殺そうとしたんだ」
 しかし様子が変です。噛みつかれた研究員の肌が徐々に青くなっていきます。
 感づいた研究員は言います。
「ま、まさかコイツ、血を吸って……!?」
 噛みつかれた研究員は倒れます。キュリアは、肌が青っぽくなっていますが、胸からの流血はもうほとんどありません。
よく見ると、キュリアの犬歯がやたら長くなっています。そして、その犬歯は血で真っ赤に染まっていました。
キュリアは、ふらふらと他の5人の研究員に近づいていきます。そのうちの一人は、倒れこんでこうつぶやきました。
「あ、悪夢だ……。ちくしょう! ちくしょう!」


キュリアと謙次 ななじゅうよんかいめ!

↓ 木曜更新まで忘れるとか、そろそろ頭がヤヴァくなってきたかもorz ↓


 その後、3つの部族に挑み、見事に圧勝したキュリア。どのくらいの圧勝ぶりかというと、名目上は『戦争』なのに、傍から見たら『虐殺』にしか見えないくらいの圧勝ぶりです。
 前回、ある部族の長が言っていた通り、この『バルカン半島』内には『法律』というものがありません。なので、キュリアはどれだけ『戦争』しようと、罪には問われないのです。現在、キュリアは4つの部族、合計92人を殺しています。
 4つ目の部族に快勝したあと、キュリアは奇妙なドーム状の施設を発見しました。
 変な形の家だなぁと思って見ていると、中から人が出てきて、キュリアに手を振りました。
 そのときキュリアは空を飛んでいました。地上を歩くよりも空を飛んだほうが楽だし速いからです。
 キュリアは地上に降りて、キュリアに手を振っていた人の元に行きました。
 その人が言うには、ここは研究施設だということです。研究員は6人。6人とも、キュリアとの戦争に負けた4つの部族のどれかに属していたそうですが、研究をしたいという意欲と、同じ部族の人との意見の相違から、部族を反発して出てきたそうです。
 ……『6人とも、キュリアとの戦争に負けた4つの部族のどれかに属していた』の部分を自分で言ってて、嫌な予感しかしなかったのはイノブンだけだろうか?
 キュリアは研究所に入れてもらい、研究所を見学しました。中は意外と広く、薬物から機械類まで、いろいろなものを研究していました。
 研究員が説明するに、この研究所での研究は世間からちゃんと評価されているようです。
(作者:ホントですよ。作者がいうから嘘じゃないですよ。たとえば、薬物で言えば精神安定剤。精神安定剤と聞くと、あまりよくないイメージが強いですが、たいていの人は魔力を限界近くまで使うと、気がおかしくなります。まあ、魔力を限界近くまで使う機会が多くなれば、徐々に精神をコントロールできるようになるので問題ないんですけど。キュリアとか)
 そう考えると、魔法を使うのって、結構恐いもんなんだな。
(作者:いや、そうでもないんですけどね)
 え?
(作者:たいていの人は、そうならないために自動的にストッパーがかかります。ほら、われわれが思い切り力を入れても、筋肉を30%ぐらいしか使えないように)
 え? 思い切り力を入れたら100%じゃないの?
(作者:実は違うんですよ。僕たち人間は、力を100%使わないように制御されてるんですよ)
 そうだったの!?
(作者:……あれ? 30%でよかったっけ? まあ、テキトーでいいや)
 おい!
(作者:『火事場の馬鹿力』って、聞いたことありません)
 それは知ってる。
(作者:テレビで放送されたのを2回ほど見たことあるんですけど、子どもが車の下敷きになってるんですよ)
 それ、子どもつぶれちゃわない!?
(作者:放っておいたらすぐつぶれる。なので、近くにいた男性が車を持ちあげて助けてあげたんですよ)
 男性力強えな!!
(作者:いや、その人一般人ですよ。ただ、人間は追い込まれると、筋肉の制御が外れて、車一台持ち上げれるほどの力を発揮できるんですよ)
 それが『100%』か。……でもそれだったら、普段から100%使えたらいいのに。
(作者:それやると骨が折れる)
 つまり、100%使うってことは、すごく危険なんだな。
(作者:そういうこと。この世界で言う『魔力』は、体力とはあまり関係ないんだけど、70~80%で制御される人が多いんです)
 うん。じゃあ大丈夫じゃない?
(作者:ただ、精神状態が不安定だったり、精神的に追い込まれたりすると、その制御がはずれちゃう人がいるんですよ)
 それで、その人に精神安定剤が効くの?
(作者:それが一番有効なのです。いろいろな薬を試したところ……)
 試すって、人体実験?
(作者:いんや。この世界は魔力によって、いろいろと出来ることが増えているんです。薬の実験も、コンピュータシミュレーションみたいな方法で、だいたい有効かどうかわかる)
 便利いいなあ。
(作者:ともかく、シミュレーションによって、精神安定剤が一番いいというのが分かりました。……しかし、精神安定剤ってそんなに使いやすい薬じゃないし、必ずしも有効というわけではないし)
 じゃあダメじゃん。
(作者:そんなわけで、この研究所が開発したのが、魔力不足用の精神安定剤!)
 やっとつながったか。
(作者:副作用は軽いし、効き目は精神安定剤よりもずっと高いという、超優れもの! ……とまあ、こんな感じのものをいろいろ発明してきている研究所です)
 長い前置きだな。
(作者:まさか、今回の話で筋肉の話をするとは、思ってもいなかった)
 そんな話をされるとは、読者も思っていないと思うぞ。
(作者:じゃあ、フラグだけ立てて、今回は終了するか)
 フラグ?
(作者:研究員はキュリアに、とある実験台になってくれと頼みました。キュリアは了承すると、大きな椅子に座らされました)
 うん。完全なフラグだ。

キュリアと謙次 ななじゅうさんかいめ!

↓ また火曜に更新するの忘れてた。ボケかな? ↓


 『バルカン半島』は、砂漠が大部分を占める半島です。そこには少数部族が点々といて、よく互いの部族間での価値観の違いから、争いごとをおっぱじめたりしています。それゆえか、『ヨーロッパの火薬庫』とも呼ばれています。
(作者:言うまでもないと思いますが、現実世界のバルカン半島はまったくそんなことないので注意してくださいね。多分、砂漠が広がってたりしてませんから。今イノブンが言った設定は、あくまでこの小説内の『バルカン半島』の設定なので、アシカラズ)
 ……まあ、この世界のバルカン半島はそんな感じになってます。この世界では、現実世界と同じ名前の国でも、文化や生活様式が結構違うので、その辺は注意してください。
(作者:だから、日本国外の人で『母国をバカにされた』とか言わないでくださいね。『世界観』が違うので、名前と場所だけしか同じじゃないと思ってもらって結構です)
 世界が違うもんなぁ。世界観も違ってくるさ。
(作者:……そろそろ設定でボロだしそうで怖いから、先進めてよ、イノブン)
 ボロ? ……まあいいや。
 そんなバルカン半島ですが、そこにキュリアは飛んで行ったのです。
 何しにって? ……それは、言うまでもないでしょう。
(作者:分かった! ゲームの世界大会が開かれていたんだ!)
 そんなわけない。
……え? 冗談だよね? まさかここで、『作者の言うことに嘘はない』縛りを使ってたりしないよね?
(作者:当たり前です。まあ、今のは『意見』であって、『嘘』をついたわけではないですしね。ゲーム大会はないです。冗談です)
なるほど。こういうのは縛りの対象にならないわけね。
(作者:そゆこと)
じゃあ、話を進めるか。いちいち止めるなよ。再スタートするの、意外と面倒なんだから。
『人を殺してもいい』と聞いて飛んできたキュリアですが、少し心配になりました。あれだけ母国で『人を殺してはいけない』と言われていたのですから。
心配になったキュリアはどうしたかというと、尋ねました。
何を尋ねたかって? 本当に人を殺していいかって尋ねたんですよ。
キュリアが尋ねたのは、とある小さな部族の長でした。
長はキュリアの問いに答えます。
「戦争をするのか? ここでは互いに戦争に同意すれば、殺し合いをしてもいいことになっている」
「法律とかで罪に問われないの?」
 キュリアがそう尋ねると、長は首をかしげて言います。
「法律? なんだそりゃ? 罪になると言えば、俺らの部族で仲間を殺すような輩がいたら、この上ないほどこらしめて、場合によっちゃあモンスターのエサにでもしてやるが」
「問題ないんだね。じゃあ、戦争してもいいの?」
 キュリアの問いに、長は笑いながら言います。
「おいおい、ガキのくせして、俺らと戦争しようというのか? 俺らの部族には29人いて、そのうち戦えるやつが16人もいるんだ。俺らとしては戦いたい気分だから、やってやるさ」
「同意だね。それで、戦争するのにルールとかあるの?」
 長はキュリアの問いに答えます。
「ねえよ。互いに準備が整ったら開始で、あとは全滅するまで終わらねえ」
 そういうわけで、キュリアはこの部族が戦争の準備を終えるまで待ち、見事圧勝しました。……描写しろとか言わないでくださいよ、グロいだけなので。

キュリアと謙次 ななじゅうにかいめ!

 キュリアが旅を始めてから2年。キュリア14歳。日本共和国(この世界における日本)にて。キュリアは人だかりを見つけました。
「何かあったの?」
 人だかりを構成しているうちの1人に、キュリアが尋ねました。
「嫌な、事件だったね」
 ひぐらしとかは鳴いていませんが、尋ねられた人はそう答えました。
 尋ねられた人は続けます。
「通り魔による殺人事件が起きたのさ」
「殺人事件? あれ? 人を殺しちゃいけないんじゃないの?」
 キュリアはぽかんとした顔でそんなことを尋ねます。
 尋ねられた人は答えます。
「当たり前だ! ……それも、何か恨みがあるわけじゃなく、何の恨みもないのに次々と人を殺していくだなんて……! いかれてる!!」
 尋ねられた人は続けて言います。
「この国はこういうのがたまにあるだけだからまだマシなんだろうけど、『バルカン半島』とか想像しただけでふるえあがるよ。確か、あそこでは人殺しをしてもいいことになっているんだろ?」
「え!? それ本当!?」
 キュリアは驚いて言いました。
「ああ。……本当には本当だが、実際あそこは……」
 尋ねられた人は、途中で話すのをやめました。
 もうそこに、キュリアの姿はなかったからです。
 尋ねられた人がそれを見上げると、勢いよくどこかへ飛んでいくキュリアの姿がありました。飛んでいくと言っても、飛ばされているわけじゃなく、自分の魔法で飛んでいます。
 察するに、『バルカン半島』の方へ飛んで行ったんだろうけど、……あんなことキュリアにふきこんで大丈夫か?
「大丈夫だ、問題ない」
 尋ねられた人は、空に向かってそう告げました。この人頭大丈夫か?
(作者:大丈夫じゃない、問題だ)

キュリアと謙次 ななじゅういっかいめ!

ケーケー「違う、サボっていたわけではない!! 純粋に更新期限を忘れていただけだ!!」
イノブン「それはそれで問題だがな」
↓ 本編 ↓


「な……」
 キュリアの話を聞いて、謙次は唖然としました。
 自分の師匠を殺しただなんて。しかも、殺したことが楽しいだなんて。
 そして何より、時間軸が唐突にキュリアの過去から実時間に戻るだなんて。
(作者:だって、そろそろ謙次出しておかないとねえ。タイトルは、キュリアと『謙次』なんだし)
「でもキュリア、お前が殺したのは100人なんだろ? じゃあ、あとの96人は?」
「正確に言うと、98人だね。私が今までに殺した人の数は102人だよ」
「じゃあ、その98人はどうなったんだよ?」
「その人たちは、私が14歳の時に殺したんだ。つまり、四天王を殺した2年後」
 キュリアは一息ついて、続けます。
「四天王を殺した後、私は久しぶりにエルカと再開したんだ。そして、その時エルカに叱られたんだ。『人を殺してはいけない』って」
 当たり前です。人間がこの世で一番してはいけないことです。
 というか、この世界でも人殺したら犯罪になるよな?
(作者:もちろん。ただ、キュリアが四天王を殺した件についてはちょっと事情があってですね)
 事情?
(作者:四天王というのは、この国に奴隷制があった時代の名残であると見られたんですよ。現にキュリアは、この国が奴隷制を廃止したことを知らなかった。また、四天王はキュリアに対し、修行という度を超えた暴力をはたき、監禁していたわけです。この国の人たちは、奴隷制が廃止されたことで生活を豊かにすることができました。なので、四天王がキュリアに行っていたことをひどく嫌ったのです。それゆえ、この国ではキュリアは罪に問われませんでした)
 なるほど。
(作者:ただ、キュリアの行為も異常なため、『人殺しはいけない』ということを、キュリアに教えつけました)
 絶対そのほうがいいな。
(作者:そのかいもあってか、キュリアは『人を殺してはいけない』という考えを持つようになりました。……ただ、どうしていけないのか、ということは考えませんでした)
 え?
(作者:周りのみんながやってはいけないと言うし、法律でもそう決められているから、人を殺してはいけない。キュリアはそう考えていたのです)
 もう嫌な予感しかしない。
「このあと私は、世界中を旅することにしたんだよ。私はクオリア障害だから、結構いろいろな問題を起こしたんだ。でも、エルカや他のみんなに言われたから、人は殺さなかったんだよ」
 ですが、キュリアは一呼吸置いたあと、こう続けました。
「あのことを聞くまでは、ね」

キュリアと謙次 さんまんにせんはっぴゃくろくじゅうさんかいめ!

イノブン「飛びすぎだ!! というか、そんなに続くのかこの小説!?」
ケーケー「いやあ、いろんなサイトのエイプリルフールイベントに触発されて、つい」
イノブン「おまww」
ケーケー「じゃあ、ここでエイプリルフールらしく嘘つきますけど」
イノブン「お?」
ケーケー「イノブンはかっこいいです」
イノブン「てめえ!! それを言うならケーケーだってかっこいいじゃねえか!!」
ケーケー「うれしい、ありがとう」
イノブン「おい!? お前、今日エイプリルフールってこと忘れてねえか!?」
ケーケー「ん? ああ、そうだったそうだった」
イノブン「あのなぁ」
ケーケー「エイプリルフールと言えば……、そういえば、なんと!!」
イノブン「ん?」
イノブン(『エイプリルフールと言えば』の時点で、この次に言うことが嘘なのバレバレだが、一応聞くか)
ケーケー「KOKOの作ってるRPGが、ついに完成しました!!」
イノブン「おお!!」
ケーケー「ここからダウンロードできます!!」
イノブン「すげえすげえ!! ……で」
ケーケー「ん?」
イノブン「それが嘘なのは分かってる。実際は、そこクリックすると何ダウンロードされるの?」
ケーケー「PHISICAL BALL」
イノブン「……うわぁ、超いらねえ」
ケーケー「実際、土台となるプログラムすら完成してません。何度も同じ部分を作り直しているので」
イノブン「効率悪いなぁ」
ケーケー「一応、TOHOと話し合って、ダンジョン1までの体験版までは作ることにしたので、気長にお待ちください」
イノブン「体験版?」
ケーケー「うん。完成版を作るには、素材の量が全然足りないので」
(※素材:ゲームに使われる画像や効果音、BGMなどのことを指します)
イノブン「挫折する、というわけか」
ケーケー「おそらく。……ただ、最初からあきらめるのもあれなので、完成版を作るかどうかは、体験版を作ってから決めることになります」
イノブン「もしかしたら、できそうなので完成版を作るぜー、ってなことになるかもしれないというわけか」
ケーケー「そういうことです。でも、プログラムできついのは主に土台部分なので、それさえできれば、意外とすいすい進むかもしれませんしね」
イノブン「プログラムは、だろ?」
ケーケー「素材がどうにもならないので、後先真っ暗ですけどね。では、今回はこのへんで」
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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