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キュリアと謙次 ろくじゅうごかいめ!

↓ 『キュリアと謙次』なのに、最近謙次出てないなぁ ↓


 『四天王』。それは南エジプト第13帝国で一番戦いに強い4人組のことです。こんな子どもを奴隷(?)扱いするような国家で一番強いと言ったって、たかが知れています。が、並レベルよりもある程度上の実力を持っていたことは確かです。
 キュリアとエルカは、この四天王のもとで修業することに決めました。そりゃ当然ですね。奴隷がいいか、代わりに修業するかと聞かれたら、たいていの人は修業を選ぶのではないでしょうか?
 ただ……、ふたを開けてみたらどうでしょう?
「ぐあっ!!」
 戦闘訓練の途中、エルカは四天王の一人である大男に殴り飛ばされました。
 大男は言います。
「おいおい、どうしたどうした? 軟弱じゃねえかよ!」
 当たり前です。6歳の女の子ですよ?
「かかってこいよ! ……このままずっともだえ苦しんでるようだったら、もっと追撃喰らわすぞ!?」
 ……えー、かなりひどい展開になりそうなので、ここで描写を中断させていただきます。
 他にも、魔法をなかなか覚えられなかったら鞭で打たれるなど、2人は四天王からかなりひどい扱いを受けました。キュリアはクオリア障害のせいか、そういう扱いを受けることを一切気にしませんでしたが、エルカは違います。
 2人が修業し始めて、しばらくしたある日の夜のこと、
「ねえ、エルカ。私、すごくエキサイティングなこと思いついたんだ」
 四天王が眠っている中、キュリアはエルカに話しかけます。
「まだ当分はやらないけど、でも私がすごく強くなってから、やってみたいんだ。何をやるのかはまだ言わないけど、でもすごくエキサイティングだと思うんだ。それでね……」
「ねえ、キュリア……」
 エルカはキュリアの言葉をさえぎるように言います。
「キュリアは、ここで修業すること、つらくないの?」
「別に。むしろ楽しいよ。強くなれるし」
 キュリアは笑顔でそう返答しました。
「エルカはつらいの?」
 キュリアが聞くと、エルカは小声で、ただし口調を荒らげ、真剣な顔つきで答えます。
「つらいよ!! 奴隷なんかよりずっと!! 毎日、鞭で打たれるなんて、こんな生活もう嫌だよ!! こんなの絶対おかしいよ!!」
 ……おい作者。セリフの最後。
(作者:え? 別に何も変じゃないと思うけど?)
 ……まあいい。
(作者:ちなみに、ここで使われている鞭は、奴隷小屋にある子ども用の鞭ではなく、一振りで赤い筋のつく普通の鞭です)
 なるほど。だったら余計に嫌になるな。
「……分かったよ、エルカ」
 キュリアは言いました。
「『分かった』? 何が『分かった』の?」
 エルカに聞かれ、キュリアははっきりと言います。
「奴隷小屋に戻ろう」
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キュリアと謙次 ろくじゅうよんかいめ!

↓ 最近、RPGのマップ制作ツールを作っていますが、めちゃくちゃ手間取ってます(^_^;) ↓


「ふうん、なるほどね……」
 リーダー格からキュリアとエルカが脱走したことを聞き、女性は言いました。
 リーダー格は暗い顔で、
「申し訳ございません。ただいまこの奴隷どもを奴隷小屋に戻すので……」
「待て。確かにこれはお前らの失態でもあるが……」
 女性はキュリアたちを見ながら言います。
「この子たちもなかなかの腕前と見た」
 女性の言葉を聞いて、リーダー格は、
「で、では!? われわれを許していただけるので……」
「そんなわけあるか!!」
 女性に怒鳴られ、リーダー格は涙目になりました。
 女性は続けて言います。
「お前らはお前らで許されがたい失態を犯しているんだ!! ……のちほど厳しい目に会うことを覚悟しておけと、見張りどもに伝えておけ」
 そう言うと、女性はキュリアたちを振り返ります。
「ところでお前たち、私たち四天王のもとで修業をする気はないか?」
「え? 四天王?」
 エルカは首をかしげて言いました。するとキュリアが、
「あ! 知ってる! 確かこの国で一番強い4人組さんだよね?」
「ええ、そうよ。それでどうだい? 私たち四天王のもとで修業をする気はないかい? ……それともこのまま奴隷小屋に戻って、奴隷生活を続けるかい?」
 女性に言われ、2人は顔を見合わせます。そしてすぐにこう言いました。
「「行きます! 私たち修行します!」」

キュリアと謙次 ろくじゅうさんかいめ!

↓ 調子に乗って長くしすぎたorz ↓


(もうすぐ……、出口!)
 今キュリアが心の中で言った『出口』とは、人物の名前ではありません。
(作者:当たり前だ)
 では、どういう出口なのかというと……、
「やった! 出口……、って」
 キュリアは一瞬喜びましたが、そこはすぐ曲がり角でした。
 そしてその曲がり角を曲がると、また近くに曲がり角がありました。
 そう、キュリアたちの言っていた『出口』とは、単に作業場からの出口であるだけです。その先には、曲がり角が多くてカクカクした、迷路状の道があったのです!
(作者:ちなみに、迷路状といっても、見張りたちが出れなかったらまずいので、この道は一本道で鉱山の外につながっています)
 なるほど。……でも、こういう風に迷路状になっているのは、奴隷たちの脱走を防ぐためだよな? それで一本道になってたら、迷路状になってる意味なくね?
(作者:いや、こういう道でも奴隷たちの脱走をしにくくできるよ。その根拠は2つある)
 2つ?
(作者:1つ目は、こうやって迷路状にすることで、脱走成功までのルートが長くなるからだ)
 まあ、直線の道よりかはずっと長くなるわな。
(作者:そして2つ目だ。この2つ目の理由こそが重要だ)
 じゃあ1つ目いらなくね?
(作者:それは言わない約束)
 サーセン。
(作者:2つ目の理由、それは……)
「え?」
 キュリアは驚きます。なんと突然、迷路状の道の明かりがなくなり、キュリアたちの目の前は真っ暗になったのです!
(作者:2つ目の理由、それはこうして明かりを消すことで、脱走者の動きをかなりにぶらせることができるからだ)
 確かに、迷路状の道で明かりをなくされたら、どうしようもなくなるわな。
(作者:そゆこと)
 でも待てよ。これだと追いかける側も道が分からなくならない?
(作者:そこは大丈夫。だって……)
「まったく、普通の奴隷までつれ出しやがって……。キュリアのやつ、いい加減におとなしくしてほしいな」
 そう言って、追いかける側であるリーダー格の見張りは、出口付近の壁に掛けてあったゴーグルを取り外して身につけました。
(作者:このゴーグルは暗いところでもある程度、どこになにがあるか見えるようにするためのものです)
 へえ。……ある程度?
(作者:完全にではないよ。でも、だいたい分かるから、ゆっくり歩きながら追いかけることはできるよ)
 ゆっくりって……。とはいうものの、キュリアたちは周りが暗くてあまり身動きが取れない状態だから……、
(作者:そ。どう考えてもリーダー格さんが有利)
 なるほどな。だいたい分かった。
 リーダー格は徐々にキュリアたちとの距離を縮めていきます。キュリアたちも、そのことは分かっていました。なぜなら、ここは洞窟のようになっているので、リーダー格の足音がよく聞こえるからです。
 リーダー格の足音が徐々に大きくなってきました。
「嫌だ! 鞭打ちだけは嫌だ!」
 エルカは大声だしてわめき出します。リーダー格は憐みの表情を浮かべながらも、一歩一歩、着実にキュリアたちに近づいていきます。
「こ……、こんなはずじゃ……」
 キュリアは絶望しながらも、どうにか前に進もうとしました。さきほどからガンガンと壁にぶつかっています。迷路状、とは言ったものの、実際の迷路よりも曲がり角は多い気がします。あと、一本道ではありますが、明かりをつければ1,2メートルほど先に壁が見えるほどの分かれ道はあります。……あれ? これ一本道って言わなくね。
(作者:推敲するのめんどいから、これは一本道ということにして、先に進もう)
 ひでぇ!!
 まあ、そんな感じで足音はだんだんと大きくなります。しかし、キュリアは諦めようとしません。
(捕まったらエルカを苦しめちゃう。……絶対に逃げなきゃならないのに! くそ! くそ! せめてどこに壁があるかが分かれば……!!)
 と、そんな時でした。まるで今キュリアが思ったことが脱出成功フラグであったかのごとく、キュリアはだんだんと周りが見えるようになってきたのです!
(作者:まあ、脱出成功フラグですけどね)
(目が慣れてきたのかな? ……いや、違う。周りが普通の明るさで見える!)
 ここで『周りがどんな明るさであっても、普通の明るさで見える』能力が覚醒したというわけですね。
「こっちだよ! エルカ!」
 キュリアは走り出しました。周りが普通の明るさで見えるため、もう壁にぶつかることはありません。
 異変に気付いたリーダー格はあわてだしました。急いで走ろうとしましたが、周りが分かりにくいせいか、壁にぶつかりました。これで立場逆転です!
 実を言うと、能力覚醒前、キュリアたちとリーダー格との距離はおよそ5メートル、かなり危なかったです。
 これで徐々にキュリアたちとリーダー格との距離が離れていきます。しかし、キュリアもエルカもまだ子ども。なのでだんだんと足が遅くなってきました。それに対するリーダー格は大人なので、足が速いです。また、周りがある程度は見え、そしてこの迷路状の道を何度も通った人なので、距離の開き具合が徐々に小さくなっていきました。
 しかし、リーダー格との距離がまだある程度開いているときに、キュリアたちは本当の光を目にしました。……そう、外への出口の光です!
 外は夜でしたが、電灯がついていたため、出口は明るかったのです。こうして2人は、鉱山からの脱出に成功したのです!
「やったー! 脱出成功したよ、エルカ!!」
「うん! やったねキュリア!!」
 2人は脱出できたことを互いに喜び合います。しかし、リーダー格の足音は徐々に大きくなってきます。
「……あれ? キュリア、これで本当に脱出成功、……なのかな?」
「そんなわけがあるか!!」
 出口にたどりついたリーダー格が言いました。リーダー格は2人を捕らえました。
 外へ脱出できても、追手がいなくなるわけではありません。当然ですね。
「さあ、戻っておしおきだ!」
 リーダー格が鉱山へと戻っていこうとした、その時でした。
「ん? なんだいその子たちは?」
 1人の女性が現れ、リーダー格に尋ねました。
「あ、……あなたは!?」
 リーダー格は驚きの声を発しました。
「さて、どういうことか、詳しく説明してもらいましょうか」
 女性が言いました。

キュリアと謙次 ろくじゅうにかいめ!

↓ キュリアの過去編って、なんか短くできる回が多いんだよね ↓


 ガチャン!
 これは皿がわれた音でも、二足歩行型戦闘兵器が銃を構えたときの音でもありません。キュリアが奴隷小屋の鍵を開けた音です。
「……ん?」
 この音は大きいので、見張りたちも目を覚ましました。……ってかお前ら見張りなら、夜中に誰か脱走しないか、一人ぐらい起きて見張ってろよ。
 キュリアはエルカと顔を合わせ、それを合図に2人で出口に向かって猛ダッシュしました。
「あ! おい! あいつら脱走してるぞ!!」
「むにゃむにゃ……、え? 脱走? ……脱走だと!?」
 見張りたちは全員さわぎ始めました。しかしすぐにリーダー格の人が、
「待て、どうせあの迷路はくぐり抜けられん。懐中電灯を貸せ、俺が行って捕まえてくる」
 おお、さすがリーダー格。言うことが若干かっこいい。……ってか迷路って何?
 リーダー格の人は続けて言います。
「にしても何で鍵が開いているんだ? お前ら、念のため自分の鍵があるか確認しておけ」
 そう言ってリーダーはキュリアたちを追って行きました。
 自分の鍵があることを確認した見張りたちは、
「……まあ、あるわな」
「取られたら普通気付くと思うし」
 ただ、見張りの中で一人だけ、顔を真っ青にしてずっと鍵があるかどうか探し続けている人がいました。
 その人は、本日、キュリアを鞭打った見張りの人でした。

キュリアと謙次 ろくじゅういっかいめ!

↓ 短めになってしまったorz ↓


「ねえ、エルカ」
 キュリアは小さな声で訊きます。
「この、奴隷小屋の鍵って、開けるときにガチャンって、結構大きな音を出すよね?」
「うん」
「つまり、コソコソ出れるわけじゃないってことだね」
「え?」
「だって、大きい音が出たら、見張りの人たちが起きてきちゃうじゃん」
「なるほどね。……で、どうするの、キュリア」
「コソコソできないなら、鍵を開けたら即座に出口に向かってダッシュするしかないよ。今から鍵を開けようと思うんだけど、準備はいい?」
「……うん。でもキュリア、本当にそんなので大丈夫なの?」
「……分からない。でも自信はあるんだけどなあ。だって、出口はすぐそこじゃん」
 奴隷小屋から出てすぐ右に曲がり、しばらくまっすぐに行くと出口らしき穴があります。見張りに捕まらずに、そこまでたどり着ければ脱出成功ですね!
 ……あれ? 本当にそれで成功になるのか? 何かおかしい気がするが
(作者:そんなの気のせい、って作者は作者は嘘をついてみたりー)
 なんだ、イノブンの気のせいだったか。ならいいや。
 ……あと作者。
(作者:何?)
 気持ち悪いよ。
(作者:……はい)

キュリアと謙次 ろくじゅっかいめ!

↓ 59回目と同じ日の出来事です ↓


 その日の夜、みんながもう眠っている時間に、キュリアはエルカをゆすって起こしました。
「ん……、なに、キュリア?」
 エルカは大あくびをしながら言いました。それもそのはず。いつもならスヤスヤと眠っている時間帯なのに、無理やり起こされたのですから。
 エルカの意識が徐々にはっきりしてきます。するとエルカはキュリアの持っているあるものに気付きました。
「え!? ちょっと!! キュリアそれ……」
 キュリアは大声を出すエルカの口をあわててふさぎます。え? なぜって? それはみんなに起きてもらってはまずいからですよ。
 だってキュリアが持っているもの……、それは、この奴隷小屋の鍵なのですから。
「しー……。静かに、エルカ」
「キュ、キュリア、キュリアはどうしてそんなものを持ってるの?」
 エルカは小声で尋ねました。キュリアは答えます。
「私ね、毎日鞭打ちされてるよね。そのときずっと、この鍵を奪うタイミングを待っていたんだよ。それでね、今日ようやくスキができて、この鍵を見張りさんから奪うことができたんだ」
 キュリアって、この時6歳ですよね? あれ? 6歳児って、こんなに頭よかったっけ?
(作者:キュリアはクオリア障害ですが、頭はとってもいいのです)
 なるほど。……あれ? クオリア障害って、精神障害じゃなかった?
(作者:まあ、そうなんですけど、ちょっと変わった精神障害でして……、クオリア障害と頭の良し悪しはあまり関係ないのですよ)
 へえ。まあとにかく、キュリアが天才であるおかげで、キュリアは上手く見張りから鍵を奪うことに成功したわけです。
 キュリアはエルカに言います。
「それでね、今から私、脱走しようと思うんだけど、エルカも一緒に行かない?」
「え!? でも捕まったら鞭打ちだし……」
「私、今回は自信あるんだけどなぁ。まあ、エルカが脱走したくないならいいや」
「脱走はしたいけど、……鞭打ちは嫌だし」
「どうする? 早く決めてよ」
「うぅ~……、うん、行くよ私。キュリアと一緒に脱走する」
「よし、そうと決まればさっそく脱走だね」
 キュリアはそういうと、エルカを連れて静かに奴隷小屋の鍵穴に近づいて行きました。

キュリアと謙次 ごじゅうきゅうかいめ!

↓ もう胃カメラなんか一生やりたくない ↓


 この日もキュリアは夕食後に脱走を試み、捕まりました。
 見張りは鞭を打ちながら、弱々しい声でキュリアに言います。
「なあ、もういい加減、脱走できないのは分かったろ? 頼むからこんなことはもうやめてくれよ。……俺たちは子どもが好きだから見張りになったんだ。だから、本当はお前たちみたいな子どもに鞭を振るいたくなんかないんだ」
「じゃあ無理に鞭を振るわなくていいよ」
 キュリアは言いました。見張りは反論します。
「振るわなくていいなら振るってないさ。だが、上からの命令で、脱走だけはこうせざるを得ないんだよ」
 へえ。でもどうして脱走だけなんだろ?
(作者:それは僕の方から言いましょう)
 お前、よく出てくるな。
(作者:むしろ作者が出ない小説の方が少ないだろ?)
 まあ、地の文として作者が出てくるものが多いのは事実だが、なんでだろう、お前は出てきてはいけない存在なのに出てきているような気がする。
(作者:そんなの気のせい。イノブンがそう思うのは、お前が地の文をやっているからだろう)
 そうか?
(作者:そうそう。まあそれはさておき、なぜ脱走だけがいけないのかを説明しましょう)
 おう。
(作者:まず、この国の国民は、あまり教育を受けていませんが、どうしてでしょうか?)
 え? それは国に対して反抗したりしたら貴族が困るからだろ?
(作者:そのとおり。このようにこの国は、国民が国への対抗心を持たないようにさまざまな工夫をしているわけです)
 まあ、国民が反抗したら、この国のシステムは成り立たなくなるみたいだしな。……イノブンもあまりよくわかっていないけど。
(作者:ここでクエスチョン。脱走は国に対する反抗である。○か×か)
 なるほど、そういうことか。国に対する反抗の一種だから、脱走は簡単に許されないのか!
(作者:……できればクエスチョンに答えてほしかった)
 できなかったからしょうがない。ともかく、そういうことだろ?
(作者:まあね。奴隷小屋からの脱走は、明らかにこの国への反抗ですから)
 ちなみに、作者の説明に納得のいかない方はコメント欄までどうぞ。でも、どうせこの作者のことだから、論理に穴の1つや2つあってもおかしくはないんですけどね。
(作者:おいこらイノブン!)
 なんだ? イノブンが何か間違ったことでも言ったか?
(作者:ああ。僕の論理の穴が1つや2つで済むはずがない!!)
 それを自分で言うか!?
(作者:とまあそういうわけですので、本編をお楽しみください)
 無理やり戻したな、まあいい。
 鞭打ちの刑を受けたキュリアは、とぼとぼと奴隷小屋に戻って行きました。
 ただよ~く見ると、このときのキュリア、なんか嬉しそう。
 またよ~く耳をすませると、キュリアから、チャリン、チャリンという小さな金属音が聞こえます。

キュリアと謙次 ごじゅうはっかいめ!

イノブン「今回、作品のクオリティ低くない?」
ケーケー「超眠い。いい加減早く寝たい」
イノブン「ひさびさの更新かと思ったらそれかよ!!」


 キュリアが奴隷小屋に入った翌日、
「……ああ、どうしよう」
 キュリアはとても困っている女の子を見つけました。よく見ると、その女の子は昨日、キュリアに脱走した男の子のことを話してくれたエルカでした。
「どうしたの?」
 キュリアは尋ねます。エルカが言うには、えーと……、どうやら他の奴隷たちの成果を台無しにするようなミスをしてしまったようです。詳しくは作者にどうぞ。
(作者:……まあ、とにかく重大なミスをしたんですよ。ええ)
 ……お前、こういう仕事でどういうミスがあるのか知らないからって、いくらなんでもそれは投げやりすぎじゃないか?
(作者:でも、それについて調べてると、今日は絶対更新できないし……)
 ……まあ、先に進めるか。無駄な議論は時間の無駄だな。
 ともかく、エルカが重大なミスをしたようです。エルカはおびえながら言います。
「もしかしたら、キュリアちゃんみたいに鞭で打たれるかも……」
 キュリアは首をかしげて訊きます。
「そんなに鞭で打たれるの嫌なの?」
「あたりまえだよ! 痛いじゃん! ……鞭で打たれたことないけど」
 打たれたことないのに、よく痛いなんて言えるな!!
(作者:想像できるだろ。第一これ、6歳同士の会話だぞ?)
 キュリアは尋ねます。
「痛いの嫌なの?」
「嫌だよ! 絶対嫌だよ……!」
 エルカはそう言って泣いてしまいます。キュリアは
「……ふぅん」
 と一言いっただけでした。
 時間があまり経たないうちに、見張りの人がやってきました。
「うわ、誰だ!? こんなことをやったのは!!」
 見張りの人が言うと、キュリアが、
「私だよー。ごめんぴー」
 と訳の分からない返答をしました。
「……え?」
 突然のことに、エルカは呆然とします。
 キュリアがエルカの罪をかぶった結果、キュリアは鞭打ちどころか、一切体罰を喰らわず、ただ長い時間怒鳴られていただけでした。
 キュリアはクオリア障害のためか、見張りの人の問いに、訳の分からない返答ばかりしていました。しばらくすると、見張りの人はその応答に疲れ、去って行きました。
「体罰、くらわなかったよ?」
 キュリアがエルカに言いました。エルカは、
「なんで……」
 おどおどしながらキュリアに訊きます。
「なんで、私をかばったの?」
「え? なんでって、だってエルカ、とても嫌そうにしてたもん」
「……え?」
「私は痛いのへいきだから、代わってあげようと思ったんだ」
「……私のことを考えてくれたんだ。ありがとう、キュリア!!」
 このことをきっかけに、キュリアとエルカは仲良しになっていきます。
 なお、この日の夕食後もキュリアは脱走しようとして捕まりました。それ以後も、ずっと夕食が終ると、キュリアは脱走しようと試み、捕まります。
プロフィール

ケーケー

Author:ケーケー
趣味:自作小説執筆、プログラミング、電子工作
好きなゲーム:ぷよぷよ

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